子どもに対する 生活習慣病予防の 取り組み 健康情報分析学 三輪 夕起
生活習慣病の現状 通院患者数 医療費 高血圧疾患 791万人 1兆8527億円 糖尿病 212万人 1兆1155億円 虚血性心疾患 通院患者数 (平成11年患者調査より) 医療費 (平成12年国民医療費より) 高血圧疾患 791万人 1兆8527億円 糖尿病 212万人 1兆1155億円 虚血性心疾患 107万人 7363億円 脳血管疾患 147万人 1兆7862億円 悪性新生物 127万人 2兆0913億円 合計 約1300万人 7兆5820億円 (全医療費の32%)
小児期の介入は、生活習慣病予防に有効である なぜ、小児期か? 生活習慣が形成される時期である 生活習慣病は初期病変から20ー30年かかって発症する 小児期の介入は、生活習慣病予防に有効である
文献検索(キーワード) 1,医中誌 ① 生活習慣病 ② 健康教育 ③ 食生活 ④ 子ども 2,Medline ① lifestyle-related diseases ①ー2 adult diseases ② health education ③ the food practice ④ child
文献の選択条件 1)生活習慣を疾患の原因としてとらえている 2)生活習慣と疾患の発症との関連をみている 3)子どもを対象にしている、または、小児期を視点に含んでいる 4)健康教育という観点から、健康の保持・増進に対しての示唆がある
文献検索結果 1)生活習慣と健康に関するもの 6件(和4・英2) 2)生活習慣と小児肥満に関するもの 2件(和2) 1)生活習慣と健康に関するもの 6件(和4・英2) 2)生活習慣と小児肥満に関するもの 2件(和2) 3)小児期から成人期へ、長期にわたる影響 3件 (和2・英1) 4)親からみた子どもの生活習慣と特性 2件(和2) 5)健康教育のあり方の検討 5件(和3・英1)
文献のまとめ ・子どもの生活習慣病リスクの評価には、食事・運動・睡眠・体重・BMIが使用され、生活習慣の改善により身体問題の改善につなげることができる。 ・小児期に肥満を解消することで、成人期の健康につなげることができる。 ・子どもに対する取り組みは、子どもだけに対して行なうのではなく、親も含めた対応が有効である。
看護職としてのアクションプラン (今後への示唆) 臨床 [看護の立場からの教育] ①集団に対して、将来の病気を見据え、自分の身体を理解し、自ら健康をつくるという意識づけができるような教育 ②個人に対して、問題を有する児童に対してのより積極的な介入 ③喫煙防止教育や適正飲酒教育