ENUM を応用した 三者間の通信法 著者 1G00P066-9 杉田 隆俊 担当者 1G01P111-1 横澤 一岐

Slides:



Advertisements
Similar presentations
1 ENUM における 個人情報保護システム 2004 年度卒業論文 横澤 一 岐 発表者:梶 沙夜香.
Advertisements

Internet Explorer 障害解析 最初の一歩 - IE のトラブルを理解する -. 概要 Internet Explorer を使用中に発生するトラブルの 種類と、調査のための切り分け方法を紹介します! (以降は IE と略称で表記します) よくあるお問い合わせ Web ページの表示が白画面のまま完了しない.
The Enterprise-class Monitoring Solution for Everyone
揮発性情報 2003/05/25 伊原 秀明(Port139).
インターネット災害訓練 1998・1・23 Lifelineワーキンググループ.
Internet Week DNS Day 藤原 和典 日本レジストリサービス
Web-EDI方式 シナリオ1 [実験番号] : 実験タイトル 1 :標準類の評価
Ibaraki Univ. Dept of Electrical & Electronic Eng.
オンライン登記申請マニュアル 【第4段階】 オンライン登記申請編
P2P SIP的な世界とは? Rev. 0.
一対多通信における ネットワーク障害物対応方法選択プロトコルの設計
「コンピュータと情報システム」 07章 インターネットとセキュリティ
Al-Mailのインストールと使い方 インストール –1 (pop-authの設定、Al-Mailのインストール用ファイルをダウンロード)
30分でわかるTCP/IPの基礎 ~インターネットの標準プロトコル~ 所属: 法政大学 情報科学研究科 馬研究室 氏名: 川島友美
BlueBeanClientを用いた連携の概要
webブラウザ proxy設定 (HTTP1.0)
リサイクルショップ向け 委託販売管理システム
輪講: 詳解TCP/IP ACE B3 suzuk.
HTTPプロトコルとJSP (1) データベース論 第3回.
携帯端末による 海洋情報グラフ表示システム
トランスポート層.
HTTPプロトコル J2EE I 第7回 /
Telnet, rlogin などの仮想端末 ftp などのファイル転送 rpc, nfs
(B2) 親: minami, kazuki 多様な認証機器に対応する 認証システム (B2) 親: minami, kazuki.
GoNET 5.0 新機能 のご紹介 2016年04月 アイビーソリューション株式会社.
GoNET 競合比較 POPCHAT 2015年04月 アイビーソリューション株式会社.
Javaによる Webアプリケーション入門 第9回
Microsoft Office 2010 クイックガイド ~応用編~
大規模アドホックネットワークにおける 階層的な名前解決法
サーバ負荷分散におけるOpenFlowを用いた省電力法
望月 祐洋,由良 淳一,楠本 晶彦 {moma, yurayura,
メールの利用1 Webメールの利用方法.
Linux リテラシ 2006 第4回 ネットワーク CIS RAT.
IPv6 ネットワークにおける エニーキャスト通信実現のための プロトコル設計と実装
大阪大学 大学院情報科学研究科 博士前期課程2年 宮原研究室 土居 聡
TCP/UDP プロセス間の通信のためのプロトコル TCP:信頼性高、処理時間大 UDP:信頼性低、処理時間小 ftp SMTP HTTP
第7回ネットワークプログラミング 中村 修.
DNS DAY 午前セッション:最初のご挨拶
○ ○ ○ こんな場合にお勧め 機能概要 SAP ERP伝票/マスタ入力をExcelを使って簡単に実現 Excel入力テンプレート
セキュリティ(6) 05A2013 大川内 斉.
他のプロセスに あたえる影響が少ない 実行時ミラーリングシステム
LEGO MINDSTORMの車両の PCによる遠隔操縦
ユーザ毎にカスタマイズ可能な Webアプリケーションの 効率の良い実装方法
インターネットにおける真に プライベートなネットワークの構築
gate-toroku-system のしくみ
マルチホーミングを利用した Proxy Mobile IPv6の ハンドオーバー
Webサーバとクライアント 接続要求 GET ・・ 接続状態 HTTP ・・ Webサーバ
あいちGPネット 利用マニュアル
第16章 BOOTP:ブートストラップ・プロトコル
アナライザ パケットを収集 測定用のマシン 通信.
ネットワークプログラミング (3回目) 05A1302 円田 優輝.
TCP/IPとプロセス間通信 2007年1月12日 海谷 治彦.
Cisco Configuration Professional Express 3.3 アップデート
サーバ・クライアントシステム ( X Window System) 2006/01/20 伊藤 和也 original: 前坂たけし
目次. 目次 バージョンアップガイドについて リリース日 バージョン情報 2012年3月26日 (月) バージョンアップガイドの内容 バージョンアップガイドはNIコンサルティングの製品に関する最新のリリースをまとめた統合的なユーザーガイドです。新機能や機能強化の内容、その導入に必要な情報を提供します。最新の機能を利用するガイドとしてお役立てください。
様々なデータの蓄積,共有が簡単操作で可能に!
gate登録システム: 設計ポリシーから使い方まで
モニターメーカー を活用したマシン室環境監視システムのご紹介
Windowsアプリケーション プログラミング
@MD-NET Web-EDI導入について ~ 説明会資料 ~
Microsoft Office 2010 クイックガイド ~応用編~
システムプログラミング 第10回 プロセス間通信3 簡易Web server(準備) Chat プログラム 担当:青木義満、篠埜 功
ネットワークプロトコル.
データの改竄を防ぐ仕組み 2002/9/12 牧之内研究室「インターネット実習」Webページ
gate-toroku-system のしくみ
SMTPプロトコル 2001年8月7日 龍 浩志.
TCP/IPの通信手順 (tcpdump)
ソケットの拡張によるJava用分散ミドルウエアの高信頼化
P2Pによる協調学習システム 唐澤 信介   北海道工業大学 電気工学専攻.
Presentation transcript:

ENUM を応用した 三者間の通信法 著者 1G00P066-9 杉田 隆俊 担当者 1G01P111-1 横澤 一岐 これから発表を始めます。

研究概要 E2U+cmd AUSの独自定義 三者間通信の提案 三者間通信の実現 新しいサービスタイプの提案 ある端末が、他の二端末を接続する 三者間通信の実現 perlによるプログラムでの動作実現

ENUM の動作 Client Node (05012345678) NAPTR-RR の例 4. 通信開始 3. NAPTR を選択 URI を取得する 2. NAPTR-RR 1. Node に関する 問い合わせ NAPTR-RR の例 IN NAPTR 100 10 “u” “E2U+sip” “!^.*$!sip:test@mydomain.com!” . IN NAPTR 100 50 “u” “E2U+email:mailto” “!^.*$!sugita@goto.info.waseda.ac.jp!” . ENUM DNS コマンドを使って、client & Node を接続させる。

E2U+cmd cmd=コマンド(IP address,port) 現在想定されているその他のサービス 1.SIP = sip 2.web = web:http 3.mail = message:mailto 4.FAX   = tel 5.tel = voice:tel  正式なサービス内容はRFCを発行した後、IANA  に登録する必要がある

controllerコマンドの詳細 各端末に2桁の番号(送信、受信) 23132(上記例)の内容 オプションの番号は0~9の1桁を使用 送信側端末 受信側端末 オプション 23 13 2 各端末に2桁の番号(送信、受信) 23132(上記例)の内容 23から13へデータを送信せよ オプションの番号は0~9の1桁を使用 現段階では拡張用のため、任意の番号を利用

考案した実験環境 Receiver (27) Sender (23) Controller (06) ENUM DNS 6. 通信開始 133.9.81.27 Sender (23) 6. 通信開始 5. NAPTR-RR 3. コマンド送信 “23272” 4. “23” の送信機能 問い合わせ これを実現するため、プログラムを実装しました Controller (06) 133.9.81.6 ENUM DNS 133.9.68.158 2. 応答が返る (“E2U+cmd”) “!^.*$!cmd:133.9.81.27:25739” . 1. “27” のコマンド 問い合わせ

実験1 : 基本動作確認 (Sender 23) Receiver のブラウザが起動 $ORIGIN 1.3.2.esprim.net IN NAPTR 100 10 “u” “E2U+web:http” “!^.*$!http://www.goto.info.waseda.ac.jp/!” . 実験2 : 複数の応答 (Sender 39) $ORIGIN 1.9.3.esprim.net IN NAPTR 100 10 “u” “E2U+web:http” “!^.*$!http://www.waseda.ac.jp/!” . IN NAPTR 100 20 “u” “E2U+web:http” “!^.*$!http://www.sci.waseda.ac.jp/!” . IN NAPTR 100 50 “u” “E2U+sip” … : Receiver のブラウザが起動 “http://www.goto.info.waseda.ac.jp/” が表示 Sender の機能として登録されているNAPTR

実験3 : 評価に失敗 (Sender 30) 最初は存在しないindex2.htmlの評価に失敗する Receiver のブラウザが起動 URI $ORIGIN 1.0.3.esprim.net IN NAPTR 100 10 “u” “E2U+web:http” “!^.*$!http://www.esprim.net/index2.html!” . IN NAPTR 100 20 “u” “E2U+web:http” “!^.*$!http://www.ietf.org/html.charters/provreg-charter.html!” . 最初は存在しないindex2.htmlの評価に失敗する Receiver のブラウザが起動 “http://www.ietf.org/html.charters/provreg-charter.html/” が表示

まとめと今後の課題 実際にE.168番号を使用した三者間通信の 実現を証明(RFC規定の動作を確認) “E2U+web:http” 以外のサービスタイプに ついての動作確認 セキュリティの強化 本実験ではポートを常にオープン ENUM-DNS自体のセキュリティ

動作の流れ (コマンド “23272”) 0.7.2.esprim.net? Answer コマンド送信 1.3.2.esprim.net? ENUM DNS Controller Receiver (27) Sender (23) 0.7.2.esprim.net? Answer コマンド送信 1.3.2.esprim.net? Answer 通信開始