高まるVLBI観測における野辺山45m鏡の需要

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神岡での重力波観測 大橋正健 and the LCGT collaboration
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米倉 覚則 (茨城大・宇宙科学教育研究センター)
ASTE望遠鏡を用いたVLBI観測の ための超伝導230GHz帯受信機開発
Presentation transcript:

【1ユーザーからの要望】 野辺山45m電波望遠鏡におけるVLBI観測運用 今井 裕 (鹿児島大学総合教育機構共通教育センター/理工学研究科天の川銀河研究センター)

高まるVLBI観測における野辺山45m鏡の需要 従来: VERA + NRO 45m + NICT 34m 帯域幅: 128 Mbps  2 Gbps (2010年以降、試験的) 観測指示書ファイルは druge file から 100時間/年:派遣観測運用者に掛かる金銭的・  人的資源による制約 魅力がイマイチ、ユーザーが極めて限定的

高まるVLBI観測における野辺山45m鏡の需要 今後: EAVN の中の NRO 45m High Sensitivity Array (HSA)に匹敵する感度を実現 NRO 45 m + Tianma 65 m + NARIT 40 m + QQT 110 m 3 mm 帯 VLBIでリードする NRO 45 m + KVN (+ATNF+ GMVA) 1000 km 以内に4台の3 mm 帯電波望遠鏡 3mm/7mm/13mm完全同時VLBI観測 (HINOTORI※) より容易な観測運用へ向けて 45 m鏡の遠隔操作(三鷹, KASI, ASIAA, 府立大, 鹿児島大, 水沢?) 容易な観測指示書の準備: .vex  (.start, .tune) 試験中 VLBIバックエンドの遠隔セットアップ 人手が必要なのは記録メディアの交換・発送・受領のみ? 局位置監視: GPS(間接的)測地VLBI @22GHz, 8Gbps (σ~5cm)? ※HINOTORI=Hybrid Installation Project in Nobeyama, Triple-band Oriented (今井、新沼ほか)

HINOTORI※側の対応 ポスター(今井ほか)、口頭講演(岡田ほか)も参照のこと K/Qバンド同時観測は今季より単一鏡共同利用観測で公開 .vex  (.start, .tune)変換プログラムのテスト進行中 VLBI backend 設定パラメータファイルも出力する予定 OCTAD-V1は配備済み 24 Gbps (max), DBBC modes対応 デジタルデータを用いたシステム雑音温度計測へ IF switch box, IF selectorを配備済み VSREC (8 Gbps) を臨時運用 (by NAOJ水沢) OCTAD-V2, OCTADISK2を配備予定(新沼科研費) ※HINOTORI=Hybrid Installation Project in Nobeyama, Triple-band Oriented (今井、新沼ほか)