Web - 01 IIS を インストールしよう
内容 IIS とは? IIS にできること IIS のインストール Windows 7 へのインストール Windows 7 での IIS 追加機能の選択 Windows Server 2008 R2 へのインストール Windows Server 2008 R2 での IIS 追加機能の選択 IIS インストール完了の確認
IIS とは? 正式名称は インターネット インフォメーション サービス Windows 標準の Web サーバー Windows のサーバー OS のすべてのエディションに同梱 Windows の クライアント OS でもほとんどのエディション に同梱 Window 7 のエディション IIS Ultimate ○ Professional Enterprise Home Premium Home Basic × Starter クライアント OS である Windows 7 の Home Basic、Starter エディションには IIS は付属しません。
IIS にできること インターネット向けの コンテンツ配信 Web コンテンツの公開 アプリケーションの実行 メディア配信 その他 Web サーバーはインターネットで標準的に使用されている http や FTP といったプロトコルを使用して、コンピューター内の決められた場所に配置したファイルにアクセスすることを可能にします。 これを “公開する”、”パブリッシュする” などといいます。 Web サーバーにより公開されたファイル = コンテンツは、InternetExplorer のような Web ブラウザーから URL を使用して閲覧できるようになります。 つまり、Web サーバーをインストールすることにより、コンピューターを、Web のコンテンツを配信する放送局のようなものすることができるのです。 IIS はこの Web サーバーの機能のほか、動画や音楽を配信するメディアサーバー、ASP.NET や PHP のような Web アプリケーションを実行するアプリケーションサーバーとしての機能ももっています。 このように、IIS を使用すると、現在インターネットで行われているサービスのほとんどをホストすることができるようになります。 インターネット向けの コンテンツ配信
IIS のインストール OS の機能追加画面でインストールを行う サーバー OS とクライアント OS でインストール画面が異 なる クライアント OS でインストールされる IIS は開発者向け セットアップ完了後に OS の再起動は不要 IIS のインストールは、Windows OS に用意されている機能追加画面から行うことができます。 Windows Server のような サーバー OS と、Windows 7 のようなクライアント OS とでは、インストーラーの画面構成が異なりますが、操作内容に異なる点はありません。 インストーラーにはわかりやすい GUI が付いているので、セットアップしたい機能をチェックボックスで選択するだけでインストールと構成を行うことができます。 また、インストーラーには、あらかじめ Web サーバーとしての必要最低限の機能が選択されているので、ドキュメントや画像の配信を行う目的であれば、とくに機能を選択する必要はありません。 <備考> クライアント OS にインストールされる IIS には以下のような制限がある ・ 同時接続数は 10 まで (10 を越えるとキューイングされる) ・ リモート管理サービスが提供されない Home Premium エディションではさらに制限が厳しく、同時接続数は 3 であり、以下の機能はサポートされない ・WebDav 発行 ・ODBC ログ ・Windows 認証 ・ダイジェスト認証 ・クライアント証明書マッピング認証 ・IISクライアント証明書マッピング認証 ・FTPサーバーの公開 Windows 7 Windows Server 2008 R2
Windows 7 へのインストール [プログラムと機能] の [Windows の機能の有効化 または無効化] を使用 [インターネット インフォメーションサービス] を選択 [Windows の機能の有効化または無効化] の [インターネット インフォメーションサービス] を選択することで、Web サーバーとしての基本的な機能が追加される
Windows 7 での IIS 追加機能の選択 [ World Wide Web サービス ] 以下のツリーを展開 していくことで、さらに詳細な機能選択が可能 GUI でインストールが簡単
Windows Server 2008 R2 への インストール サーバー マネージャーから [ 役割の追加 ] をクリック [ サーバーの役割の選択 ] 画面で “Web サーバー ( IIS )” を選択
Windows Server 2008 R2 での IIS 追加機能の選択 [ 役割サービスの選択 ] 画面でインストールする詳 細な機能を選択可能 依存関係が自動的に検出され、セットアップが自動構 成される
IIS インストール完了の確認 以下のいずれかの URL で IIS の既定の Web サイトに アクセスし、既定のドキュメントが表示されるか確認 http://localhost/ http://コンピューター名/
参考 インターネット Web サーバー構築ガイドライン 『第 1 章 IIS をインストールしよう』 http://technet.microsoft.com/ja-jp/iis/ff625168.aspx Windows Server 2008 - IIS 7.0 のインストール方法 http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ dd647605.aspx#MethodsInstall Windows Vista への IIS 7.0 のインストール http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/ ee890770.aspx (※) ドキュメントのタイトルが Windows Vista や Windows Server 2008 となっていますが、内容自体は Windows 7、Windows Server 2008 R2 と共通です。