2. 浮上磁場とリコネクション 様々な太陽のジェット現象 -----宮越 2. 対流現象を粒子で追いかける -----野澤 3. CIPと浮上磁場 -----高橋
1. 様々な太陽のジェット現象 速度: 温度: 速度: 温度: 速度: (Shibata et al. 1998) 温度: X線ジェット (ようこう) 極紫外線ジェット 速度: 温度: (TRACE) スピキュール 速度: 温度: (Shibata et al. 1998) 様々な波長により、性質の異なった ジェット現象が観測されている (京大・飛騨天文台)
これらのジェットの性質は、光球下から浮上してくる磁場と、 既存上空磁場が磁気リコネクションを起こす高さに よって決まっているのではないか? (温度:光球---彩層---コロナの順に高くなっていく) (アルフベン速度:光球---彩層---コロナの順に大きくなっていく) ・今回の課題では、 主に、彩層周辺の磁気リコネクションに 伴うジェットを調べることを目標とする コロナ ・磁気リコネクションを起こす高さが何で 決まっているかはまだよく分かっていな いので、これを調べる 彩層 例) 浮上磁場により形成される磁気ループのサイズが小さ ければ低い高さでリコネクションするのではないか? →初期波長をさまざまに変えてみる →コロナ磁場強度を変えてみる (強いと磁気ループが膨張しにくくなると考えられる) 光球 (磁力線分布の初期条件) パラメータを変えて調べることにより、彩層周辺でのリコネクションを 起こし、それに伴う現象を調べることを目的とする
2. 対流現象を粒子で追いかける 表面近くの対流(粒状斑)+もっと深く大きな対流(超粒状斑) 熱伝導率と初期の温度勾配を深さの関数にすることで実現 上昇 下降
応用:Ap型星の対流(磯部氏のコード) 表面近くと少し深い場所 の2層が対流不安定 上下2層のカップルにより間 の対流安定層でも対流運動 Mixing length theoryとのずれ 内部の物質混合、波動の発生(Stellar seismology)等に影響 Freytag et al. 1996
3. CIPと浮上磁場 MLW法 CIP-MOCCT法 磁力線 速度場 磁力線 速度場 密度 密度 ΔX=0.2H ,ΔZ=0.35H 磁力線 速度場 磁力線 速度場 800sec 密度 密度 1000sec 1200sec Shibata et al. (1989a) の追試
CIPで浮上磁場の長時間計算の例 浮上磁場同士のリコネクションが発生
皆さんの希望に応じます 様々な太陽のジェット現象 -> 粒子を加えることも可能 2. 対流現象を粒子で追いかける -> 浮上磁場+対流、3DMHD 3. CIPと浮上磁場(CIP自体は?)
-----