第2回 線の種類 機械製図では 「線」を使い分ける!
機械製図で使う線
本日の課題 ★5種類の線を描く練習 ★簡単な図面(Vブロック)
Vブロック
けがき針 (ハイトゲージ) 材料(部品) Vブロック 円柱材料の固定やけがきに使用する。 Vブロックの使い方
【雑談】 中心から8mmずれた位置に4つの穴をあける! 模型スターリングエンジン 使用例:円柱部品の穴あけ
中心から8mmずれた位置に4つの穴をあける! 穴をあける方法 ★フライス盤の目盛を利用する。 ★Vブロックを利用してけがく(材料に線をひく)。 ★・・・・・ 中心から8mmずれた位置に4つの穴をあける!
材料 旋盤 弓のこ盤 材料の切り出しと旋盤加工
チャック 材料 バイト 旋盤加工
中心の穴は旋盤で加工する(高精度)。 材料 ドリル 旋盤による穴あけ加工
旋盤で外径(円筒形状)と中心の穴を加工する。 旋盤加工で仕上げた部品
固定用クランプ V型の溝 ブロック 部品 ブロックの溝に部品を固定する
けがき線 ハイトゲージ 先端が針になっている。 けがき=材料に線を引く 穴の中心位置をけがく
材料に線を引く ブロックを倒してけがく
材料に線を引く 交点が穴の中心位置 けがきを終えた部品
ハンマー センターポンチ 穴をあける位置に印をつける センターポンチで印をつける
穴をあける位置に印をつける センターポンチで印をつけた部品
ドリル ボール盤 ドリルで穴をあける 穴あけ(ドリル加工)
完成した部品
覚えておきたい! ★機械製図では中心線が重要! ★中心線がないと,穴(円)の位置が決められない!
Vブロックの製図
太い実線 対象物の見える部分 外形線 太さ0.7mmの連続した線
細い実線 寸法の記入など 寸法線 太さ0.3mmの連続した線
細い破線 見えない部分 かくれ線 短い線を並べた線
細い 一点鎖線 図形の中心 中心線 線と一つの点を並べた線
細い 二点鎖線 参考に表す 想像線 線と二つの点を並べた線
【重要】機械製図で使う線
【重要】線は濃く!
課題①:平行線の作図 ドラフタを使って,5種類(太い実線,細い実線,細い破線,細い一点鎖線,細い二点鎖線)の平行線を描きなさい。 ドラフタを使って,5種類(太い実線,細い実線,細い破線,細い一点鎖線,細い二点鎖線)の平行線を描きなさい。 * ドラフタを使用する際には無理な力を加えて動かさないように注意すること。 線と線の間隔を5mmとする。
課題②:円弧の製図 コンパスを使って,5種類(太い実線,細い実線,細い破線,細い一点鎖線,細い二点鎖線)の平行線を描きなさい。 コンパスを使って,5種類(太い実線,細い実線,細い破線,細い一点鎖線,細い二点鎖線)の平行線を描きなさい。 *製図台に穴をあけないように,補助機を使うこと。 *円弧と直線の継ぎ目をきれいに仕上げること。 *円弧と直線が同じ太さ,同じ濃さの線になるように注意すること。 *コンパスで作図する線は薄くなりがちなので注意すること。 線と線の間隔を5mmとする。
課題③:Vブロックの作図 用紙の裏面にVブロック(円柱材料の固定やけがきに使用する道具)を作図しなさい。その際,線の種類が明確に区別できるように注意しなさい。 実寸大で描くこと(単位はmm)。 寸法も記入すること(左図の位置)。
課題④:文字 文字や数字も製図の一部である。用紙表裏両面の右下に,文字の高さを12 mm程度として,学籍番号と氏名を明瞭に書きなさい。 丁寧に書く。濃く書く。 課題⑤:感想 今回の講義でわかったこと,感じたことなどを用紙の余白に記入してください。
提出作品 表面 裏面