Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng. Keiichi MIYAJIMA
Advertisements

オブジェクト指向 言語 論 知能情報学部 新田直也. 講義概要  私の研究室: 13 号館 2 階 (13-206)  講義資料について :  参考図書 : 河西朝雄 : 「原理がわかる プログラムの法則」,
Linuxを組み込んだマイコンによる 遠隔監視システムの開発
ソフトウェア・エンジニアリング入門 セッション 4: まとめ.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
コンピュータプラクティス I 再現性 水野嘉明
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
LZ圧縮回路の設計とハード・ソフト 最適分割の検討 電子情報デザイン学科 高性能計算研究室 4回生 中山 和也 2009/2/27.
オペレーティングシステムⅡ 第11回 講師 松本 章代 VirtuaWin・・・仮想デスクトップソフト.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Capter9 Creating an Embedded Test Bench ( )
プログラミング入門 (教科書1~3章) 2005/04/14(Thu.).
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
USB2.0対応PICマイコンによる データ取得システムの開発
計算機システムⅡ 主記憶装置とALU,レジスタの制御
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
研究の背景 コードクローン ソースコード中に存在する一致または類似したコード片
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
FPGAを用いたMG3用 インターフェース回路の解説
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
CSP記述によるモデル設計と ツールによる検証
画像処理ボード上での 高速テンプレートマッチングの 実装と検証
オープンソフトウェア利用促進事業 第3回OSSモデルカリキュラム導入実証
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
(B2) 親: minami, kazuki 多様な認証機器に対応する 認証システム (B2) 親: minami, kazuki.
専門演習Ⅰ 国際経済学部 国際産業情報学科 2年 石川 愛
概要 Boxed Economy Simulation Platform(BESP)とその基本構造 BESPの設計・実装におけるポイント!
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
高速剰余算アルゴリズムとそのハードウェア実装についての研究
序章 第2節 教育機器とコンピュータ 1 パーソナルコンピュータ
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
コンピュータ系実験Ⅲ 「ワンチップマイコンの応用」 第1週目 アセンブリ言語講座
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
電子計算機工学 Keiichi MIYAJIMA Computer Architecture
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
J-PARC E16実験におけるDAQ-Middleware を用いたDAQソフトウェアの開発
オブジェクト指向言語論 第十四回 知能情報学部 新田直也.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
明星大学 情報学科 2012年度前期     情報技術Ⅰ   第1回
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
情報基礎Ⅱ (第1回) 月曜4限 担当:北川 晃.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
GSTOS コマンド計画検証ソフトウェアの開発
開発作業の形式化に基づく プロセス評価 松下誠 大阪大学.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
オブジェクト指向言語論 第七回 知能情報学部 新田直也.
オブジェクト指向言語論 第七回 知能情報学部 新田直也.
明星大学 情報学科 2014年度前期     情報技術Ⅰ   第1回
並列処理プロセッサへの 実数演算機構の開発
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
Presentation transcript:

Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng. 2018. 7.27 コンピュータネットワーク Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng. Keiichi MIYAJIMA

組み込みシステムのソフトウェア開発

プログラムのモジュール化とソフトウェア開発の流れ ソフトウェア開発で重要なのは、プログラムの細分化されたモジュール化!! 分類処理 実行処理 実行機能1 実行機能2 データ取り出し処理 データ取り出し処理 データ加工処理 演算処理 表示処理 通信処理 細分化したモジュール毎に要件定義・仕様作成を行っていく

ミドルウェアとアプリケーションの切り分け モジュールをさらにミドルウェアとアプリケーションに分ける モジュールA アプリケーション ミドルウェア 実際の処理を行うプログラム 各種ドライバのこと

細分化されたプログラムの詳細仕様の設定 ・ モジュールが受け取る情報の内容と構成 ・ (もし必要なら)処理の分岐条件 ・ 各処理の内容 ・ モジュールが受け取る情報の内容と構成 ・ (もし必要なら)処理の分岐条件 ・ 各処理の内容 ・ 処理結果の出力条件

クロス開発 セルフ開発環境とクロス開発環境 セルフ開発環境 開発環境と実行環境が同じになるもの クロス開発環境 例:Windows上で動くゲーム等のアプリケーション クロス開発環境 開発環境と実行環境が異なるもの 例:家電の組み込みソフトは全てコレに該当する ・ PCでソフトを開発し、そのソフトを実際の機器に実装して検証する必要がある

ソフトウェアデバッガ しかしながら、実際の回路を一つの検証毎に作るのは大変なので・・・ ・ ROMエミュレータ ・ ICE (In-Circuit Emulator) 実装されるCPUの動作を再現するシミュレーションプログラム

オンチップデバッガ(JTAG) ワンチップマイコンやシステムLSIでは先ほどのROMエミュレータやICEが使えないので・・・ ・ JTAG (Joint Test Action Group) システムLSI内部にデバッグ用テスト回路をあらかじめ内蔵 限られた信号だけでCPUの動作エミュレーションを行える

コンポーネントベース設計 ・ コンポーネント設計 モジュールA アプリケーション ミドルウェア ・ コンポーネント設計 これから開発する商品のプログラムをコンポーネント(構成部品)としてモジュール化し、過去に開発された実績のあるプログラムコンポーネントを採用すること モジュールA アプリケーション ミドルウェア 開発の際、過去に実績のあるプログラムを再利用することで、開発期間を短縮化 このとき、(C言語等の)高級言語で書かれたソースコードであると、他のシステムへの移植がスムーズに行える

開発をサポートするOS 個々のCPUに依存する部分の排除のため、組み込みOSが採用される ・ ITRON ・ T-Kernel

本日の課題 1.高品質なソフトウェアを開発する目的で、要件定義、実装、テストなどの作業の進め方をモデル化したものをプロセスモデルという。以下に提唱されているモデルについて調査し、記述せよ。 (1) ウォータフォールモデル (2)スパイラルモデル (3)プロトタイピング (4)RAD(高速アプリケーション開発) (5)アジャイル開発 (6)プロダクトライン開発 (課題は情報処理技術者試験(応用情報、エンベデッドシステム)の問題を改題した。 その手の本等を自力で調べてレポートにまとめること)