Java入門 13.5カラーの使用 13.6テキストの表示 2003/12/12 紺野憲一
13.5 カラーの表示 java.awt.Colorクラスを使って色を扱う事ができる。コンストラクタは以下のとおり。 13.5 カラーの表示 java.awt.Colorクラスを使って色を扱う事ができる。コンストラクタは以下のとおり。 color(int red,int green,int blue) red,green,blueはそれぞれ0~255の範囲で色を表す。 color(int rgb) rgbはビット23~16がレッド15~8がグリーン7~0がブルーを表す。 color(float r,froat g,froat b) r,g,bは0.0~1.0fまでの範囲で色を表す。 また特定の色を表す定数として black,blue,cyan,darkGray,gray,green,LightGray,magenta,orange,pink,red,white,yellow が定義されている。
カラー表示の例 このアプレットではウィンドウに表示する文字を青色に変えています。 import java.applet.Applet; 出力結果 Blue String Green String ※色は適当 import java.applet.Applet; import java.awt.Color; import java.awt.Graphics; public class Co extends Applet{ public void paint(Graphics g){ g.setColor(Color.blue); g.drawString("Blue String",100,50); g.setColor(new Color(23,205,7)); g.drawString(“Green String",100,100); }
13.6 テキストの表示 ・java.awt.Fontクラス 13.6 テキストの表示 ・java.awt.Fontクラス java.awt.Fontクラスにフォントに関するさまざまな情報が含まれています。 コンストラクタの例 Font(String name,int style,int ps) nameはフォント名、styleは書体、psはフォントのポイント数 これで設定したフォントはserFont()メソッドを使ってグラフィック画面で使う事が出来ます。 void serFont(Font font) この後drawString()メソッドを使って表示された文字列にはこのフォントが適応されます。
13.6+ テキストの表示 ・java.awt.FontMetricsクラス 13.6+ テキストの表示 ・java.awt.FontMetricsクラス java.awt.FontMetricsクラスを用いるとフォントのサイズに対するさまざまな情報を取得する事が出来ます。 取得できるメトリックスは、アセント、ディセント、レディング、高さです。 アセント :行のベースラインから上にはみ出した部分の距離 ディセント :行のベースラインから下にはみ出した部分の距離 レディング :ディセントから次のアセントまでの空間の距離 高さ :アセント+ディセント+レディング 一行の幅の合計 コンストラクタ FontMetrics(Font font)
テキストの表示例 import java.applet.Applet; このアプレットでは文字列とその行のベースラインを表示している。 import java.awt.*; public class Co extends Applet{ public void paint(Graphics g){ int baseline=100; g.setColor(Color.lightGray); g.drawLine(0,baseline,200,baseline); g.setFont(new Font("Serif",Font.BOLD,36)); g.drawString("Font String",5,baseline); } このアプレットでは文字列とその行のベースラインを表示している。 出力結果
問題 先のプログラムでベースライン以外にアセントとディセントの線を引くアプレットに変えよ。