科学データ共有のためのウェブフレームワークの 開発とその横展開

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科学データ共有のためのウェブフレームワークの 開発とその横展開 超高層大気長期変動の全球地上ネットワーク・研究 Inter-university Upper atmosphere Global Observation NETwork http://search.iugonet.org/ 科学データ共有のためのウェブフレームワークの 開発とその横展開 Development and horizontality deployment of the web framework for open science Norio Umemura[1], Yoshimasa Tanaka[2], Shuji Abe[3], Atsuki Shinbori[1], Masahito Nose[4], Satoru UeNo[5], Yoshitaka Itow[1], Yasuyuki Minamiyama[2] and IUGONET Project Team [1] ISEE, Nagoya Univ., [2] NIPR, [3] ICSWSE, Kyushu Univ., [4] DACGSM, Kyoto Univ., [5]Kwasan and Hida Obs. Kyoto Univ. 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Introduction: About IUGONET ウェブサービス IUGONET Type-A: IUGONET参画機関が保有する観測データに対する情報を検索することができる。ウェブ上でインタラクティブに簡易なプロットを作成することができる。 解析ソフトウェアUDAS/SPEDAS: 複数のプロジェクト・機関が持つ様々な観測データを、より専門的に、可視化・解析することができる。 IUGONET Type-A (Web) Renewed, Nov., 2016 UDAS/SPEDAS (CUI/GUI) http://search.iugont.org/iugonet/ http://www.iugonet.org/software.html 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Introduction: About IUGONET オーロラデータ はこっち。 地磁気のデータ はどこにある? 観測データ公開サーバ http://search.iugonet.org/ 観測測器 オーロラ 研究者 データの情報が集まる場所 (利活用推進の場) (メタデータ・データベースとも言う) 観測 データ メタデータ メタデータ 太陽のデータと 比較したい。 メタデータ 大学 B 地磁気 研究者 観測データ公開サーバ 観測測器 観測 データ メタデータ メタデータ ・・・ 観測データに関する情報 例: 観測開始日時、終了日時、データ詳細情報、URL, 測器情報, 観測所情報、利用ポリシー、コンタクト先情報.. ・・・ メタデータ 大学 N 観測データ公開サーバ 観測測器 メタデータを集積し、検索や閲覧を可能にしたもの 様々な機関で公開されている観測データに対するメタデータを、 横断的に検索することができる。 メタデータを介して、実際の観測データにアクセスすることができる。 観測 データ メタデータ メタデータ メタデータ データベース 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Introduction: About IUGONET データを探す、データを発見する 検索条件に該当する観測データをテキストモードまたはプロットモードで一発表示 Set Timespan 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Introduction: About IUGONET データについて知る データ詳細、利用規約、公開元URL、コンタクト先、 観測開始日時、観測終了日時などの情報を記載 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Introduction: About IUGONET データを試してみる ウェブ上でインタラクティブにプロットを作成することが可能。専用ソフトやライセンスのインストール不要。スマートフォーン、タブレットでも操作可。 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Introduction: About IUGONET Extensive Knowledge, Multiple knowledge 研究のワンストップ化、学際的研究の推進 International Stage IUGONET Type-A は、 本格的な研究に踏み込むための 流れを ワンストップで提供. Results New Discovery UDAS Detailed Analysis Contact to PI (Collaboration) UDASweb Examine Data Know Data その研究に役立つデータか? Find Data Search Data データの特性、現象の把握 データの発見 検索 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Introduction: About IUGONET データを試してみる PLANNING 自分が持っているデータをPOSTして比較する 2017/05 Demonstration!! データの比較 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Our 3rd. Product: Web Application Framework Concept Universal design Can work on other system Can handle various metadata formats Can build other web service quickly. Activate community activities. (The logo and name coming soon.) 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Our 3rd. Product: Web Application Framework Purpose 遺伝子データベースのように業務に欠かせないシステムがある。 Community まだデータ公開が進んでいない分野がある meta data ? 未開拓 meta data meta data 考え方: 業務に依存した(かっちりとした)システムと、 業務に依存しない(やわらかい)システムで 軸を作って、それを融合していく NASA VxO RDF doi Semantic 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Our 3rd. Product: Web Application Framework Structure (based on MVC, SOA) アプリケーションフレームワーク モジュールはレイヤーごとに分離されている(結合方式) バックエンドの解析エンジンの差し替えも可能 フォーマットが異なるメタデータも登録可能 依存性を極力排除 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Our 3rd. Product: Web Application Framework アプリケーションフレームワークを使った福島放射線データベースRADARCへの展開 IUGONET(論理4層) 福島放射線(論理4層) フロントレイヤ コントロール順のみ変更 差替え(画面デザイン) UI層 コントローラ XSLT コントローラ XSLT AP層 処理系クラス/API 処理系クラス/API 展開 定義情報の 一部を書き換え AP’層 共通アプリケーション層 共通アプリケーション層 定義 ファイル 定義 ファイル 構造はそのままでMySQLへ RDBMS (PostgreSQL) INDEX (ApacheLucene) AssetStore (XMLFiles) RDBMS (MySQL) INDEXは廃止 AssetStore (XMLFiles) DB層 バッチは使わない サービスに依存しない箇所はそのまま転用 サービスに依存する箇所は同じ作り、同じフローチャートのまま改修(変数名の置き換えくらい) バッチアプリケーション (UI, AP層) バックエンドレイヤ 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Our 3rd. Product: Web Application Framework よくあるやり方。1本のモジュールで… 後々のケースを想定しておかないと・・ - 機能の重複・散逸 - メンテナンスコストの肥大化 - ハリボテ化 を生む。 やりたいことができない 1. Request 1. リクエストを受ける 2. データを揃える 2. データを揃える 3. 画面を構成する 4. レスポンスする 4. Response 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Our 3rd. Product: Web Application Framework アプリケーションフレームワークを使った更なる展開 IUGONET 超高層メタデータ Web型解析ソフト(I/F) SPEDAS 展開 福島放射線データベースRADARC 放射線メタデータ ・ 依存性なしの部分はそのまま転用可能 ・ 依存性ありの部分も、変数の追加、変数名の変更程度で転用可能。フローチャートが変わるのはコントロール部のみ(デザイン部は除く) 科学データベース展開のイメージ Web型解析ソフト(I/F) 超高層メタデータ SPEDAS Web型解析ソフト(I/F) MATLAB 太陽メタデータ Web型解析ソフト(I/F) FY2017 SolarSoft 気象メタデータ 他ソフトウエア FY2017 Of course, it’s not so difficult to add RDF I/F, because it is logical framework. (We will add it soon!) 再解析メタデータ 分離・結合方式の利点を生かし、様々な種類の解析ソフトの導入も可能 (各ソフトウェアのI/Fによる) 他分野メタデータ 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

Our 3rd. Product: Web Application Framework Axis (direction) and Roles Librarian Librarian Librarian Community Librarian Hard meta data Soft Librarian Community meta data Community Community 継続性 サイトが多い 異なるフォーマットのメタデータ NASA VxO RDF doi Semantic ICT 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター Sample (Text Mining) 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター

第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター Summary 1. IUGONET 3rd. Product ‘IUGONET Universal Web Application Framework’ was born, - it’s easy and rapidly to introduce community web, - It’s useful to share scientific knowledge between wider communities. 2. Starting provide, - Fukushima Radiation Database (FY2016), - Weather data, Sequential (ensemble-based) data (FY2017), - Classical Japanese data (FY2016 #PROTOTYPE). 3. The role becomes clear, - Metadata: Librarian and more, - Open Data, Open Science (Basic): Community, - Open Science (Advanced): ICT, Innovation, Destroy, Create 28 Feb. 2017 第4回オープンサイエンスデータ推進ワークショップ 主催: 京都大学理学研究科附属地磁気世界資料解析センター