Kazuro Furukawa Linac 制御 Group

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Presentation transcript:

Kazuro Furukawa Linac 制御 Group Linac 25Hz Operation Kazuro Furukawa Linac 制御 Group

冷却設備と電力削減 1 月 28 日に PF Energy Center の冷凍機が 1 台故障し、加速管の冷却、30 度維持のため入射器の電力削減が必要になった PF 入射と PF-AR 入射は約 1/3 の Klystron を停止することによってしのいでいる 13 日からの KEKB 入射開始から冷凍機復旧予定の 15 日までの運転が困難 まだ致命的ではないが… 陽電子の入射が可能であればいい Klystron Modulator の 25Hz 運転によって KEKB 入射を可能にする案が浮上

Main Timing Station の構成 ~3ps, ~1ns, ~ms の精度の信号の混合 商用周波数 50Hz これを 25Hz と置き換えるのが容易だが、Pulse (20ms) をまたぐ Gate 等のため少し煩雑 Revolution Frequency, Bucket Slection Timing との同期 Beam 繰り返しの選択 KEKB, PF, PF-AR の選択、安全系の Gate Klystron 50Hz、Gun Timing、Beam/rf Monitor Timing、BT Beam Monitor/Septum/Kicker Timing 等の発生 50Hz, Beam 繰り返し、25Hz, 10Hz, 1Hz の選択 精度の高い伝送 監視

25 Hz 運転の試験 5 日に PF-AR の Beam Study 時間をもらい調整 6, 7 日に信号の Timing 関係を再調査 4 日にまず簡易試験を行った Trigger Clock Transmitter の信号が 50Hz と 25Hz の場合で同等にならず ABC 副制御室, 1, 5 Sector は OK、A, B, C, 2, 3, 4 Sector はだめ 5 日に PF-AR の Beam Study 時間をもらい調整 諏訪田、佐藤、門倉、草野、水川、古川、他 上の問題点は Transmitter の Parameter (Phase) 調整で解消 Beam 繰り返し Gate の Timing の調整に手間取った KEKB、PF はほぼ OK、PF-AR については調整が終了せず 6, 7 日に信号の Timing 関係を再調査 諏訪田、佐藤、草野、古川、他 8 日 “木曜電子加速器保守日” に再度調整 諏訪田、佐藤、三川、草野、古川、他 Gate and Delay Generator の 20ms One-shot が Beam 繰り返し信号の変更で 3ms も変動し、使えなかった。別目的で作った Digital Delay を利用することで解消 KEKB, PF, PF-AR の Beam を確認、rf 調整 今週の PF Single-bunch 連続入射運転の安定性を考え、一度 50Hz に戻す 13 日朝 PF, PF-AR 入射後、25Hz に切り替え PF, PF-AR の Beam を再確認後、KEKB Beam を調整

精度の高い Timing 信号の伝送

その他、反省 Klystron 運転 50Hz - 25Hz 切り替え Timing 関連は、5 ヶ所の変更、約 10 分を要する 25 Hz 運転中は Klystron Modulator の Interlock Meter Relay を厳しくした方がよい、60 台 Transmitter の 50Hz - 25Hz での振る舞いの違いは遅い Filter ? が入っているためか 検討して、夏改造も考えるか… 当初の見積もりに比べ時間を大きく必要とした KEKB と PF 関連については必要があってこれまで更新を重ねてきたが、PF-AR 関連が遅れを取っている 伝送系の部分更新をこの夏に予定しているが、PF-AR 用同期系も検討して、更新を考えるか…

今夏の伝送系の部分更新

PF-Dump AB End PF-BT ARC Behind Target 3-SY East-Dump KEKB-BT PFAR-BT e+ Target East-Dump KEKB-BT PFAR-BT PFAR-Dump