ソフトウェア設計検証 研究室の紹介 知能情報学部 准教授 新田直也
研究室について 研究室の場所 13号館2階 Webページ http://silverbullet.is.konan-u.ac.jp 学生実験室 13-217 新田研究室 13-206 Webページ http://silverbullet.is.konan-u.ac.jp スタッフ 准教授 新田直也
研究室の特色 開発 理論よりも実践を重視します. ゼミ生全員で1つのソフトウェアの開発に取り組みます(ゼミプロジェクト). 技術者としての基礎訓練のため. 研究の意義を実感するため. 研究で使えるプロジェクトデータの収集のため. チームとして1つのことに取り組む経験のため. 役に立つ研究を指向しています.
卒業までのスケジュール 最先端のスタイルで開発します. 難易度の高いソフトウェアを開発します. 英語の文献の輪読は学部ではしません. ゼミプロジェクト 9 10 11 12 1 2 3 4 5 6 7 8 新田開発室 仕様決め & 開発演習 設計 & 実装 & テスト 卒業研究 標準的な研究室 専門分野の勉強 最先端のスタイルで開発します. Git,チケット駆動開発,継続的インテグレーション,RESTful… 難易度の高いソフトウェアを開発します. Webアプリ + 3Dゲーム + Androidアプリ 英語の文献の輪読は学部ではしません. 卒研発表は丁寧に指導します.(論文の指導は少なめかも?)
ソフトウェア開発における諸問題 不備が混入してもすぐには発覚しない. 後の工程になればなるほど軌道修正は困難. 破綻 実装 設計 破綻 実装 要求分析 設計 実装 テスト 保守・ 再利用 困難
研究分野 3つの分野で研究しています. フォワード エンジニアリング リエンジニアリング リバース エンジニアリング 破綻 実装 設計 破綻 軌道修正 実装 不備 不備 不備 要求分析 設計 実装 テスト 保守・ 再利用 困難
研究テーマ 各分野の研究テーマの例: フォワードエンジニアリング リバースエンジニアリング リエンジニアリング ソフトウェア動的・静的解析 アーキテクチャ理解 機能抽出 ソフトウェア設計手法 アーキテクチャ評価・導出支援 アーキテクチャレベルリファクタリング リエンジニアリング
研究の例(1) ソフトウェア解析手法 分担してソフトウェアを開発する場合や,ソフトウェアを再利用する場合に,他人が書いたソフトウェアを理解しなければならない場合があります.本研究では,どこから読んでいけば良いかさえわからないような巨大なソフトウェアを効率よく理解するためのソフトウェア解析手法について取り組んでいます.現在,デルタ抽出プロジェクトと機能追加制約に基づく対話的機能抽出プロジェクトが進行中です.
研究の例(2) アーキテクチャレベルのリファクタリング ソフトウェアの設計は開発が進むにつれて劣化していきます.あるいは,最初に考えた設計が不適切であることが後から判明することもあります.そのため開発途中のソフトウェアの設計を安全に変更する技術としてリファクタリングが注目されています.本研究は通常,局所的な設計変更にしか適用できないリファクタリングをアーキテクチャレベルの大規模設計変更にまで適用できるよう拡張することを目指しており,多クラス間疎結合化リファクタリングを考案しました.
研究の例(3) ソフトウェアアーキテクチャの評価手法 ソフトウェアアーキテクチャはソフトウェアの全体構造です.アーキテクチャの設計が良くないとプロジェクトが混乱したり,最悪の場合プロジェクトが失敗する可能性もあります.本研究ではそのような事態を避けるためのアーキテクチャ評価および設計手法の開発に取り組んでおり,データ制約に基づくアーキテクチャの段階的導出手法を考案しました.