インターネットの標準化 の特徴 情報ネットワーク 講義資料

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第1章 ネットワークとコミュニケーション 第2節 ネットワークのしくみ 2 ネットワークを支える技術 (教科書 p36 ~ p37) 今日の用語  モデム (modulator/demodulator:modem)  IP アドレス (internet protocol address)  ドメインネーム.
LANどうしを、通信規約として TCP/IP プロトコルで ルータ を経由してつなぎ合わせ、 世界規模で情報のやりとりを可能にしたもの アプリケーション 層 プレゼンテーショ ン層 セッション層 トランスポート層 ネットワーク層 データリンク層 物理層 アプリケーション 層 プレゼンテーショ ン層 セッション層.
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インターネットの標準化 の特徴 情報ネットワーク 講義資料 既に提示した資料「IP電話、VoIP、NGNとENUM」の一部を 抜き出し、それに加筆したものである。

OSI参照モデル 教科書 p.23, pp.24—26, p.62 第7層 アプリケーション層 第6層 プレゼンテーション層 第7層 アプリケーション層 第6層 プレゼンテーション層 第5層 セッション層 第4層 トランスポート層 第3層 ネットワーク層 第2層 データリンク層 第1層 物理層 教科書 p.23, pp.24—26, p.62

実際に流れるデータの形式 イーサネットのヘッダ IPパケットのヘッダ TCPパケットのヘッダ データ イーサネットのFCS 教科書 p.73

教科書 p.26, p.70 パケットが生成される様子 データ TCPパケットのヘッダ TCPのデータ IPパケットのヘッダ IPのデータ イーサネットのヘッダ イーサネットのデータ イーサネットのFCS パケットが生成される様子

TCPヘッダの拡大図 図 6.1 TCPパケットのヘッダ TCPパケットのヘッダ TCPのデータ 送信元ポート番号 宛先ポート番号 (下に続く) シーケンス番号(SEQ) (下に続く) 確認応答番号(ACK) (下に続く) データオフセット 予約済 コントロールフラグ ウィンドウサイズ (下に続く) チェックサム 緊急ポインタ (下に続く) オプション パディング 0 7 8 15 16 23 24 31 図 6.1 TCPパケットのヘッダ

インターネットの標準化 1 IETF Internet Engineering Task Force RFC Request for Comments

(Best Current Practice) IETFにおける標準化プロセス ©田代秀一氏 p.19, p.53, p.340 参考(1): 下の本の図1-3 笠野英松監修・マルチメディア通信研究会編 「インターネットRFC事典」アスキー出版局、1998 参考(2): 下の本の図3-5 江崎浩監修・MCR編 「インターネット用語事典」I&E神蔵研究所、2000 その他 IETF 別組織で作られた規格 Internet-Draft (標準の提案) Experimental RFC (研究開発段階の記述) IESGによる承認 Proposed Standard (提案) Draft Standard (標準の候補) Informational RFC (情報提供を主目的 としたRFC) BCP(運用方法 に関するRFC) (Best Current Practice) Internet Standard (インターネットの標準) Historic RFC (古くなったRFC) Standard track (標準化の流れ) FYI番号 For Your Information BCP番号 STD番号

IETFの特徴 投票をしない 会員という概念がない ラフ コンセンサスとランニング コード rough consensus and running code WGになるためにはBoFからスタート Bird of a Feather RFCとするためには Internet Draftを提出

デファクト標準 デファクト de facto ラテン語 事実上の標準 市場の競争の結果として広く採用されている標準 TCP/IP はデファクト標準の好例 デジュリ de jure, 読み方はデジューレ、 デジュール、デジュアなどある 国際標準化機関により定められた標準 (ITU-Tは国際標準化機関の一例)

IETFにおけるENUM WGの位置 Application Area General Area Internet Area http://www.ietf.org/html.charters/wg-dir.html Application Area General Area Internet Area Operations and Management Area Routing Area Security Area Transport Area IETFのWGはエリアに 分かれて活動している Real-time Applications and Infrastructure Area → enum: Telephone Number Mapping

ENUM WG (IETF)の概要 http://www.ietf.org/html.charters/enum-charter.html 最新の情報は 2008-08-21 E.164番号をドメイン名(Fully Qualified Domain Name) として表現するため、DNSに基づくアーキテクチャとプロトコルを定める RFC2916を制定 (obsoleted by RFC 3761 ) ENUMのために特別のドメイン(e164.arpa)を設ける ENUMはDNSのNAPTRリソースレコード(resource records [RFC2915])で表現される

RFC3761によるDNSデータの生成 E.164番号(IDDD含む) : +46-8-9761234 数字以外を除去(+残す):+4689761234 数字以外は除去: 4689761234 数字の間にドット(“.”)挿入: 4.6.8.9.7.6.1.2.3.4 数字の順番を入替える: 4.3.2.1.6.7.9.8.6.4 文字列“.e164.arpa”を最後に付ける: 4.3.2.1.6.7.9.8.6.4.e164.arpa

電気通信(電話)の標準化 2 ITU-T International Telecommunication Union, Telecommunication Standardization Sector 国際電気通信連合

ITUにおけるENUMの標準化 ITU    国際電気通信連合 ITU-T 電気通信標準化部門 ITU-R 無線通信部門 ITU-D 電気通信開発部門 (解説:日本ITU協会 http://www.ituaj.jp/) ITU-TのSG2でENUMの標準化が行われている、その内容は、DNSのグローバルで統一的な管理・運用に関すること。 (ENUMのエディタ斎藤茂氏(KDDI)) p.101

ITU ENUM Activities http://www.itu.int/osg/spu/enum/ http://www.itu.int/osg/spu/infocom/enum/index.html IAB (Internet Architecture Board)とITU-T SG 2とは、ENUMのプロトコルに基づいたサービスを実現する際の運用、管理、委託などの問題について協力の方法を討議している。 ENUMに関しては国際的なE.164 の(国内および統一的な)番号計画の管理者と十分に討議しなければならない。.

SG2:E164番号に関する検討 1998年3月に欧州TIPHONプロジェクトから IP電話のためのE.164国番号の新規割当て の要望あり、審議開始 IP電話用に国番号を割当てることについて は合意にいたらず(1999年5月) 現時点ではIP電話のための特定の国番号の 割当は行わない IP電話のために既存国内番号を使用すること は問題ない

ITUにおける検討経緯 図5─5 http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020222_3.html 総務省「IPネットワーク技術に関する研究会 報告書」2002年2月 図5─5 ITUにおける検討経緯

マスターするべき事項 インターネットの標準化は IETF 標準化の文書(仕様)は RFC デファクト標準と言われる 電話(電気通信)の標準化団体は ITU-T デジュール標準と言われる IPアドレス割り当て機関であるJPNICの役割 JPドメイン名の登録を受け付けるJPRSの役割