ちょっとヘンだぞ・変化している自然環境(第4回)

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エコ税制.
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生ごみからエネルギー ~バイオガス発電の効果を考える~
地球環境問題班 今井 康仁 川内 雅雄 熊田 規芳 西田 智哉.
富永 貴良 松村 優佑 宮坂 勇樹 浜田 亮司 佐藤 ちはる 有田 俊介
九州エコライフポイント(九州版炭素マイレージ制度) について、皆様のご協力をお願いいたします!
山梨CO2削減循環プロジェクト 下水汚泥からバイオガス抽出 燃料電池へ水素供給 (天然由来でカーボンフリー) 山梨新産業育成への道
これまでの議論・府域の状況を踏まえた考え方の整理
エネルギー基本計画 1 エネルギーの安定供給の確保を図るための基本方針 環境への適合を図るための基本方針
土木って何? コンクリート工学研究室 岩城 一郎
地球温暖化.
低炭素社会創出ファイナンス・イニシアティブ
温暖化について ~対策~ HELP!.
科学技術政策特論 環境政策を支える技術開発の 位置付けと展望 5講目 16:30-18:00 オープンホール 第4回講義 土居 健太郎 氏
排出量取引 c 塩飽千尋.
CO2の部門別増減率(国内) 増加率が高いのは、オフィスと家庭 環境省 1.
温暖化ガスの排出抑制の困難さ ●温暖化防止: 温暖化ガスの排出抑制が必要 ● CO2排出の抑制の困難さ
2012年度 九州大学 経済学部 専門科目 環境経済学 2013年1月21日 九州大学大学院 経済学研究院 藤田敏之.
“関西における望ましいエネルギー社会”の実現に向けて 関西エネルギープラン(案) 概要 将来像:関西における“望ましいエネルギー社会”
未定稿 資料2-4 主な「政策課題」の整理(全体像) 世界をリードする大阪産業 水とみどり豊かな新エネルギー都市大阪 ミュージアム都市大阪
名古屋市の自動車から排出される CO2を削減するには
発電事業の担い手 市町村 パイロットプロジェクト(採算性を必要としな い)段階で一定の役割 量的拡大の担い手にはなりきれない デベロッパー
ポスト京都議定書 地球温暖化対策の世界的合意は可能か 追手門学院大学 経済学部 奥井ゼミ 奥村 和也 青山 健太郎 西岡 優一
ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等による 住宅における低炭素化促進事業(経済産業省、一部国土交通省連携事業)
新成長戦略(基本方針) ~ 輝きのある日本へ ~ 平成21年12月.
未利用再エネの有効活用で、 省エネ化・地域経済活性化! 廃熱・湧水等の未利用資源の効率的活用による低炭素社会システム整備推進事業
G7富山環境大臣会合の開催 (2016年5月15、16日) テーマ 〇気候変動及び関連施策 〇海洋ごみ 〇資源効率性・3R
環境省 再エネ加速化・最大化 促進プログラム 2018年版 概要
地球温暖化と森林 西浦 長谷川 馬場 曵地 藤田.
脱フロン・低炭素社会の早期実現のための省エネ型 自然冷媒機器導入加速化事業(一部農林水産省、経済産業省、国土交通省連携事業)
地球環境と技術 エネルギー安全保障と技術開発
物流分野におけるCO2削減対策促進事業 (国土交通省連携事業) 背景・目的 事業概要 期待される効果 事業スキーム
廃棄物処理施設を中心とした自立・分散型の
低炭素型廃棄物処理支援事業 平成25年度予算 ○○百万円 背景・目的 期待される効果 事業スキーム <間接補助事業> <委託事業> 事業概要
地球温暖化防止に必要なものは何か E 石井 啓貴.
CO2排出大幅削減を通じた低炭素社会の実現
蓄電池 必要な 電気・熱 (温水を含む)を供給 再生可能 エネルギー 水電解装置 水素貯蔵タンク 燃料電池 給水タンク 水素を活用した
再エネ水素を活用した社会インフラの低炭素化促進事業 (一部国交省・経産省連携事業)
平成30年度 二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金
東京都のテナントビル向け省エネ支援策 ◆オーナーとテナントの協力により、ビルの付加価値を高める取組
排出量取引について ~日本から見る排出量取引の意義~ 早稲田大学 地球環境班 外山公一 柿澤和哉 佐々木圭 川谷絵美 川上かおり
地域低炭素投資促進ファンド事業 国 民間 資金 低炭素化プロジェクトの実現 (SPCによる実施) 平成25年度予算 ○○百万円 イメージ
環境省 再エネ加速化・最大化 促進プログラム 2018年版 概要
~取組みと評価指標・数値目標(KPI)~
建築物の環境配慮のあり方について 資料2-2 1.国際的な動き 4.大阪府域の状況 2.国の動き 5.検討内容とスケジュール
建築物の環境配慮のあり方について~温暖化対策部会報告の概要~
猿払村新エネ・省エネ設備導入促進補助金制度を利用しませんか?
地球温暖化と京都議定書 E020303 豊川 拓生.
地方公共団体実行計画を核とした地域の低炭素化 基盤整備事業
環境省中部地方環境事務所の平成25年度の重点取組事項(その1)
環境・エネルギー工学 アウトライン 序 章 環境・エネルギー問題と工学の役割 第1章 バイオ技術を使った環境技術
新聞発表 2003年4月16日 大和田・鈴木・菅原・山中.
資料2-1 地球温暖化対策実行計画の改定について 1 地球温暖化対策実行計画の改定の必要性について 3
国 非営利法人 背景・目的 事業スキーム 事業者等 事業概要 期待される効果 脱フロン・低炭素社会の早期実現のための
田中 英一 鶴谷 賢彦 栂森 勇輝 豊島 政弘 永橋 牧子 西村 紘美
背景・目的 事業内容 事業スキーム 事業概要 期待される効果 公共交通機関の低炭素化と利用促進に向けた設備整備事業 (国土交通省連携事業)
事業目的・概要等 イメージ 脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業 背景・目的 期待される効果 事業スキーム 事業概要
「COOL CHOICE」推進・普及啓発事業
2 生態系の危機への対応 エコロジカル・フットプリント ミレニアム生態系評価 生物多様性条約 国内対策.
地方創生に向けた自治体SDGs推進事業 平成30年度予算案5億円(平成30年度からの新規事業) 実施期間:平成30年度~(新規)
平成31年度 環境保全基金を活用して実施する事業(案) 府民がつくる暮らしやすい、環境・エネルギー先進都市
物流分野におけるCO2削減対策促進事業 (国土交通省連携事業) 背景・目的 事業概要 期待される効果 事業スキーム
地球温暖化問題と森林        4班 遠嶽、橋本、林、日浅、東田.
地域低炭素投資促進ファンド事業 国 民間 資金 低炭素化プロジェクトの実現 (SPCによる実施) 平成25年度予算 ○○百万円 イメージ
おおさかエネルギー地産地消推進プラン ~再生可能エネルギーの普及拡大等を目指して~
地域の多様な課題に応える低炭素な都市・地域 づくりモデル形成事業
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)について
生物多様性条約とは何か 森林を取り巻く様々な国際的取り決めと生物多様性条約 生物多様性条約の課題 藤原敬
⇒ 新築建築物に対する省エネ基準適合義務化 高効率設備の導入 ⇒ LED等高効率照明の普及 BEMSによる見える化・エネルギーマネジメント
次期循環型社会推進計画について 現行計画の概要 ● 目指すべき循環型社会の将来像(長期的視点) ● 施策の基本方針 現状と課題
新エネルギー ~住みよい日本へ~ E 山下 潤.
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ちょっとヘンだぞ・変化している自然環境(第4回) 北川かっぱの会 2011.9.25

本日のプログラム 地球温暖化や生態系の危機対策(生物多様性を守る)のために市民としてできることを考えていく 東村山の自然環境を保全・創出していくために、市行政、事業者、市民それぞれができることを考えていく

1 地球温暖化対策 地球温暖化の影響の現状を概観 気候変動枠組条約について 1 地球温暖化対策 地球温暖化の影響の現状を概観 気候変動枠組条約について 日本で目指すべき方向の一例を紹介    →環境省ロードマップ(「環境白書」平成22年度版)

地球サミットで生まれた双子の条約 地球サミット(国連環境開発会議)1992年リオデジャネイロ 気候変動枠組条約  →1994年3月発効、 1997年温室効果ガスの削減目標を定めた「京都議定書」を採択 生物多様性条約  →1993年12月発効、日本を含む193ヶ国およびEUが加盟(2010年8月現在)

コペンハーゲン合意 先進国は削減目標、途上国は削減行動を提出することを合意 同合意に基づき、日本では「すべての主要国による公平かつ実効性のある枠組みの構築と意欲的な目標の合意を前提として、温室効果ガスを2020年までに1990年比で25%削除する」内容を条約事務局に提出

環境省の中長期ロードマップ 2020年に25%削減、2050年に80%削減を実現するための対策、施策の道筋を提示。 エコ投資を進め、低炭素生活スタイルを実践することにより、我慢ではなく快適で豊かな暮らしを実現することが可能。目標達成のためには、国民一人ひとりの取組が重要。 温暖化対策は負担のみに着目するのではなく、新たな成長の柱と考えることが重要(市場・雇用の創出、地域活性化、安全保障の確保)

日々の暮らし (ゼロエミッション住宅・建築の普及) 日々の暮らし  (ゼロエミッション住宅・建築の普及) 目標 →新築の改定省エネ基準達成率100% 建物と家電等の消費機器、太陽光などの創エネ機器を統合したゼロエミ基準策定 省エネ基準、ゼロエミ基準の達成義務化 新築・既築改修促進のための税制等 ラベリング制度と環境性能表示の義務化 ……

日々の暮らし (環境対応車(自動車)市場) 日々の暮らし     (環境対応車(自動車)市場) 目標 →次世代自動車販売台数を250万台 二酸化炭素排出量等に応じた税の重課軽課 燃費基準の段階的強化 ハイブリッド・電気自動車の導入促進 高性能電池、次世代電池の開発 エコドライブ、カーシェアリングの促進 ……

地域づくり (歩いて暮らせる地域づくり) 目標 →旅客1人当たりの自動車走行量の1割削減 居住、就業、商業の駅勢圏・徒歩圏への集約 地域づくり    (歩いて暮らせる地域づくり) 目標 →旅客1人当たりの自動車走行量の1割削減 居住、就業、商業の駅勢圏・徒歩圏への集約 LRT・BRTの延伸や計画路線の早期着工 歩道、自転車の走行空間の整備 都市未利用熱を逃がさずに最大限活用 全自治体で低炭素地域づくり実行計画策定 ……

地域づくり (農山漁村地域のゼロカーボン化) 地域づくり   (農山漁村地域のゼロカーボン化) 建築物等への木材利用促進、バイオマス資源の利用促進、森林・農地等の吸収源の活用 全地域でゼロカーボン地域計画を策定

ものづくり (低炭素ものづくりの世界展開) ものづくり  (低炭素ものづくりの世界展開) 目標 →エネルギー消費を3~4割減(2050年) 排出削減をする企業が報われる市場づくり 排出削減をする企業を金融面で支える環境づくり 有価証券報告書等を通じた情報開示促進 革新的技術の開発支援 低炭素ものづくりの担い手育成 ……

エネルギー供給(低炭素社会を見据えた次世代のエネルギー供給) 目標 →再生可能エネルギーの割合を10%以上に(2020年)、スマートグリッド普及率100%(2030年) 固定価格買取制度 再生可能エネルギーの導入義務化 再生可能エネルギーの大量導入に耐えられる系統連係・貯蔵システムの強化、スマートグリッドの整備 燃料転換、高効率火力発電技術による火力発電の低炭素化、……

低炭素社会構築のための基幹的な社会システム キャップ・アンド・トレード方式による国内排出量取引制度、地球温暖化対策税