母音継続時間を計測する
音声分析ソフトPraat アムステルダム大学のPaulBoersma氏とDavidWeenink氏によって開発されたオープンソースのソフトウェア 無料でダウンロードでき、高機能。 スクリプト(簡単なプログラム)を書くことによって作業を半自動化できる。 近年、多くの音声研究者がPraatを用いて研究。
Praatのダウンロード http://www.fon.hum.uva.nl/praat/ "DownloadingPraatforWindows“ 32-bit edition: praat5400_win32.zip (4 October 2014; 5.4 MB) (推奨) 64-bit edition: praat5400_win64.zip (4 October 2014; 5.7 MB) (1)右クリックして「名前を付けてリンク先を保存」 (2)ダウンロード先をデスクトップに指定して、OK
Praatの起動 (1)DLしたpraat5400_win32.zipを右クリックして 「すべて展開」を選択⇒Praatフォルダが作成 (2) Praatフォルダを各自のUSBにコピーする (3) Praatフォルダ内のPraat.exe(きのこアイコン)をダブルクリックして、起動する 終了するには、画面右上の×をクリック (左上[Praat]メニューから[Quit]を選択)
Praat起動時の画面 オブジェクトウィンドウ ピクチャウィンドウ
音声ファイルを開く (1)メニューのOpenからReadfromfile...を選択し、 開くファイルを選択して「開く」を押す。 ⇒オブジェクトウィンドウの左側に、 対象ファイル(ハイライト)の番号、タイプ、 音声ファイル名が表示される。 (2) 音声ファイルを再生するには、 オブジェクトウィンドウ右側のボタン群から [Play]ボタンをクリック
音声波形を描画する ピクチャウィンドウのピンク枠(描画範囲)を マウスでドラッグする(範囲を指定する) マウスでドラッグする(範囲を指定する) (2)オブジェクトウィンドウのDraw⇒Draw⇒OKで、音声波形が描画される (3) 波形図を保存するには、 ピクチャウィンドウのメニューのFile⇒Save as Window metafileを選択し、ファイル名を指定 してOK(拡張子 .emfファイルとして保存) ※マウスで描画範囲を選択し、Ctrl+C(コピー)した後、Word上でCtrl+V(ペースト)貼り付けできる。
サウンドスペクトログラム オブジェクトを選択し、右側の[View&Edit]ボタンを押すとSound Editor画面が表示される。 上半分は音声波形、 下半分はサウンドスペクトログラム 青い線は基本周波数(「Pitch」のShow pitchで表示を切り替え) 黄色線はインテンシティー(「Intensity」のShow intensityで表示を切り替え) 赤い線はフォルマント(「Formant」のShow formantで表示を切り替え)
母音の継続時間を計測する (1)サウンドスペクトログラムのすぐ下のバー(継続 時間表示バー)をクリックすると、当該部分の音 が再生される。 (2)サウンドスペクトログラム上で、母音のフォルマ ントは濃く表示される。(フォルマントは赤色で表 示される) (3)母音はフォルマントの始まりと終わりの部分。そ の範囲をマウスでドラッグする ⇒1本目のバーに継続時間(秒)が表示されるので、 数値を読み取る。(単位をミリ秒に直して記録する)