We Mean Businessについて.

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We Mean Businessについて

目次 【概要】 We Mean Businessの概要 We Mean Businessの構成機関 We Mean Businessの構成機関と著名取組(SBT,RE100等)の関係図 【構成機関の詳細】 ①Coalition Partners ②Implementation Partners 【We Mean Businessの取組概要】   ■ネットゼロ(Net-zero) 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 低炭素技術パートナーシップイニシアティブ(LCTPi)への参加   ■エネルギー(Energy) 100%再エネ導入へのコミット(RE100) エネルギー生産性の2倍化へのコミット(EP100)   ■都市(Urban) 持続可能な燃料市場の拡大(BELOW50) 電気自動車移行へのコミット(EV100)   ■土地(Land) 2020年までにすべてのサプライチェーンの一次産品による森林破壊の停止   ■産業(Industrial) 短寿命気候汚染物質の排出削減   ■実現に向けて(Enablers) カーボンプライシングの設定 気候変動対策への責任ある関与へのコミット 気候関連財務情報開示タスクフォースによる提言へのコミット   ■回復力(Resilience) 水の安全保障の改善 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・      ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  3 5 6 7 9 12 30 31 33 34 35 36 37 38 39 40 41

We Mean Businessの概要(1/2) 2018年12月11日現在 We Mean Businessは、企業や投資家の温暖化対策を推進している国際機関やシンクタンク、NGO等が構成機関となって運営しているプラットフォーム。構成機関は、このプラットフォームを通じて連携しながら、ネットゼロ(Net-zero)、エネルギー、都市(Urban)、土地(Land)、産業(Industrial)、実現に向けて(Enablers)、回復力(Resilience)といった7つの領域において計12種の取組を実施。827企業が参加。 取組 概要 関連機関 コミット 企業数 【ネットゼロ(Net-zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 企業に2℃目標に整合的な目標設定を促す。 CDP、UNGC、WRI、WWF 500 低炭素技術パートナーシップイニシアティブ(LCTPi)への参加 気温の上昇を2℃未満に抑えるための、企業と政策決定者のための技術パートナーシップのプラットフォーム。WBCSDがCOP23に向けて低炭素技術のより強力なコミットを目指して展開する。技術分野は、再生可能エネルギー、低炭素交通、農業、炭素吸収のための森林と木製品、省エネビルディング、セメント、化学、低炭素貨物の8分野。 WBCSD、(We Mean Business 全体がサポート) 97 【エネルギー】 再エネ100%目標(RE100) 企業に電力をすべて再エネ由来にするコミットを促す。 The Climate Group、CDP 168 エネルギー生産性の2倍化へのコミット(EP100) 企業にエネルギー生産性の2倍化を促す。 The Climate Group、The Alliance to Save Energy 35 【都市(Urban)】 持続可能な燃料市場の拡大(BELOW50) バイオ燃料などの需要を拡大し、化石燃料の利用を半分以下に抑える取組。 WBCSD、Sustainable Energy For All、Round table on Sustainable Biofuels 21 電気自動車移行へのコミット(EV100) 企業に、2030年までの電気自動車への移行もしくは普及へのコミットを促す。 The Climate Group 26 [出所]WE MEAN BUSINESSホームページ Companies(https://www.wemeanbusinesscoalition.org/companies/#! )より作成

We Mean Businessの概要(2/2) 2018年12月11日現在 取組 概要 関連機関 コミット 企業数 【土地(Land)】 2020年までにすべてのサプライチェーンの一次産品による森林破壊の停止 大豆、パームオイル、皮革製品、牛肉、木材、紙等の一次産品の生産による森林破壊をすべてのサプライチェーンから2020年までに停止することを目指す。 CDP 54 【産業(Industrial)】 短期寿命大気汚染物質の排出削減 メタン、対流圏のオゾン、黒色炭素粒子(ブラックカーボン)等の短期寿命大気汚染物質(SLCPs: Short Live Climate Pollutants)の排出削減を目指す。 Climate & Clean Air Coalition、UNEP、BSR 22 【実現に向けて(Enablers)】 カーボンプライシングの設定 企業のカーボンプライシング設定を促す。 Carbon Pricing Leadership Coalition、CDP、UNGC 79 気候変動対策への責任ある関与へのコミット 企業にガイドラインに基づいた気候変動対策を促す。 WRI、CDP、WWF、Ceres、The Climate Group、他 129 気候関連財務情報開示タスクフォースによる提言へのコミット 企業に気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)による提言を実施するよう促す。 CDSB 166 【回復力(Resilience)】 水の安全保障の改善 気候変動の水への影響の緩和や省エネルギーで高品質な水の供給を促す。 CDP、 UN Global Compact’s CEO Water Mandate、SUEZ、WBCSD 51 [出所]WE MEAN BUSINESSホームページ Companies(https://www.wemeanbusinesscoalition.org/companies/#! )より作成

Implementation Partners We Mean Businessの構成機関 We Mean Businessは、「主導する機関」をはじめ、「各取組の協力機関」、「支援機関」で構成されている。 Coalition Partners 企業・投資家への各取組の連携を促し、We Mean Businessを主導する機関 BSR The Climate Group CDP CLG Ceres WBCSD THE B TEAM Implementation Partners We Mean Business が実施する各取組の協力機関 C40 CITIES CGIAR the EARTH GENOME GACSA LEADERS QUEST NACSAA NBi Rocky Mountain Institute SBTi GRA UN Global Compact WRI WWF Network Partners We Mean Business に賛同し、ともに進める支援機関 ABBI/Asset Owners Disclosure Project/Biofuture Platform/Business Council for Sustainable Energy/Carbon Pricing Leadership Coalition/CarbonTracker/CEADS/CEBDS/CEM EVI/CLC (Finland)/Clean Energy Ministerial/Cleaner Car Contracts/Climate and Clean Air Coalition/Climate Bond Initiative/Climate Briefing Services/Climate Leadership Council/Climate Markets & Investment Association/Confederation of Indian Industries/CounterCulture/Diga Communications/E3G/Energy Transitions Commission/Energy Efficiency Leadership Network/EPC/Forum for the Future/Global Alliance for Energy Productivity/Groundswell/Haga Initiative/Hoffman Centre/IETA/IFC/IIGCC/ International Renewable Energy Agency/IRENA/Japan-CLP/Low Carbon Fuels Coalition/Mission 2020/New Climate Economy/PEV Collaborative/PRI/REBA/Roundtable for Sustainable Biomaterials/SE4ALL/SloCat/UNFCCC Secretariat and Champions/Teri/The Shift Project/UNEP/UNEP Finance Initiative/World Bank/ZEV Alliance

We Mean Businessの構成機関と 著名取組(SBT,RE100等)の関係図 SBTは、企業取組10種の一つであり、SBTイニシアティブ(CDP等4機関が設立)も プラットフォームの1構成機関との位置づけ。 Coalition Partners ※その他BSR, CERES,等合計7者 The Climate Group RE100 CDP WBCSD GHG Protocol ※WMBの対象取組ではない Implementation Partners ※その他CGIAR,NBi等 合計13者 SBTイニシアティブ UN Global Compact WWF WRI Network Partners ※その他World Bank, IETA,等合計44者 Japan-CLP CLC PRI Teri UNEP Fi

We Mean Business構成機関の詳細 < ①Coalition Partners  1/2 > 名称 略称 概要 Business for Social Responsibility BSR 公正で持続可能な世界の構築に向けて活動しているNPO。 アジア、ヨーロッパ、および北米に250社を超える会員企業をもち、コンサルティング、リサーチ、クロスセクター・コラボレーションなどを通じて、持続可能なビジネス戦略とソリューションの開発に20年以上にわたり取り組んでいる。 出所:Business for Social Responsibilityホームページ https://www.bsr.org/en/about The Climate Group TCG 温室効果ガスのネットゼロ排出の持続可能な社会と経済を目指す英国に本部を置く国際NPO。企業や都市に対する気候変動とエネルギーについての取組を促している。「RE100」、「EP100」等の取組を展開している。 出所:The Climate Groupホームページ https://www.theclimategroup.org/about CDP CDPは、投資家、企業、地域による環境への影響の測定・管理を可能にする情報開示プログラムを運営する国際NPO。世界数千社を超える企業の環境データは、世界中の投資家や政策立案者の気候変動に関する意思決定を支援している。 出所:CDPホームページ https://www.cdp.net/en/info/about-us The Prince of Wales's Corporate Leaders Group (日本語:気候変動に関する企業リーダーグループ) CLG 気候変動対策の長期政策の実現を目指企業グループ。 英チャールズ皇太子を代表に、シェルやユニリーバ、フィリップス、ボーダフォンなど英国・EU の主要企業のビジネスリーダーによって2005 年に構成され、欧州および世界で気候変動問題への解決策を政府や企業に提言する。気候変動に関するリーダーシップを取り、共通のプラットフォームを提供する。 出所:The Prince of Wale’s Corporate Leaders Groupホームページ http://www.corporateleadersgroup.com/about

We Mean Business構成機関の詳細 < ①Coalition Partners  2/2 > 名称 略称 概要 Coalition for Environmentally Responsible Economies (日本語:環境に責任を持つ経済のための連合) Ceres 地球温暖化などの環境問題に関する企業の取組を推進するネットワークを構築するNPO。 気候変動がもたらす企業のリスクと機会を分析するために投資家が必要とする情報を整理した枠組み「気候変動リスクに関する情報開示のためのグローバル・フレームワーク(Global Framework for Climate Risk Disclosure)」の作成にあたり、同組織のプロジェクトである「気候変動リスクに関する投資家ネットワーク(INCR: Investor Network on Climate Risk)」、「CDP」、「グローバル・レポーティング・イニシアチブ(GRI)」が中心となった。 出所:Coalition for Environmentally Responsibility Economiesホームページ  http://www.ceres.org/about-us 経済産業(Industrial)省「環境経営情報開示フレームに関する提言動向」平成21年1月 http://www.meti.go.jp/committee/materials2/downloadfiles/g90130e08j.pdf World Business Council for Sustainable Development (日本語:持続可能な開発のための世界経済人会議) WBCSD 1992年のリオ地球サミットに対応するかたちで、世界各国の経済人が集まり設置された国際経済団体である。現在、世界34カ国から日本企業20社を含む200以上の多国籍企業が加盟しており、国連気候変動交渉などに影響力を及ぼしている。また、WRIとともにGHGプロトコルを運営しており、GHGの算定方法の基準作りなどを行っている。 出所:World Business Council for Sustainable Developmentホームページ  http://www.wbcsd.org/Overview/About-us The B Team - 利益よりも人と地球を守ることを優先し、より良い資本主義社会を形づくることを目指しているNPO。 ヴァージン・グループの創設者兼会長、リチャード・ブランソンとプーマの会長、ヨッヘン・ザイツが設立し、世界中のビジネスリーダーたちと手を組むことで、企業がより大きな社会的責任を果たすべく改革を推進していくことを目指している。 出所:The B Teamホームページ http://bteam.org/about/

We Mean Business構成機関の詳細 < ②Implementation Partners   1/2 > 名称 略称 概要 C40 Cities (日本語:世界大都市気候先導グループ) - 気候変動に対応するため、世界の大都市90以上により形成される巨大都市ネットワーク。参加都市は、先進的な事例を共有し、温室効果ガスの排出削減や気候変動対策の推進等に取り組む。東京都は平成18年12月に当ネットワークに参加。 出所:東京都環境局ホームページ  http://www.kankyo.metro.tokyo.jp/policy_others/international/c40/index.html Consultative Group on International Agricultural Research (日本語:国際農業研究協議グループ) CGIAR 1971年、世界銀行やFAO及びUNDPを発起機関とし、先進16か国や途上国農業支援実績のある民間財団等が参加し設立。国際農林水産研究に対する長期的かつ組織的支援を通じて、途上国における食糧増産、農林水産業の持続可能な生産性改善により住民の福祉向上を図ることを目的としている。 出所:外務省ODA白書2004 資料編第3章 第3節 2より http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/shiryo/hakusyo/04_hakusho/ODA2004/html/siryo/sr3320016.htm the Earth Genome 天然資源に関する大規模な環境データを、意思決定者のための支援ツールやアプリケーションともに提供するプラットフォームを運営するNGO。水、土地問題、サプライチェーン、食糧の4つの影響領域について開発を進めている。 出所:the EARTH GENOMEホームページ https://www.earthgenome.org/overview/ Global Alliance for Climate-Smart Agriculture (日本語:気候変動対応型農業に関するグローバル・アライアンス) GACSA 気候変動対応型農業(CSA)に関する包括的、自発的かつ行動志向的な様々な利害関係者からなる連合体。主な活動は「知識」「投資」「環境整備」の3つの活動グループを通じて進められる。 出所:気候変動対応のための国際農業研究協力 –COP22におけるG7新潟農業大臣会合フォローアップ会合- 議長サマリーより http://www.env.go.jp/earth/cop/cop22/common/pdf/event/10/02_chairs_summary_jpn.pdf Leaders Quest 2001年に設立された英国の慈善団体。持続可能で包括的な世界の構築を目標とし、企業、政府、市民社会のリーダーと協力して体験学習などの取組を行っている。 出所:Leaders Questホームページ https://leadersquest.org/about The North American Climate Smart Agriculture Alliance NACSAA 北米における気候変動による農業および林業リスクに対応するため、大陸各地の様々な農業指導者や団体が集まり結成された生産者主導の同盟。農業生産性と収入の強化、適応能力の向上、温室効果ガス排出の削減という3つの戦略を掲げている。 出所:Solutions from the landホームページ http://www.sfldialogue.net/init_nacsaa.html The National Business Initiative NBI 南アフリカで持続的な成長と発展に向けて取り組む南アフリカと多国籍企業の自発的連合(voluntary coalition)。1995年に設立し、住宅供給、犯罪防止、地方経済開発、公共セクターのキャパシティビルディング、教育と訓練、公的・私的パートナーシップ、エネルギー効率、そして気候変動の分野で持続可能な未来、持続可能な成長のために活動する。 出所:The National Business Initiativeホームページ http://www.nbi.org.za/about-us/

We Mean Business構成機関の詳細 < ②Implementation Partners   2/2 > 名称 略称 概要 Rocky Mountain Institute RMI コロラド州に拠点を持ち、省エネと資源の持続可能的な使用を促進する特定NPO。 出所:Rocky Mountain Instituteホームページ https://www.rmi.org/about/ Science Based Targets Initiative (日本語:企業版2℃目標) SBTi CDP、WRI、WWFの3つ国際NGOと、国連グローバルコンパクトが2014年9月に設立したイニシアチブ。気温上昇2℃未満目標を達成するために企業が追求すべき温室効果ガス削減量を、業界のベストプラクティスなどを加味しながら算出し、削減目標とすることを促している。企業の自発的目標とは異なり、イニシアチブの承認を受けるには気候科学に基づく現実性のある目標設定が求められている。 出所:Sustainable Japanホームページ  https://sustainablejapan.jp/2016/05/30/science-based-targets-150/22445 Global Reserch Alliance on Agricultural Greenhouse Gases GRA 地球温暖化からの気候変動による食料危機や、食料生産増加による農地からの温室効果ガス排出といった問題に対し、2009年開催のCOP15にて、世界各国の合意により農業分野の温室効果ガスに関する研究ネットワークとして設立。農業生産における温室効果ガス排出の削減や土壌炭素貯留の可能性に寄与することを目的としており、現在世界の主要49カ国が加盟している。 出所:農業技術研究所 「農業と環境 No.133」(2011年5月11日) http://www.naro.affrc.go.jp/archive/niaes/magazine/133/mgzn13310.html United Nations Global Compact - 参加企業・団体に「人権」「労働」「環境」「腐敗防止」の4分野で、本質的な価値観を容認し、支持し、実行に移すことを求めているイニシアティブ。1999年に当時の国連事務総長が提唱し、現在のアントニオ・グテーレスも支持。現在1万3000以上の企業・団体が加盟(日本は254の企業・団体が加盟)。 出所:United Nations Global Compactホームページ  https://www.unglobalcompact.org/what-is-gc/mission グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパンホームページ http://ungcjn.org/gc/index.html World Resource Institute (日本語:世界資源研究所) WRI 気候、エネルギー、食料、森林、水等の自然資源の持続可能性について調査・研究を行う国際的なシンクタンク。「GHGプロトコル」の共催団体の一つとして、国際的なGHG排出量算定基準の作成などにも取り組む。 出所:World Resource Instituteホームページ http://www.wri.org/our-work World Wide Fund for nature (日本語:世界自然保護基金) WWF 世界100カ国で活動している環境保全団体。活動分野は森林、海、淡水、野生動物、食糧、気候など多岐にわたり、地域レベルからグローバルレベルまであらゆるレベルで行動することにより、人と自然双方のニーズを満たすソリューションを提供している。 出所:World Wide Fund for natureホームページ https://www.worldwildlife.org/about

We Mean Businessの取組概要 ■ネットゼロ(Net-zero) 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用  低炭素技術パートナーシップイニシアティブ(LCTPi)への参加 ■エネルギー(Energy)  100%再エネ導入へのコミット(RE100)  エネルギー生産性の2倍化へのコミット(EP100) ■都市(Urban)  持続可能な燃料市場の拡大(BELOW50)  電気自動車移行へのコミット(EV100) ■土地(Land)  2020年までにすべてのサプライチェーンの一次産品による森林破壊の停止 ■産業(Industrial)  短寿命気候汚染物質の排出削減 ■実現に向けて(Enablers)  カーボンプライシングの設定  気候変動対策への責任ある関与へのコミット  気候関連財務情報開示タスクフォースによる提言へのコミット ■回復力(Resilience)  水の安全保障の改善    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・     ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・  ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・    ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 12 30 31 33 34 35 36 37 38 39 40 41

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用(1/4) 2018年12月11日現在 気温上昇を「2℃未満」にするために、企業が気候科学(IPCC)に基づく削減シナリオと整合した削減目標を設定。 CDP、国連グローバル・コンパクト、WRI、WWFによる共同イニシアチブ。 目標が認定されている企業は161社(うち日本企業33社)。 2年以内の目標設定を表明している(コミット済)企業は339社(うち日本企業33社)。 企業名※50音順 Scope 基準年 目標年 単位 概要 アサヒグループホールディングス 1+2 2015年 2030年 総量 排出量を30%削減 - 2050年 排出量をゼロ 3 アシックス 排出量を33%削減 原単位 製品あたりの、購入した製品・サービスと販売した製品の廃棄からの排出量を55%削減 アスクル 排出量を12%削減。この目標は購入した製品・サービスと上流輸送をカバーする 川崎汽船 1 2011年 輸送単位あたりの排出量を25%削減 輸送単位あたりの排出量を50%削減 アステラス製薬 売り上げ当たりの排出量を20%削減 キリンHD Scope1+2と同様に、排出量を30%削減 コニカミノルタ 1+2+3 2005年 排出量を60%削減 コマツ 2010年 製造1単位あたりの排出量を49%削減 2012年 排出量を46%削減 [出所]Science Based Targetsホームページ Companies Take Action (http://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用(2/4) 2018年12月11日現在 企業名※50音順 Scope 基準年 目標年 単位 概要 サントリー食品 インターナショナル 1+2 2015年 2030年 総量 排出量を25%削減 3 排出量を20%削減 サントリーHD 住友化学 2013年 排出量を30%削減 2050年 排出量を57%削減 - 2024年 生産重量の90%に相当するサプライヤーに科学に基づくGHG削減目標を策定させる 住友林業 2017年 排出量を21%削減 購入した製品・サービスと販売した製品の使用からの排出量を16%削減 セイコーエプソン 2025年 排出量を19%削減 原単位 購入した製品・サービスと販売した製品の使用からの付加価値あたりの排出量を44%削減 積水化学工業 排出量を26%削減 排出量を27%削減 積水ハウス 排出量を35%削減 販売した製品の使用による排出量を45%削減 ソニー 2000年 2020年 事業活動の排出量を42%削減 1+2+3 2008年 2050年環境フットプリントゼロに向け、90%削減 第一三共 事業活動の排出量を27%削減 主要サプライヤーの90%に削減目標を設定させる 大日本印刷 購入金額の90%に相当する主要サプライヤーにSBT目標を設定させる [出所]Science Based Targetsホームページ Companies Take Action (http://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用(3/4) 2018年12月11日現在 企業名※50音順 Scope 基準年 目標年 単位 概要 電通 1+2 2014年 2030年 総量 排出量を24%削減 3 2015年 2050年 原単位 1人あたりの出張に係る排出量を25%削減 大和ハウス工業 純売上高あたりの排出量を45%削減 排出量を22%削減 販売した製品の使用による床面積当たりの排出量を30%削減 販売した製品の使用による排出量を23%削減 - 2025年 購入先サプライヤーの90%にSBT目標を設定させる 戸田建設 2010年 排出量を35%削減 排出量を57%削減 床面積(施工、竣工した物件)あたりの原単位を55%改善 ナブテスコ 排出量を30%削減 排出量を80%削減 主要サプライヤーの70%にSBTを目指した削減目標を設定させる 日本電気 2017年 排出量を33%削減 販売した製品の使用による排出量を34%削減 日本郵船 1 トンキロ当たりの排出量を30%削減 トンキロ当たりの排出量を50%削減 野村総合研究所 2013年 排出量を55%削減 出張と通勤による排出量を25%削減 2023年 排出量の70%に相当するサプライヤーとベンダーにSBT目標を設定させる [出所]Science Based Targetsホームページ Companies Take Action (http://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用(4/4) 2018年12月11日現在 企業名※50音順 Scope 基準年 目標年 単位 概要 パナソニック 1+2 2013年 2030年 総量 排出量を30%削減 - 2050年 排出量をゼロ 3 販売した製品の使用による排出量を30%削減 富士通 排出量を33%削減 排出量を80%削減 富士フイルムHD 1+2+3 ブラザー工業 2015年 購入した製品、販売した製品の使用と廃棄による排出量を30%削減 丸井グループ 2016年 排出量を35%削減 ユニ・チャーム 排出量を34%削減 排出量を18%削減 LIXILグループ 販売した製品の使用による排出量を15%削減 リコー ネット排出量をゼロ 排出量を15%削減 [出所]Science Based Targetsホームページ Companies Take Action (http://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 2018年12月11日現在 世界的には金融・保険、食料品等が多く、日本では輸送用機器、電気機器等が多い。 2年以内のSBT設定をコミットしている日本企業33社の一覧 建設業: 食料品: 化学: 医薬品: ゴム製品: ガラス・土石製品: 金属製品: 機械: 電気機器: 輸送用機器: 情報・通信業: 小売業: 金融・保険業: サービス業: 清水建設、大成建設、大東建託 味の素、不二製油グループ 花王、小林製薬、日本ゼオン エーザイ、大塚製薬、武田薬品工業 横浜ゴム 日本板硝子 YKK AP ダイキン工業、日立建機 オムロン、日立製作所、三菱電機、明電舎、ヤマハ トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、ヤマハ発動機、UK-NSI(日本精機) NTTドコモ、KDDI イオン MS&ADインシュアランスグループホールディングス、SOMPOホールディングス、 東京海上ホールディングス ベネッセコーポレーション ※下線付の企業は環境省SBT策定支援事業参加企業(2017年度) [出所]Science Based Targetsホームページ Companies Take Action(http://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action/)より作成 業種分類は事務局が日本標準産業分類等に当てはめ作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 2018年12月11日現在 世界的には食料品製造業、電力事業・エネルギー関連事業、通信業の企業が多い。 すでに認定を受けている海外企業128社の一覧 1/2 空運業: 航空輸送・空港サービス: 設備機器: 商業サービス: 建設業: 化学: 消費財・耐久消費財: 容器・包装: 電力事業・エネルギー関連: 電気機器: 食料品: 食料品小売: Bpost SA/CTT – Correios de Portugal SA/International Post Corporation (IPC)/Panalpina Welttransport Holding AG/PostNord AB/Österreichische Post AG Auckland Airport Diab International AB/Kingspan Group Plc CEWE Stiftung & Co. KGaA Ferrovial/Morgan Sindall Group plc International Flavors & Fragrances Inc. Colgate Palmolive Company/Electrolux/FIRMENICH SA/Givaudan SA/Husqvarna AB/IKEA/L’Oréal/Procter & Gamble Company/Seventh Generation, Inc. /Symrise AG/Unilever plc BillerudKorsnäs/Constantia Flexibles International GmbH/SIG Combibloc/TETRA PAK ACCIONA/EDP – Energias de Portugal S.A./Eneco/Enel SpA/HK Electric Investments (HKEI)/NRG Energy Inc/Origin Energy/Red Electrica de España/Verbund AG/Ørsted HUBER+SUHNER Group/Ingersoll-Rand Co. Ltd./Legrand/Royal Philips/Signify/Stanley Black and Decker/Tennant Company AB InBev/Bacardi Limited /Carlsberg Group/Coca Cola European Partners/Coca-Cola HBC AG/Danone/Diageo Plc/Farmer Bros. Co/General Mills Inc./Kellogg Company/Mars/Muntons/Nestlé/Orkla ASA/PepsiCo, Inc./Tyson Foods, Inc. CVS Health/ICA Gruppen /Kesko Corporation/Tesco/Wal-Mart Stores, Inc. [出所]Science Based Targetsホームページ Companies Take Action(http://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 2018年12月11日現在 世界的には食料品製造業、電力事業・エネルギー関連事業、通信業の企業が多い。 すでに認定を受けている海外企業128社の一覧 2/2 林産・紙製品: 鉄道輸送: 接客業: 広告: 金属鉱業: 医薬品・バイオテクノロジー: 専門サービス: 不動産: 小売: 半導体: ソフトウェア: ハードウェア・機器: 通信業: アパレル・生地: タバコ: 水道事業: Stora Enso Canadian National Railway Company/Thalys Caesars Entertainment/Hilton/Las Vegas Sands/McDonald’s Corporation Alma Media/News Corp/UBM plc Hindustan Zinc Limited/Mahindra Sanyo Special Steel AstraZeneca/Biogen Inc./Lundbeck A/S/Pfizer Inc. Edge Environment Pty Ltd/Enviro-Mark Solutions/SGS SA Castellum AB /City Developments Limited (CDL) /Covivio/ Emira Property Fund Ltd/Forest City Realty Trust, Inc./Gecina/Host Hotels & Resorts, Inc./Kilroy Realty Corporation /Landsec/Prologis Marks & Spencer/Pukka Herbs Advanced Micro Devices, Inc Adobe Systems Inc./Atos SE/Autodesk, Inc./Capgemini Group/Capgemini UK/EVRY ASA/Mastercard/SAP SE/Sopra Steria Group/Wipro Cisco Systems, Inc. /Dell Technologies/Delta Electronics/ Ericsson Group/Hewlett Packard Enterprise Company/HP Inc/Nokia Oyj BT plc/Elisa Corporation/Koninklijke KPN NV (Royal KPN)/Level 3 Communications/Proximus/Singapore Telecommunications Limited (Singtel)/Swisscom/TELEFÓNICA Kering/Levi Strauss & Co./Skunkfunk Philip Morris International SUEZ [出所]Science Based Targetsホームページ Companies Take Action(http://sciencebasedtargets.org/companies-taking-action/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 海外企業事例 -①DELL- 国・セクター SBT目標 国 地域 セクター Scope 基準年 目標年 単位 概要 米国 北米 ハードウェア・設備 1+2 2010年 2020年 総量 施設及び物流事業からのGHG排出量を50%削減 3 2011年 原単位 製品ポートフォリオからのエネルギー原単位を80%削減 コミット経緯 サプライチェーン上流・下流(特に下流の顧客側)でのGHG排出量への対応の重要性を認識し、自社目標を検討してきた 2015年に、サステナビリティ戦略見直しの一環としてSBTへコミット 顧客の製品機能等への要望を踏まえるとGHG排出は増えるため、 “顧客需要を満たすことと排出削減の両立”が論点に SBT設定メリット 自社のサステナビリティ確保と、将来ビジネスニーズ(顧客からの期待)への対応となる 潜在的な技術課題とその解決策を理解し、進捗状況を測る機能への投資となる [出所]Science Based Targetsホームページ CASE STUDY (http://sciencebasedtargets.org/case-studies/case-study-dell/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 海外企業事例 -②Land Securities- 国・セクター SBT目標 国 地域 セクター Scope 基準年 目標年 単位 概要 英国 欧州 不動産 1+2+3 2014年 2030年 原単位 1㎡あたりGHG排出量 を40%削減 3 - 2023年 主要取引先である建設企業にもSBT目標設定を推奨 コミット経緯 2015年後半、機関投資家から持続可能性目標についての問合せあり 不動産業界での持続可能性分野のリーダーとなるべく、CEOが目標設定へ挑戦すると判断 社内向けの会議やワークショップを開催。「リーダーシップとは何か?」をキーワードに、自身が変化することがチャンスに繋がることを示し、理解者を増やしていった Scope3の目標設定が難航(社内で承認を得た目標がSBTの基準を満たさず) SBT設定メリット 投資家との関係強化ができ、長期的投資の見通しが立った SBT認定を受けたことで、業界内でフォロワーの立場から、リーダーの立場に変わり 社内的に自信が得られた [出所]Science Based Targetsホームページ CASE STUDY (http://sciencebasedtargets.org/case-studies/case-study-land-securities/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 海外企業事例 -③Pfizer- 国・セクター SBT目標 国 地域 セクター Scope 基準年 目標年 単位 概要 米国 北米 医薬品 1+2 2012年 2020年 総量 事業活動からのGHG排出量を20%削減 2000年 2050年 事業活動からのGHG排出量を60~80%削減 3 - 90%の主要サプライヤーに対してGHG削減目標を設定させる コミット経緯 環境医学グループ、環境法グループ、グローバル工学グループの3つの部会を立ち上げ グローバル工学グループが、省エネと再エネの促進がコスト的に負担ではなくメリットを生み出すと捉え、社内調整に尽力 取締役会で目標が承認された後は、社内調整がスムーズに SBT設定メリット エネルギー節約の見える化ができた(設備単位での効果は小さいが、2000年以降3300のプロジェクトを合算すると年間150億円の節約となっている) 社内からエネルギー節約アイデアを募り、SBTに関わる社員も増えている [出所]Science Based Targetsホームページ CASE STUDY (http://sciencebasedtargets.org/case-studies/case-study-pfizer/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 海外企業事例 -④P&G- 国・セクター SBT目標 国 地域 セクター Scope 基準年 目標年 単位 概要 米国 北米 消費財・耐久消費財 1+2 2010年 2030年 総量 事業活動からのGHG排出量を50%削減 - バリューチェーンでの主要排出源において取組を実施(冷水洗濯の推奨、リサイクル樹脂の使用増、森林伐採撲滅) コミット経緯 今と将来の世代で、世界の消費者の生活を向上させる企業使命を持っており、科学に沿った目標を追求することは自然な流れであった 元々再エネ30%調達目標を持っており、次のステップとして野心的なGHG削減目標を設定 2015年にWWFのClimate Saversプログラムに参加し、SBT目標を設定 SBT設定メリット SBT目標達成のための省エネと再エネ増加の取組は、排出削減とコスト削減を実現させ、新規消費者獲得を助ける革新的なソリューションを生み出すのに役立った 再エネと効率改善によるGHG排出削減において、過去4年間で5億ドルを節約した [出所]Science Based Targetsホームページ CASE STUDY (https://sciencebasedtargets.org/case-studies/case-study-proctor-and-gamble/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 海外企業事例 -⑤Kellog- 国・セクター SBT目標 国 地域 セクター Scope 基準年 目標年 単位 概要 米国 北米 食品・飲料製造 1+2 2015年 2020年 原単位 食品生産高当たりの排出量を15%削減 3 2030年 総量 Scope3全体でのGHG排出量を20%削減 1+2 2050年 事業活動からのGHG排出量を65%削減 Scope3全体でのGHG排出量を50%削減 コミット経緯 既に設定していたバリューチェーン目標の正当性を強めるため、科学を組み込むことを決定 NGOのアドバイザーを招集し、自社の現状や過去のコミットを調べ、これらを長期的かつ野心的にするための議論を行った 短期コミットが長期ビジョンの実現にどう影響するか、社内の認識を変えることは挑戦だった SBT設定メリット 全サプライヤーに全体的なScope3目標を設定させることができた 革新技術研究の動機づけになり、自社で使用する燃料電池技術を開発した [出所]Science Based Targetsホームページ CASE STUDY (https://sciencebasedtargets.org/case-studies/case-study-kellogg/)より作成

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 科学に基づく排出削減目標(SBT)の採用 海外企業事例 -⑥Ørsted- 国・セクター SBT目標 国 地域 セクター Scope 基準年 目標年 単位 概要 デンマーク 欧州 電力事業・エネルギー関連 - 2006年 2023年 原単位 エネルギー生産1kWh当たりのGHG排出量を96%削減(20gCO2e/kWhの電力排出係数に相当) コミット経緯 化石燃料事業が衰退し、将来の収益性に対する実質的なリスクに直面 未来において気候変動対策とGHG排出削減が求められる中で、完全な再生可能エネルギー企業へと事業モデル転換を決意 目標設定の大部分は既存の目標をSBT基準に照らして確認することで実施 SBT設定メリット 再生可能エネルギー市場において強固な地位を築いた 脱炭素への移行を決断することで事業の存続可能性を見出すことが出来た 増加、主流化傾向にある、低炭素移行を課題と認識する投資家から優良企業と見られるようになった [出所]Science Based Targetsホームページ CASE STUDY (https://sciencebasedtargets.org/case-studies/case-study-orsted/)より作成

環境省によるSBT(企業版2℃目標)の策定支援 環境省は、2017年度に、Science Based Targets(SBT)の策定及びサプライチェーン排出量の算定を行う企業に対して、検討への助言等の支援を実施。 当初の応募企業数を大きく上回る70社から参加申し込みがあり、合同勉強会は全社参加可能とし、個社別支援はSBT43社、サプライチェーン排出量算定17社で実施。 事業の概要 (1)SBTの策定 SBTの認定を受けていない企業を対象に、SBTの認定基準・目標設定手法の解説や、検討頂いた削減目標のSBT基準への整合性の確認等を実施。 (2)サプライチェーン排出量の算定 サプライチェーン排出量の算定に着手していない、または算定対象範囲を拡大したい、あるいは算定方法の変更を図りたい企業等を対象に、算定に関する考え方や具体的な集計ノウハウの提供を実施。

2018年度 環境省 企業版2℃目標(SBT)設定支援 応募企業数:57社(そのうち、全社に対して合同説明会を開催)のうち、21社に対して個社別支援を実施。 ○参加企業一覧(全57社) ※下線付は個社別支援実施企業 エコスタイル/大気社/前田建設工業 カルビー/日清製粉グループ本社/日本ハム/雪印メグミルク 信越化学工業/DIC/デンカ/日産化学/日本化薬/バルカー/三菱ケミカルホールディングス/ライオン エーザイ/小野薬品工業/塩野義製薬/大日本住友製薬/大鵬薬品工業 住友ゴム工業/住友理工 日本特殊陶業 フジクラ ジェイテクト アズビル/アンリツ/ウシオ電機/オムロン/シャープ/日新電機/日本光電工業/日本電産/浜松ホトニクス/ フォスター電機/富士通ゼネラル/安川電機/ローム 豊田自動織機/三菱自動車工業 凸版印刷 シチズン時計/ニコン イトーキ/堀場製作所/ミズノ/ヤマハ 佐川急便 日本航空 伊藤忠テクノソリューションズ/SCSK/エヌ・ティ・ティ・データ/西日本電信電話 ファミリーマート 三菱UFJフィナンシャル・グループ 三菱地所 NTTファシリティーズ 建設業: 食料品: 化学: 医薬品: ゴム製品: ガラス・土石製品: 非鉄金属: 機械: 電気機器: 輸送用機器: 印刷: 精密機器: その他製品: 陸運業: 空運業: 情報・通信業: 小売業: 金融・保険業: 不動産業: サービス業:

2017年度 環境省 企業版2℃目標(SBT)設定支援 ※業種内五十音順 ○参加企業一覧(全63社) 化学: 食料品: 医薬品: 機械: ガラス・土石製品: 非鉄金属: 電気機器: 輸送用機器: 印刷: ゴム製品: その他製品: 建設業: 陸運業: 海運業: 情報・通信: 小売業: 保険業: その他金融: 不動産業: サービス業: 花王、積水化学工業、日産化学、日東電工、 日本ゼオン、ファンケル、富士フイルムホールディングス、 三菱ガス化学 味の素、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、ニチレイ アステラス製薬、大塚製薬(大塚HD)、塩野義製薬 グローリー、ジェイテクト、ダイキン工業、ダイフク、 日立建機 AGC フジクラ、古河電気工業、YKK ウシオ電機、オムロン、京セラ、シスメックス、東芝、日本電気、三菱電機、明電舎 スズキ、テイ・エス テック、豊田合成、豊田自動織機、マツダ、三菱自動車工業 サンメッセ、大日本印刷、凸版印刷 住友ゴム工業、横浜ゴム アシックス、コクヨ 大林組、鹿島建設、住友林業、積水ハウス、大成建設、大東建託、大和ハウス工業 日本通運 日本郵船 NTTドコモ、野村総合研究所 アスクル、丸井グループ MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス、SOMPOホールディングス 日立キャピタル 東急不動産ホールディングス セコム、ベネッセコーポレーション <支援結果(平成30年12月11日時点)> 個社別支援実施企業42社の現在の進捗状況は以下の通り。  ・SBT認定取得済:10社  ・コミット※済:16社 ※:SBT事務局に対してSBTを策定する旨を宣言すること ※下線付は個別面談実施企業 ※赤文字はSBT認定を取得した企業 ※業種分類は事務局が日本標準産業分類等に当てはめ作成

2018年度 環境省 サプライチェーン排出量の算定支援 企業のサプライチェーン全体のCO2排出量の算定を支援し、排出量削減の選択肢や可能性を広げるための助言・情報提供を実施。 応募企業数:28社(そのうち、全社に対して合同説明会を開催)のうち、10社に対して個社別支援を実施。 ○参加企業一覧(全28社) ※下線付は個社別支援実施企業 エコスタイル/熊谷組 カルビー/キユーピー/日清食品ホールディングス/日清製粉グループ本社 東洋紡 アース製薬/高砂香料工業/日本化薬/マンダム コスモエネルギーホールディングス 住友理工 小森コーポレーション アンリツ/オムロン/JVC ケンウッド/日新電機/日本光電工業/フォスター電機/ 富士通ゼネラル/マクセルホールディングス シチズン時計 堀場製作所 日本航空 西日本電信電話 日鉄住金物産 MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス 建設業: 食料品: 繊維製品: 化学: 石油・石炭製品: ゴム製品: 機械: 電気機器: 精密機器: その他製品: 空運業: 情報・通信業: 卸売業: 金融・保険業:

2017年度 環境省 サプライチェーン排出量の算定支援 ※業種内五十音順 ○参加企業一覧(全28社) 化学: 食料品: 機械: ガラス・土石製品: 電気機器: 精密機器: 輸送用機器: 印刷: ゴム製品: 陸運業: 卸売業: 保険業: その他金融: 日産化学、日東電工、日本ゼオン、ファンケル、三菱ガス化学 コカ・コーラ ボトラーズジャパン ダイキン工業、日立建機 AGC カシオ計算機、京セラ、シスメックス、フォスター電機、横河電機 タムロン テイ・エス テック、豊田合成、豊田自動織機、トヨタ車体、マツダ サンメッセ、凸版印刷 住友ゴム工業 日本通運、日立物流 キヤノンマーケティングジャパン MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス 日立キャピタル <支援結果> ・個社別支援実施企業:17社 (17社全て算定済み) ※業種分類は事務局が日本標準産業分類等に当てはめ作成 ※下線付は個社別支援実施企業 ●SBT策定とサプライチェーン排出量の算定の両方応募した企業(21社) AGC、MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス、京セラ、コカ・コーラ ボトラーズジャパン、サンメッセ、シスメックス、住友ゴム工業、ダイキン工業、テイ・エス テック、凸版印刷、豊田合成、豊田自動織機、日産化学、日東電工、日本ゼオン、日本通運、日立キャピタル、日立建機、ファンケル、マツダ、三菱ガス化学

We Mean Businessの取組 【ネットゼロ(Net-Zero)】 低炭素技術パートナーシップイニシアティブ(LCTPi)への参加 2018年12月11日現在 2℃目標実現に向けて、企業や政策立案者のための共同プラットフォームを提供する取組。現在、低炭素貨物、再生可能エネルギー、炭素吸収、省エネビルディング、セメント、低炭素輸送燃料、農業、森林、化学薬品の9つの技術分野においてプロジェクトが進行中。 WBCSDが主導し、IEAとUNSDSNが共同で実施(We Mean Businessが全体を支援)。 コミットした企業は世界で97社、日本企業は1社。 参加企業の例 Arcadis Audi AG CEMEX DuPont Engie Infosys Limited Kellog Company Michelin 三菱ケミカル ホールディングス Nestlé Novozymes PepsiCo,Inc. Red Rock Biofuels Royal DSM Schneider Electric Siemens AG Starbucks Corporation The Coca-Cola Company Unilever plc United Technologies Corporation UPS Walmart West China Cement Yes Bank [出所]WE MEAN BUSINESSホームページ Low Carbon Technology Partnerships Initiative       (https://www.wemeanbusinesscoalition.org/commitment/join-the-low-carbon-technology-partnership-initiative/)より作成

We Mean Businessの取組 【エネルギー(Energy)】 100%再エネ導入へのコミット(RE100)(1/2) 2018年12月11日現在 コミットした企業は、製造業、情報通信業、小売業など世界で168※社、日本企業は13社。 ※内訳として、RE100イニシアティブ登録企業157社、RE100イニシアティブ未登録企業11社(再エネ100%9社・その他2社) RE100は、事業を100%再エネで賄うことを目指す企業連合。2014年に結成。イギリスに本部を置くNPOのThe Climate GroupがCDPの支援を受けて実施。各社は実績を毎年、CDP質問書を通してRE100に報告、「RE100 Annual Report」に公表。 RE100に参加している 日本企業(参加順) 100% 目標年 達成進捗 アプローチ 2017年 2016年 リコー 2050年 15% 2.9% 環境事業開発センター(御殿場市)にて、1,100MWhの太陽光パネル導入、マイクロ水力発電の実用化、木質バイオマスエネルギーボイラーの導入 など 積水ハウス 2040年 17% 3% 自社が販売した太陽光パネル搭載住宅のオーナーから、FIT買取制度終了後の余剰電力を購入 など アスクル 2030年 1% 0% 物流センター新設時に太陽光パネルを設置 大和ハウス工業 0% - 風力、太陽光、水力の再エネ導入を推進。2017年12月末時点で227MWの発電設備を設置。その発電量は総電力使用量481GWhの6割に相当 ワタミ 秋田県で3基の風力発電を稼働、北海道でメガソーラー事業を展開 再エネの地産地消を支援する地域電力会社を2社設立 イオン 自家消費用として自店舗への太陽光パネル設置、再エネ電力への切替、電力事業グループ会社からの再エネ電力購入 など [出所]RE100ホームページ(http://there100.org/)、Progress and Insights Annual Report(2018)、毎日新聞地方版2017年6月10日(https://mainichi.jp/articles/20170610/ddl/k22/020/142000c)、積水ハウスニュースレター2017年10月20日(http://www.sekisuihouse.co.jp/company/topics/datail/__icsFiles/afieldfile/2017/10/20/20171020.pdf)、アスクルホームページ 環境・社会活動報告(https://www.askul.co.jp/csr/environment/promise/promise3.html)、大和ハウス ニュースルーム2018年3月1日(http://www.daiwahouse.com/about/release/house/20180301132143.html)、ワタミ News Release2018年3月19日(http://v4.eir-parts.net/v4Contents/View.aspx?template=ir_material&sid=89563&code=7522)、日経xTECH2018年3月29日(http://tech.nikkeibp.co.jp/dm/atcl/news/16/032910942/)より作成 

We Mean Businessの取組 【エネルギー(Energy)】 100%再エネ導入へのコミット(RE100)(2/2) 2018年12月11日現在 RE100に参加している 日本企業(参加順) 100% 目標年 達成進捗 アプローチ 2017年 2016年 城南信用金庫 2050年 0% - 電力小売り事業者との契約、非化石証書付電力の購入、太陽光パネル、自家用発電設備の設置 など 丸井グループ 2030年 0% ブロックチェーン技術により発電所が特定された再エネ電力を購入 富士通グループ 3% 国内外の拠点において各地域に応じた再エネ電力を調達、研究開発や技術実証による再エネ普及 エンビプロ・ホールディングス 自社工場への太陽光発電設備導入による再エネの自家消費促進 ソ ニー 2040年 5% 事業所の電力を100%再エネ化した欧州に加え、北米や中国での再エネ導入拡大、タイや日本などの製造事業所での太陽光パネルの設置推進、自己託送制度を活用した事業拠点間再エネ電力融通 など 芙蓉総合リース 2050年までに事業活動による電力の100%再エネ化を目指すとともに、再エネの普及拡大や地域社会貢献にも取り組む コープさっぽろ 2040年までに事業活動による電力の100%再エネ化を目指すとともに、持続可能な地域づくりに貢献にも取り組む [出所]RE100ホームページ(http://there100.org/)、Progress and Insights Annual Report(2018)、城南信用金庫NEWS RELEASE平成30年5月24日(http://www.jsbank.co.jp/about/newsrelease/pdf/2018-05-24-1-re100.pdf)、みんな電力プレスリリース7月10日(http://corp.minden.co.jp/wp-content/uploads/2018/07/20180710_release.pdf)、富士通プレスリリース7月20日(http://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/07/20.html)、エンビプロ・ホールディングスお知らせ7月20日(http://contents.xj-storage.jp/xcontents/56980/e205c80c/d40a/4019/a1af/735e7e753c15/20180720091943725s.pdf)、ソニーニュースリリース2018年9月10日 https://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201809/18-0910/)、芙蓉総合リースニュースリリース2018年9月26日(https://ssl4.eir-parts.net/doc/8424/tdnet/1631537/00.pdf)、コープさっぽろからのお知らせ 2018年10月19日(https://www.sapporo.coop/corporate/content/?id=328)より作成 

We Mean Businessの取組 【エネルギー(Energy)】 エネルギー生産性の2倍化へのコミット(EP100) 2018年12月11日現在 事業のエネルギー効率倍増を促す取組。省エネ効率の50%改善等、消費エネルギー単位毎の経済 生産性2倍化を目標にする企業を増やす取組。 The Climate GroupがAlliance to Save Energyとのパートナーシップの下主催。 コミットした企業は世界で35社、日本企業は2社。 参加企業の例 本部 100% 目標年 アプローチ 大和ハウス工業 日本 2040年 既存施設での集中的な省エネ実施、新規施設でのZEB推進 など 日本電信電話 2025年 高効率直流電力設備の導入促進及び通信設備の省エネルギー化 Mahindra Holidays インド 発光ダイオード照明への切り替えなど、機器のアップグレード投資 など H&M スウェーデン 2030年 高効率の店舗設備導入によるエネルギー従来比40%減での店舗建設 など Woolworth Holdings 南アフリカ 高効率照明やリアルタイムモニタリングを導入 など LAND SECURITIES イギリス 2034年 小売ポートフォリオ全体でLED照明への投資拡大、床面積の最小限化 など JOHNSON CONTROLS 米国 エネルギーサブメーターシステムによるプラントのISO-50001プロセスをサポート など CREE - 設備全体にLED照明を採用し、性能の継続的な改善を行う など Swiss Re スイス 2020年 自社でのカーボンフットプリントへの取組、また自社施設での太陽光発電 など [出所]The Climate Groupホームページ EP100(https://www.theclimategroup.org/project/ep100)、 大和ハウス ニュースルーム2018年3月1日(http://www.daiwahouse.com/about/release/house/20180301132143.html)、 NTT持株式会社ニュースリリース2018年10月29日(http://www.ntt.co.jp/news2018/1810/181029a.html)より作成

We Mean Businessの取組 【都市(Urban)】 持続可能な燃料市場の拡大(BELOW50) 2018年12月11日現在 バイオ燃料などの需要を拡大し、従来の化石燃料利用50%以下を目標にする7企業を増やす取組。 WBCSD、Sustainable Energy For All、RSBにより共同で実施。 コミットした企業は世界で21社、日本企業はゼロ。 参加企業の例 本部 化石燃料の 代替燃料 テクノロジー 製品 DU PONT 米国 コーンストーバー 軽度のアルカリ前処理及び 独自の生体触媒技術 リグノセルロース系エタノール UPS 農業廃棄物 Novozymes 再生可能天然ガス(RNG) UNITED 非食用天然油 農産廃棄物 Honeywell UOP ICM UCO(イエローグリス) エステル交換および水素化処理 バイオディーゼル、再生可能ディーゼル SCANIA スウェーデン エタノールの穀物 バイオ精製 エタノールおよび動物性タンパク質飼料 UPM フィンランド 残渣(林業) 水素化処理 再生可能ディーゼル CLARIANT ドイツ リグノセルロース系 農業残留物 酵素加水分解と発酵 エタノール、リグニン、ビナス、CO2、セルロース系糖 [出所]BELOW50ホームページ Companies(http://below50.org/companies/)より作成

We Mean Businessの取組 【都市(Urban)】 電気自動車移行へのコミット(EV100) 2018年12月11日現在 2030年までに、電気自動車への移行またはインフラ整備等の普及に積極的に取り組む企 業を増やす取組。 The Climate Groupが主導。 コミットした企業は世界で26社、日本企業は3社。 参加企業の例 本部 アプローチ イオンモール 日本 日本の135店舗に751台、中国の6店舗に348台の充電器を設置済み アスクル 業務用車両約200台全てのEV車切り替え EV配送車両専用の配送拠点を開設し、EV車による配送を開始(2016年10月~) 日本電信電話 NTTグループが保有している一般車両約1.1万台について、2025年までに「50%EV化」、2030年までに「100%EV化」を目指す Deutsche Post DHL Group ドイツ 中期的に郵便・宅配便全てを再エネ由来の電気自動車に変更させる など HP inc. 米国 ドイツ、インド、イスラエルの従業員に120か所以上のEV充電ステーションを提供 など IKEA オランダ 半分以上の店舗にEV充電スタンドを設置 中国では50台以上のEVトラックが稼働し、2018年にはLAとNYで20台が稼働予定 など Unilever イギリス 全車両を電気自動車に移行 など 百度 中国 自社車両の電気自動車移行、社員の構内移動時に電気バスを導入 など [出所]Climate Groupホームページ EV100 MEMBERS(https://www.theclimategroup.org/ev100-members)より作成

We Mean Businessの取組 【土地(Land)】 2020年までにすべてのサプライチェーンの一次産品による森林破壊の停止 2018年12月11日現在 森林破壊の主な要因である畜産物、パーム油、木材、大豆などのサプライチェーンにおいて、2020年 までに森林破壊撲滅を目指す取組。 コミットした企業は世界で54社、日本企業は1社。 参加企業の例 花王 AXA BNP Paribas Carrefour Danone H&M HP Kellogg L'Oréal  Marks and Spencer Nestlé Pearson Procter & Gamble Tesco Tiffany & Co. Unilever [出所]WE MEAN BUSINESSホームページ Remove Deforestation (https://www.wemeanbusinesscoalition.org/commitment/remove-commodity-driven-deforestation-from-all-supply-chains-by-2020/)より作成

We Mean Businessの取組 【産業(Industrial)】 短寿命気候汚染物質の排出削減 2018年12月11日現在 メタン、ブラックカーボン、対流圏のオゾン等の短寿命気候汚染物質(Short-Lived Climate Pollutants:SLCPs)の排出削減を推進する取組。 Climate & Clean Air Coallition(CCAC)がUNEPやBSR等と共同で実施。 コミットした企業は世界で22社、日本企業はゼロ。 参加企業(CCAC経由) Danfoss Deutsche Post DHL Diageo Plc Eni HP IKEA Pemex PTT Tongaat Hulett Ltd Southwestern Energy Statoil The Coca-Cola Company Total Veolia Volvo 参加企業(WMB経由) Autodesk Bank Australia Correos(Grupo Sepi) Ingersoll-Rand Co.Ltd. Coway Johnson Controls Origin Energy [出所]WE MEAN BUSINESSホームページ Reduce SLCPs (https://www.wemeanbusinesscoalition.org/commitment/reduce-short-lived-climate-pollutant-emissions/)より作成

We Mean Businessの取組 【実現に向けて(Enablers)】 カーボンプライシングの設定 2018年12月11日現在 企業に対して排出する炭素に価格を付けることを推進する取組。 コミットした企業は世界で79※社、日本企業はゼロ。 ※We Mean Businessのウェブサイトに掲載されている、国連グローバルコンパクトの「カーボン・プライ シングにおけるビジネスリーダーシップ基準」にコミットした企業71社、世界銀行の「カーボン・プライシング に関する声明」にコミットした企業16社の総計(両方にコミットしている企業9社) 参加企業の例 設定年 炭素価格 (MT/CO2e) 目的 Novartis 2015年 $100 炭素税やキャップ・アンド・トレードのスキームを通じて、経済の中に埋め込まれている炭素コストを開示する Royal DSM 2016年 €50 インターナルプライシングを通じて、大規模投資プロジェクトの評価について温室効果ガス排出量(スコープ1、2)の財務的影響を含める SUEZ ①EUの価格(€30)を基に設定 ②€50 高効率ウォーターポンプなどの低炭素技術への投資促進 Solvay €25 すべての投資決定において、気候問題対策を考慮に入れたものにする TOTAL $40 低炭素技術への研究投資などの気候変動プロジェクトと長期戦略の実行可能性を確実なものとする [出所]<取組説明>WE MEAN BUSINESSホームページ Carbon pricing (https://www.wemeanbusinesscoalition.org/commitment/put-a-price-on-carbon/)より作成 <参加企業例>CDPホームページ データとインサイト リサーチページ内「Carbon Price report 2016」(https://www.cdp.net/ja/reports/downloads/1132)、 i4ceホームページ publications 3ページ目 「Prix interne du carbone – une pratique montante en entreprise」(http://www.i4ce.org/publications/page/3/)より作成

We Mean Businessの取組 【実現に向けて(Enablers)】 気候変動対策への責任ある関与へのコミット 2018年12月11日現在 企業に対し、ガイドラインに基づいた気候変動対策への取組実施と毎年の進捗報告を促 す取組。 WRI、CDP、WWF、Ceres、The Climate Groupが共同して実施。ガイドラインも共同 策定。 コミットした企業は世界で129社、日本企業は6社。 参加企業の例 花王 近畿日本鉄道 コニカミノルタ 富士フイルムホールディングス 本田技研工業 リコー AXA Group BNP Paribas Danone Fiat Chrysler GlaxoSmithKline H&M IKEA Kellog Landsec Nestlé Renault salesforce.com Suez Tesco Tiffany & Co. Unilever plc Vodafone Group Wipro [出所]WE MEAN BUSINESSホームページ Responsible Climate Policy (https://www.wemeanbusinesscoalition.org/commitment/responsible-engagement-in-climate-policy/)より作成

We Mean Businessの取組 【実現に向けて(Enablers)】 気候関連財務情報開示タスクフォースによる提言へのコミット 2018年12月11日現在 企業に、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)による提言を実施するよう促す取組。以前 の「⑤信認義務として主要な報告において気候変動情報を開示」を更新したもので、そこでの参加企 業は「CDSB声明への署名企業」として当取組に含む。 気候変動開示基準委員会(Climate Disclosure Standards Board)が実施。 コミットした企業は世界で166社、日本企業は4社。 TCFDの提言実行をコミットしている企業事例 Aviva Ferrovial Iberdrola SA Marks and Spencer Philips Lighting Royal DSM Sopra Steria Wipro CDSB声明への署名企業 キリンホールディングス コニカミノルタ 日産自動車 本田技研工業 AXA BNP Paribas Fiat Chrysler GlaxoSmithKline H&M L’Oréal Landsec Lenovo Nestlé Royal KPN Unilever Wal-Mart [出所]WE MEAN BUSINESSホームページ Report Climate Change Information (https://www.wemeanbusinesscoalition.org/commitment/commit-to-implement-the-recommendations-of-the-tcfd/)より作成

We Mean Businessの取組 【回復力(Resilience)】 水の安全保障の改善 2018年12月11日現在 企業に、変化する気候の中で水に関するリスクを分析、共有し、持続可能な水資源管理問題に対す る取組を推進。 CDP、国連グローバルコンパクトのウォーターマンデート、スエズ、WBCSDの共同によるBAFWACが実 施。 コミットした企業は世界で51社、日本企業は4社。 参加企業の例 キリンホールディングス ソニー 富士通 富士フイルム ホールディングス AstraZeneca Coca-Cola FEMSA Danone Ford GlaxoSmithKline Greenflex Saint-Gobain Suez Environnement Tata Tiger Brands Unilever Weir Capacity [出所]WE MEAN BUSINESSホームページ Improve Water Security (https://www.wemeanbusinesscoalition.org/commitment/improve-water-security/)より作成