中性子イメージング専門研究会@京都大学原子炉実験所

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中性子イメージング専門研究会@京都大学原子炉実験所 2012/01/05-06 フィンチューブ熱交換器における 着霜現象の定量評価 Quantitative evaluation of frosting phenomena on fin-tube heat exchanger 関西大学   吉村 智也  網 健行   梅川 尚嗣  松本 亮介 京都大学原子炉実験所   齊藤 泰司

Background 中性子ラジオグラフィを用いた 局所および時間的な着霜分布(水分分布)の定量評価 I I0 目的 ✓金属は透過し,水に対して強く減衰   ⇒フィンチューブ熱交換器への着霜の評価が可能 目的 中性子ラジオグラフィを用いた 局所および時間的な着霜分布(水分分布)の定量評価

Experimental apparatus Digital camera Blower fan Orifice Electronic balance Hygrometer Temperature control heat exchanger Visualization area Frosting section Air flow ×:Humidity ×:Thermocouple Neutron beam

Experimental apparatus 50mm Brine Fin-Tube heat exchanger Material:Pure aluminum 10mm Neutron beam Experimental condition Ambient temperature [deg. C] 20.8 Inlet air temperature [deg. C] 6 Air flow rate [ℓ/min] 250 Brine temperature [deg. C] -19 Frosting time [min.] 145 105mm 95mm

Neutron radiography Neutron source Nuclear reactor KUR(B4 port) Beam port refrigerator Nuclear reactor KUR(B4 port) Thermal output 1 MW Guide tube length 11.7 m Guide tube cross section 10(D)×74(D’) mm Typical spectrum 1.2 Å Neutron flux 1×107 n/cm2s Camera Frame Frosting section CCD camera “PIXIS 1024B” (Princeton Instruments) Imaging array 1024×1024 pixels Lens “APO MACRO 180mm F3.5” (SIGMA corporation) Exposure 30 sec.

Experimental results 無着霜時の減衰式 着霜時の減衰式 着霜量 0 min 145 min 取得画像 処理後画像 G:ゲイン O:オフセット 無着霜時の減衰式 着霜時間 0 min 着霜時の減衰式 モルフォロジフィルタ によるノイズ除去 着霜量 145 min 737 2220 1.1 [g/cm2]

Experimental results X Y 5 4 3 2 1 各点における着霜量の時間変化 600pixel 1024 1.1 600pixel 5 4 3 2 1 1024 1.1 g/cm2 X Y ①:(243,745) ②:( 60 ,630) ③:(243,535) ④:(135,480) ⑤:( 60 ,420) 各点における着霜量の時間変化

Summary 中性子ラジオグラフィを用いて フィンチューブ熱交換器への着霜分布測定を行い以下の知見を得た. ✓熱交換器への着霜現象を評価するにあたり,中性子ラジ   オグラフィが有用な計測ツールであることが確認できた. ✓各着霜時間において着霜状態を撮影した結果,時間的な   累積着霜量の遷移,空間的な着霜分布を定量的に評価   できる事が分かった.