JSFによるWebアプリケーション開発 第3回 MVCモデル2とJSF JSFによるWebアプリケーション開発 第3回
ここでの内容 JSFで「MVCモデル2」がどのように実現されているか学ぶ。
MVCモデル2の概要
概要 Webアプリケーションを構成する要素を3つに分ける。 Model View Controller
Model アプリケーションのデータと必要な処理(=ビジネスロジック)をまとめたもの JavaBeans(あるいはそのコレクション)を使う
View Model を表示させる部分 JSPを使う
Controller Model と View を制御する Servletを使う
処理の流れ Servlet がHTTPから要求を受け取り、必要な処理をする。 処理した結果を JavaBeans に格納する。 データベースへのアクセスなど 処理した結果を JavaBeans に格納する。 Servlet は JavaBeans (または、Beans をまとめたコレクション) を JSP に渡す。 JSP はタグライブラリを駆使して処理結果を出力する。 Bean のプロパティを出力する
JSFでのMVCモデル2
概要 JSFでもMVCモデル2を採用 JSF は (主に) View と Controller を担当
Controller “FacesServlet” という Servlet が Controller となる。 Webブラウザからの要求は、すべて FacesServlet が処理をする。
View JSP が受け持つ。 JSP 独自のタグライブラリを用いて、UIコンポーネントを表示する。 「レンダラ」という機能によって、タグがどのような HTML を出力するか切り替えることができる。 JSF Expression Language (JSF EL) を利用できる。
Model JavaBeans を利用する。 JSF EL によって、JavaBeans の「プロパティ」を便利に活用できる。
パラメータとビジネスロジック HTMLのフォームから入力されたパラメータは、Managed Bean (または Backing Bean) と呼ばれる JavaBeans に格納される。 アプリケーションで使うビジネスロジックも、Managed Bean に記述できる。
faces-config.xml faces-config.xml というファイルに、次のような情報を記述する。 どの Managed Bean を利用するか どの画面からどの画面に遷移するか などなど