USENIX 2004 A Transport Layer Approach for Improving End-to-End Performance and Robustness Using Redundant Paths 寺岡研究室 斉藤俊介.

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UDL( 片方向通信路 ) 衛星リンクには Feeder,Receiver が存在 双方向通信には2つのチャンネル データの流れは一方通行 N 局による通信には n(n-1) のチャンネルが必要 送信局が入れ替わることにより、 擬似的に多対多型通信を行う研究もされている.
博士論文原案. 大枠 Mobile Centric L3/L4 Framework 問題意識 イメージ図 CS データリンク層 アプリケーション層 PS 管理副層 (IP)CS 管理副層 コンバージェンス副層 TCPUDPSCTP コントロール副層 アプリケーション要求値 / アプリケーションタイプ.
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USENIX 2004 A Transport Layer Approach for Improving End-to-End Performance and Robustness Using Redundant Paths 寺岡研究室 斉藤俊介

背景 overlay networksではホストのペア間で冗長経路をもつことが一般的 stub networksのmultihoming化 移動端末の複数通信チャネルの利用 複数リンクを活用した効率的な無線アクセス通信の研究

Multi-homed Host 帯域集約 (pTCP, R-MTP) 耐障害性 (SCTP) シームレスハンドオフ, 負荷分散… Internet

関連研究 (using multiple paths) Link-striping algorithms [SIGCOMM1996] Multiple TCP sockets [IPDPS 2002] SCTP [RFC 2960] R-MTP [ICNP 2001] active probingによる帯域見積もり pTCP [MobiCom 2002] 経路選択のseparate mechanismが前提

mTCP概要 overlay networkにおける冗長経路を利用したTCPの帯域集約機構 → 上記システムを実装・評価 path failuresからの迅速な回復 shared congestion検知メカニズム 複数経路のpassive monitoring disjoint pathsの発見機構 → 上記システムを実装・評価

Path Selection (1) Resilient Overlay Networks (RON) Underlying Routing Layer オーバーレイを使用してパスの断絶や悪化によるパフォーマンス低下に対応 policy routing (遅延・ロスレート・スループット) mTCPは通信開始時にRONにクエリを送信し、利用可能な経路情報を得る ベストスコアをもつRON pathをk個選択

Path Selection (2) overlapping physical linksをもつ経路の欠点 耐障害性の低下 パフォーマンスの低下 経路のdisjointnessを見積もる tracerouteの利用 Ally (IPエイリアスの解決)

Path Management (1) Path Suppression アグレッシブな転送の抑制 poor subflow path fail 性能・耐故障性と親和性のトレードオフ dの値はアプリケーションが決定

Path Management (2) Path Addition よりよい性能を示す経路を利用 定期的にRONにクエリを送出して、経路情報を更新

Topology of multiple independent paths on Emulab

Throughput of mTCP flows