平成15年度情報システム工学序論 Inside of the Black Box バーコード(スキャナ) 情報システム工学科 1年 0311300243 佐藤 繁 2003年 7月18日
背景 ●店で売っている物には必ずと言っていい程付いているバーコードだが、一体どんな仕組みで読み取られているのだろうか。
目的 ●バーコードの種類。また、どんな情報を持っているのか ●読み取る際に行われている動作
バーコードの種類 ●世界中で使用されているために、いくつかの種類が存在する。 ●販売の為だけでなく、物品などの管理にも多様されている。
JAN・EAN ●JANは(Japanese Article Number)の略で、現在食品や雑貨等に使用されるコードの中心となっている。 ●EAN(Europian Article Number)は、国際規格となっており、JANもこの一部。よって、この規格に準じている国ではJANも使える。 JAN EAN
UPC ●アメリカ・カナダにおける食品・雑貨等に使われている。アメリカはEAN規格に準じていないので、アメリカに輸出する時はこのコードを取得しなければいけない。
NWー7 NWー7 ●特徴としてバーの太さが太い、細い、の2種類しかないことがあげられる。 ●比較的誤読しにくく、印刷に精度もあまり必要としないので、図書館や会員カードなどの管理に使用されている NWー7
CODE39 CODE39 ●これもバーの種類が太い(Wide)細い(Narrow)の二種類で構成される。 ●幅が広く必要だが、その分誤読率が低い。よって工業関係で多用される。 CODE39
バーコードの持つ情報 よく見かけるJANを例に挙げて・・・ ●結論から言えばバーが表しているのは下にある数字。 ●スキャナにこの数字を読み込ませるのにバーという形をとっている。
読み取る仕組み1 1、LEDから光を照射する 2、反射してきた光をレンズで捉える。(バーの部分は反射し、空白の部分は乱反射する。) 3、その像がCCDセンサーに写る。 デコーダー
読み取る仕組み2 4、センサーは写った光の強弱を読み取り、波形(アナログ信号)にする。 5、それをさらに2進数に変換する。 CCDカメラ 4、センサーは写った光の強弱を読み取り、波形(アナログ信号)にする。 5、それをさらに2進数に変換する。 6、デコーダーでデータにされて出力先へ。 レンズ
CCDの読み取り過程
技術1 ◇POSシステム コンビニ等で使われている技術。バーコードから、その商品がどんなものか、いくらか、在庫などを一挙に管理できる。流通の円滑化に大きく貢献している。JANなどが使用される。
技術2 ◇図書管理 図書館での、蔵書や利用者などの管理に 使われることにより、作業効率が向上した。 図書館での、蔵書や利用者などの管理に 使われることにより、作業効率が向上した。 また、複数の図書館の情報交換などにも使われている。NW-7など精度があるものが使用される。
まとめ ●バーコードはそれ自体では意味を持たないが、商品を管理する上で非常に便利である。 ●スキャナもペン型や、定置式スキャナ、さらには携帯電話など多様化している。
感想 ●ここに配属されたのに分解作業が一切無かったのは問題外。ちゃんと考えるべきだった。 ●バーコード自体に意味がないのは意外だった。 ●案の定というかアメリカは独自の規格を使用していた。近いうちにEANと統合を図るらしいですが。
参考文献 http://www.technoveins.co.jp/ ●バーコード入門 http://www.technical.or.jp/handbook/ ●Techno Veins http://www.technoveins.co.jp/ ●情報機器と情報社会のしくみ素材集/ http://www.kayoo.org/home/mext/joho-kiki/ ●POWEREDCOM http://www.poweredcom.net/