今井 裕 鹿児島大学総合教育機構共通教育センター 理工学研究科天の川銀河研究センター

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米倉 覚則 (茨城大・宇宙科学教育研究センター) Y. YONEKURA (Ibaraki U.)
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本間 希樹 Mareki Honma (水沢VLBI観測所)
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マスタープランWGからの 報告と提案 WG座長 播磨尚朝(神戸大院理).
茨城 32 m 電波望遠鏡(高萩局・日立局)の整備状況
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NICTにおける e-VLBIのアクティビティ
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課題A: ********************
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Keck-II several nights
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今井 裕 鹿児島大学総合教育機構共通教育センター 理工学研究科天の川銀河研究センター VLBIプログラム小委員会報告 今井 裕 鹿児島大学総合教育機構共通教育センター      理工学研究科天の川銀河研究センター Mizusawa VLBI Observatory Users Meeting, in Mitaka on 2018 September 26

VLBIプログラム小委員会構成員 台外委員 台内委員 2016年9月〜2018年8月 敬称略 今井 裕 (鹿児島大学、委員長) 2016年9月〜2018年8月 敬称略 台外委員 今井 裕 (鹿児島大学、委員長) 新沼 浩太郎(山口大学) 関戸 衛(通信情報研究機構) 台内委員 郷田 直輝 立松 健一 柴田 克典 VERA共同利用観測  (+NICT鹿島34m鏡+野辺山45m鏡) プロポーザルの採択 VERA共同利用観測遂行に関する  議論・提言 Mizusawa VLBI Observatory Users Meeting, in Mitaka on 2018 September 26

2017B, 2018A, 2018B 公募状況 公募要領概要 採択状況 VERA+野辺山45m鏡+鹿島34m鏡 KaVA / VERA 共同利用観測時間枠 700 時間 / 年のうち 200時間 / 年程度 NRO 45m鏡を含めた観測: 最大100時間 / 年 通年観測も受け付け(2期に分けて観測時間を割り付け) 採択状況 2017B 2件 42時間要求、 2件 42時間採択 2018A 4件 70+(48〜72)時間要求、 4件108時間採択 1件はDDT扱い 2018B 1件 42時間提案、1件 21時間採択(+21時間は2019A分) Mizusawa VLBI Observatory Users Meeting, in Mitaka on 2018 September 26

プロポーザル審査法の変更点 2017B審議後 評価項目毎の評点+総合評点の導入へ 参考: 科研費評点方式 参考: 科研費評点方式 Mizusawa VLBI Observatory Users Meeting, in Mitaka on 2018 September 26

重要 2019B以降のVERA共同利用観測 ⇩ EAVN/KaVA共同利用観測へ合流(提案)  [v-con 315] [ryunet 1144] (9/4)で提案を告知済み  EAVN共同利用観測の開始(2018Bより) 野辺山45m鏡も参加、 鹿島34m鏡も参加可能 VERA 2ビーム観測(astrometry)も含む(2019A以降) Mizusawa VLBI Observatory Users Meeting, in Mitaka on 2018 September 26

重要 2019B以降のVERA共同利用観測 ⇩ EAVN/KaVA共同利用観測へ合流(提案)  [v-con 315] [ryunet 1144] (9/4)で提案を告知済み  VERA共同利用観測と同様な観測の受け付け VERA単独      EAVN(subarrayとして) or VERAプロジェクト観測  EAVN 500時間/年(VERA以外の望遠鏡の事情)、 残り200時間/年はVERA単独あり得る VERA+野辺山+鹿島    EAVN or JVN(日本語提案化) Mizusawa VLBI Observatory Users Meeting, in Mitaka on 2018 September 26

重要 2019B以降のVERA共同利用観測 ⇩ EAVN/KaVA共同利用観測へ合流(提案)   人的・資金的資源の有効利用 VLBIプログラム小委員会EAVN TACへ合流 より簡便になる諸手続き (提案書受け付け・審査員割り付け・審査・観測時間配分) VERAが海外ユーザーにより認知され易い 実質的な観測提案競争倍率の向上 Mizusawa VLBI Observatory Users Meeting, in Mitaka on 2018 September 26

重要 2019B以降のVERA共同利用観測 ⇩ EAVN/KaVA共同利用観測へ合流(提案)    EAVN/KaVA共同利用観測合流へ残された課題 VLBI独自機能についての技術・科学審査 他の観測局の都合に引きずられて公開できないということがあってはならない 2ビーム観測 広帯域記録 (>1 Gbps) 水沢相関器の役割の明確化 VERA/JVNだけならば水沢で処理した方が早いはず Mizusawa VLBI Observatory Users Meeting, in Mitaka on 2018 September 26