土野恭輔 08s1-024 明星大学理工学部物理学科天文学研究室

Slides:



Advertisements
Similar presentations
2020 年代の光赤外線天文学 「恒星物理・超新星・晩期型 星」 サイエンス(分科会報告) 「恒星物理・超新星・晩期型星」検討 班 発表者: 野沢 貴也( NAOJ ) 2014/09/10.
Advertisements

太陽系 地球 太陽 X線天文衛星 ©JAXA ©NASA ©JAXA 銀河~恒星の ~10 15 m ~10 21 m ~10 7 m ~10 9 m ー X線X線 電子 熱制動放射 特性X線(輝 線) + イオン 遷移 エネルギー準位 高 低 ー X線X線 etc.. 電磁波の波長 長 短 電磁波のエネルギー.
ところで一般相対性理論によれば、太陽を半径3 kmにまで 圧縮したらブラックホールになるらしい。どんな世界なのか?
X線で宇宙を見る ようこそ 講演会に 京大の研究
第5回 分子雲から星・惑星系へ 平成24年度新潟大学理学部物理学科  集中講義 松原英雄(JAXA宇宙研)
天文学入門講座第4回 恒星 星座を形作る『恒星』の種類、星の一生についてお話しします
自己紹介 山﨑 孝治(やまざき こうじ) Koji Yamazaki
かなた望遠鏡による NGC2264の可視赤外同時観測
宇宙年齢10億年以前におけるSMBHの存在 遠方宇宙の観測で宇宙10億歳(z~6)未満で10億M⦿程度以上の活動銀河核中のSMBHの存在を確認 赤方偏移 z SMBH質量 [M⦿] URAS J ~2×109 M⦿ 宇宙7.5億歳(z~7)
星形成領域NGC2264における AA Tau 型星の可視赤外同時観測
星間物理学 講義3資料: 星間ガスの熱的安定性 星間ガスの力学的・熱的な不安定性についてまとめる。星形成や銀河形成を考える上での基礎。
共生型新星 PU Vul の 複合的な光度曲線モデル
2006年2月22日 宇宙重力波干渉計検討会 - 小型衛星とDECIGO - 川村静児 国立天文台
第6回 制動放射 東京大学教養学部前期課程 2012年冬学期 宇宙科学II 松原英雄(JAXA宇宙研)
第11回 星・惑星系の誕生の現場 東京大学教養学部前期課程 2012年冬学期 宇宙科学II 松原英雄(JAXA宇宙研)
2002/08/09 国立天文台天体観望会 M57 (惑星状星雲).
科学概論 2004年12月9日
原始惑星系円盤の形成と進化の理論 1. 導入:円盤の形成と進化とは? 2. 自己重力円盤の進化 3. 円盤内での固体物質の輸送
大阪市立大学数学研究所 孝森洋介 共同研究者: 大川、諏訪(京大基研)、 高本(京大理)
日本物理学会年次大会・総合パネル討論「現代プラズマ科学の 最前線:学際連携によるプラズマ理工学のさらなる展開」
恒 星 葛飾区郷土と天文の博物館 天文学入門講座 第5回 担当 高梨直紘.
松本浩典 京都大学理学部物理第二教室宇宙線研究室
自然の芸術 = 頭の体操:天動説か地動説か=正午のアナレンマ 正午のアナレンマ 「学校でならったから正しい」のではなく
数値相対論の展望        柴田 大 (東大総合文化:1月から京大基研).
S3: 恒星とブラックホール (上田、野上、加藤)
宇宙物理II(9) Planetary Formation
愛媛大学理学部物理学科 & 愛媛大学宇宙進化研究センター 鍛冶澤 賢 理学部物理学科 松山市 (宇宙進化研究センター併任)
愛媛大学 理学部物理学科 & 宇宙進化研究センター
銀河物理学特論 I: 講義1-2:銀河の輝線診断 Tremonti et al. 2004, ApJ, 613, 898
星間物理学 講義3資料: 星間ガスの力学的安定性 星間ガスの力学的な安定性・不安定性についてまとめる。星形成や銀河形成を考える上での基礎。
重力・重力波物理学 安東 正樹 (京都大学 理学系研究科) GCOE特別講義 (2011年11月15-17日, 京都大学) イラスト
基礎宇宙物理学 II 電磁流体力学入門 第1回 天体活動現象入門 2011年4月8日.
銀河・銀河系天文学 星間物理学 鹿児島大学宇宙コース 祖父江義明 .
C2 天体撮像 担当:冨田 良雄 4号館5階516号室 内線:3899、
水素核融合炉 7MeV/n.
星の進化と元素の起源 -我々はどこからきたのか-
論文紹介 Type IIn supernovae at redshift Z ≒ 2 from archival data (Cooke et al. 2009) 九州大学  坂根 悠介.
重力レンズ効果による画像の変形と明るさの変化
東邦大学理学部物理学科 宇宙・素粒子教室 上村 洸太
パルサーって何? 2019/4/10.
科学概論 2005年1月20日
星間物理学 講義4資料: 星間ダストによる散乱・吸収と放射 2 銀河スケールのダスト、ダストの温度、PAH ほか
S5(理論宇宙物理学) 教 授 嶺重 慎 (ブラックホール)-4号館409 准教授 前田 啓一(超新星/物質循環)-4号館501
宇宙線研究室 X線グループ 今こそ、宇宙線研究室へ! NeXT
倉本研究室 宇宙理学専攻 修士1年 岡澤直也.
新潟大学集中講義 ープラズマ物理学特論ー (天体電磁流体力学入門) 2004年1月19日ー1月21日
超新星爆発.
九州大学 猿渡元彬 共同研究者 橋本正章 (九州大学)、江里口良治(東京大学)、固武慶 (国立 天文台)、山田章一(早稲田理工)
銀河座 12月番組 製作:高梨 ダークが支配 我が宇宙 2011年度 ノーベル物理学賞 解説.
恒 星 葛飾区郷土と天文の博物館 天文学入門講座 第5回 担当 高梨直紘.
講義ガイダンス 「宇宙の物質循環を理解するために使われる物理・化学・数学」
3.8m新技術望遠鏡を用いた 超新星爆発の観測提案 -1-2mクラス望遠鏡による成果を受けて-
第12回 銀河とその活動現象 東京大学教養学部前期課程 2017年度Aセメスター 宇宙科学II 松原英雄(JAXA宇宙研)
星間物理学 講義 3: 輝線放射過程 I 水素の光電離と再結合
強結合プラズマ 四方山話 − 水素とクォーク、高密核融合、 クーロンクラスター、そして粘性 −
惑星と太陽風 の相互作用 惑星物理学研究室 4年 深田 佳成 The Interaction of The Solar
P5 田中貴浩(教授)、細川隆史(准教授)、瀬戸直樹(助教) 担当:天体核研究室の教員
ようこそ Hot Universe へ Fes. 馬場 彩 Contents X線天文学とは?
大規模シミュレーションで見る宇宙初期から現在に至る星形成史の変遷
天文・宇宙分野1 梅村雅之 「次世代スーパーコンピュータでせまる物質と宇宙の起源と構造」
2011年8月金沢大学集中講義 「X線天文学」 第2回 相対性理論とブラックホール
木内 建太(早稲田大) 共同研究:柴田大(京大基研) 関口雄一郎(国立天文台) 谷口敬介(ウィスコンシン大)
3.宇宙はどんな世界 天文学、宇宙物理学に関する基礎知識.
研究紹介:山形大学物理学科 宇宙物理研究グループ 柴田研究室
S5(理論宇宙物理学) 教 授 嶺重 慎 (ブラックホール)-4号館409 准教授 前田 啓一(超新星/物質循環)-4号館501
星のエネルギー源.
甲南大学 理工学部物理学科 宇宙粒子研究室 学籍番号 氏名 上田武典
楕円銀河の銀河風モデル Arimoto & Yoshii (1986) A&A 164, 260
中間質量ブラックホールの理解に向けた星の衝突・破壊に関する研究
どんな天体がX線を出すか? MAXIのデータを1年半に わたり集積した全天X線画像
Presentation transcript:

土野恭輔 08s1-024 明星大学理工学部物理学科天文学研究室 星の進化についてのレビュー 土野恭輔 08s1-024 明星大学理工学部物理学科天文学研究室

目次 はじめに 星形成 原始星 主系列星 赤色巨星 白色矮星 超新星 中性子星 ブラックホール まとめ

はじめに  星の進化についてのレビューをまとめる。星間ガスが収縮して星が生まれてから死ぬまでの過程を辿り、質量ごとに異なる最後の姿を追っていく。

c 原始星 赤色巨星 0.08~0.46 主系列星 0.46~4 白色矮星 4~8 8~20 惑星状星雲 中性子星 星間ガス 超新星爆発 質量範囲{太陽質量} 原始星 赤色巨星 0.08~0.46 主系列星 0.46~4 白色矮星 4~8 8~20 惑星状星雲 中性子星 星間ガス 超新星爆発 20~40 ブラックホール 時間(10万年) 1 5 10 20 23 50 100 130 150 1500 20000 2× 10 6

星形成 ・星は星間ガスが収縮して誕生する。 ・特に密度が高い部分を分子雲という。

原始星 ・重力収縮によって輝きだした星を原始星と呼ぶ。 ・降着円盤からガスが降り積もって成長する。

主系列星 ・星が核融合を起こして安定な状態を保っている段階を主系列星という。

赤色巨星 ・赤色巨星は主系列星の100倍以上の大きさになる。 ・核融合により次々と重い元素が作られていく。

・白色矮星は電子の縮退圧によって支えられている。 ・赤色巨星の外層は惑星状星雲になる。 ・白色矮星は電子の縮退圧によって支えられている。 ・赤色巨星の外層は惑星状星雲になる。 りゅう座 キャッツアイ星雲

超新星 ・8 M ☉ ~10 M ☉ の星では電子捕獲により中性子星が残される。 ・ 10M ☉ 以上の星では鉄の光分解により中性子星かブラックホールが残る。

中性子星 ・中性子星を支えているのは中性子の縮退圧である。 ・強力な磁場を持ち、高速で自転しているパルサーと、パルサーよりも更に強い磁場を持ったマグネターが存在する。

ブラックホール ・強すぎる重力により、シュバルツシルト半径よりも内側に入ると光でさえも脱出することができない。 ・特異点の形状や自転の有無によっていくつかの種類が存在する。

まとめ  卒業研究を通して、多くの知識を得ることができた。今回は連星や変光星について触れていないので、今後これらについても理解を深めていきたいと思っている。