オブジェクト指向 プログラミング 第二回 知能情報学部 新田直也
講義計画(あくまで予定) 第1回 プログラミング言語の種類と歴史 第2回 eclipseの基本操作 第3回 eclipseのデバッグ機能 第4回 構造化プログラミングの復習 第5回 演習 第6回 構造化指向からオブジェクト指向へ(1) 第7回 構造化指向からオブジェクト指向へ(2) 第8回 カプセル化とクラス(1) 第9回 カプセル化とクラス(2) 第10回 演習 第11回 継承 第12回 多相性(1) 第13回 多相性(2) 第14回 アプリケーションフレームワーク 第15回 演習
統合開発環境Eclipse 近年のソフトウェア開発では統合開発環境(IDE)が用いられる. Eclipse (IBM製, Java, C, C++, PHP, …) Visual Studio (Microsoft製, C, C++, C#, VB, …) Xcode (アップル製, Objective-C, C, C++, …) Android Studio (Google製, Java(アンドロイドアプリ)) ソースコードの作成,編集,実行,デバッグ,解析,管理などが統合された一つの環境でできる. 言語や開発対象(Android? iPhone?)などによって適切なものは異なる.
Eclipseの起動 甲南大学基本メニューの中にある以下のようなアイコンをクリックして起動.
Eclipseの画面 複数のビューとエディタで構成されている. Java エディタ パッケージ エクスプローラ ビュー コンソール ビュー
HelloWorldの作成(前提知識) Eclipseでは,すべてのプログラムはプロジェクトとして開発される. Javaプログラムはクラスという部品によって構成される. Cプログラムは関数という部品によって構成されていた.
HelloWorldの作成(手順) 新しいJavaプロジェクト(HelloWorldプロジェクト)を作成する. メニューバーから File -> New -> Project を選択 し,「New Project」画面でJava Projectを選ぶ. プロジェクトの中にHelloWorldという名前のクラスを作成する. メニューバーから File -> New -> Class を選択し「New Java Class」画面でクラス名を入力. HelloWorldクラスのmain()メソッド中にprint文を付け加える. System.out.println("Hello World!!!");
HelloWorldの作成(手順つづき) プログラムを実行する. メニューバーから Run -> Run As -> Java Application を選ぶ. コンパイルは自動でされる. 実行結果はコンソールビューに出力される.
BMIを計算してみよう CalcBMIというプロジェクトを作る. メインクラスをCalcBMIにする. public static void main(String[] args)のチェックを忘れないように! CalcBMI クラスのmain()メソッド中に以下のプログラムを入力する. double height, weight, BMI; height = 1.7; weight = 65.0; BMI = weight / (height * height); System.out.println(BMI);
JavaとC言語 変数の型,四則演算子,制御文(if文,for文…)などの構文は,Java と C言語でほぼ同じ. public class CalcBMI { /** * @param args */ public static void main(String[] args) { double height, weight, BMI; height = 1.7; weight = 65; BMI = weight / (height * height); System.out.println(BMI); } 以降,しばらく C言語のように Java のプログラムを書いていく. ここだけ見ればC言語と同じ print文はC言語と違うので注意!!
Javaのprint文 文字列の足し算を使って文字列と変数の値を繋げていくことができる. %d, %f などは不要. System.out.println("BMIは" + BMI + "です。");
階乗を計算してみよう プロジェクト名とメインクラス名は,いずれも CalcFactorial に.
課題提出 課題提出先: http://bit.ly/2QqrOMv 講義時間内に提出すること. 提出後に訂正はできないが,講義時間内なら再提出可能. 学籍番号は半角の数字で.