Web(World Wide Web)の発祥地 CERNandLHCPoster-V3J, http://atlas.kek.jp/sub/poster/index.html CERNとLHC加速器 C E R N (欧州合同原子核研究機関 ) 1954年に欧州12カ国が設立。CERNは設立時の称号 Conseil Europeen pour la Recherche Nucleaire に由来する。ジュネーブ市郊外のスイスとフランスの国境にまたがる。現加盟国は20カ国。年間予算は約1000億円で職員数は2500人。 Web(World Wide Web)の発祥地 CERNのコンピューター技術者のTim Berners-Lee氏は、世界に散らばっている実験チームメンバーの間で自由に情報交換するにはどうしたらよいか悩んだ末、1990年末にWebの発明した。 LHC計画 周長27kmのトンネル(地下深度約100m )に設置され 14 TeVの陽子・陽子衝突を実現する。4ヵ所の衝突点でATLAS, CMSの汎用陽子衝突実験、重イオン実験のALICE, b物理のLHCbの実験を行う。 建設中のLHC加速器: 7 TeVの陽子ビームは1232台の超伝導ダイポール電磁石(15m長, 8.36テスラ, 1.9K, 2-in-1型)で曲げられる。陽子・陽子衝突のルミノシティは1034cm-2s-1。2007年1月までに1000台以上のダイポールマグネットが設置された。2007年11月にビームを入射エネルギー450GeVの運転をする。 LHC加速器建設における日本の協力: 日本は政府は1995年にLHC加速器の建設協力を決定した。建設協力の一つとして、高エネルギー加速器研究機構(KEK)は、衝突点近くに設置してビームを細くする超伝導4重極マグネット(5m長)16台の設計と製造を担当した。左図は超伝導ケーブル巻きの作業、右図はトンネルに据え付けられたマグネット。