2009年8月17日,新潟大学 「情報」と「ものづくり」 の実践教育2 佐藤亮一,下保敏和
本日の内容 PIC16F84A PIC16F84Aを用いた LED点滅回路
本日の内容 午前 9:00-9:50 ガイダンス,ソフトウェアのインストール 10:00-10:50 電子回路の基礎 11:00-11:50 演習 12:00-12:20 試験① 午後 13:30-14:20 回路作成の説明,および回路作成 14:30-15:20 回路作成 15:30-16:20 プログラム説明,および作成 16:30-16:50 試験②
試験について 重要 のページを要チェックしてください. PIC回路,プログラムが完成しなくても,合否には関係ありません
午前の目次 はじめに オームの法則 回路図における電源,アース LEDのON/OFF トランジスタのスイッチ動作 PICの出力電流 2進数と16進数
午前の目次 はじめに オームの法則 回路図における電源,アース LEDのON/OFF トランジスタのスイッチ動作 PICの出力電流 2進数と16進数
1.はじめに Iin Iout PIC Iout Iin トランジスタ Iout ON/OFF スイッチ
1.はじめに Iin Iout Iin Iout Iin Iout
1.はじめに プログラム(ソフトウェア)で制御 コンピュータ!
1.はじめに ハードウェア 一般のPC PIC 最大動作クロック: 3.0GHz位 (Intel Core 2 Duo等) 最大動作クロック: 20MHz位 (PCだと,NEC PC9801 VX?) メモリ: 2~4GB位 プログラムメモリ:1K~数Kワード PIC16F84Aだと1ワードは14ビット ∴例えば,2Kワードは3.5KB G(ギガ) 109 M(メガ) 106 K(キロ) 103
1.はじめに ソフトウェア PIC PIC16F84A 35種類のアセンブラ命令 アセンブラ言語 (機械の言語) C言語 (人間が理解しやすい言語) C言語 (人間が理解しやすい言語)
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2.オームの法則 重要 I E=Vcc I E 問1. 電圧Eが3V, 抵抗Rが150Ωのとき,流れる電流は何mA? 答え. 500Ω (=5/0.01)
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3.回路図における電源,アース 重要 注意. 上図では赤と青を使いましたが, 一般に電源ラインは赤,アースラインは黒を使います. 電源ライン 一般に電源ラインは赤,アースラインは黒を使います.
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4.LEDのON/OFF ダイオード 発光ダイオード(LED) × × カソード アノード カソード アノード カソード アノード カソード
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5.トランジスタのスイッチ動作 IC(出力) IE(出力) IB(入力)
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6.PICの出力電流 0V(L) 5V (H)
午前の目次 はじめに オームの法則 回路図における電源,アース LEDのON/OFF トランジスタのスイッチ動作 PICの出力電流 2進数と16進数
7.2進数と16進数 重要 10進数 2進数 16進数 0000 0000 1 0000 0001 2 0000 0010 3 0000 0011 4 0000 0100 5 0000 0101 6 0000 0110 7 0000 0111 8 0000 1000 9 0000 1001 10 0000 1010 A 11 0000 1011 B 12 0000 1100 C 13 0000 1101 D 14 0000 1110 E 15 0000 1111 F 16 0001 0000
7.2進数と16進数 重要 2進数から16進数への変換 (例) 0010000100001111 2 4ビットずつに区切る. 0010 0001 0000 1111 2 2 1 F (答え) 210F16 or 0x210F 16進値を表現する際に「0x」という記号が頭に使われる場合がある.
7.2進数と16進数 重要 16進数から2進数への変換 (例) 0x420D 4 2 D 0100 0010 0000 1101 2 D 0100 0010 0000 1101 2 (答え) 0100 0010 0000 11012
演習 重要 (演習1) 下図において,電源Vccが5Vで抵抗R流れる電流を 10mAにしたい.抵抗Rを何Ω程度にすればよいか? なお,LEDで1.7Vの電圧降下がある. 答え. 330Ω (=(5.0-1.7)/0.01)
演習 重要 (演習2) 下図の回路に電源ラインとアースラインを引きなさい. 電源ライン アースライン
演習 重要 (演習3) 0011000101001101 2 を16進数に,0x431Eを2進数に 変換しなさい. 3 1 4 D 変換しなさい. 3 1 4 D 4ビットずつに区切る. 0011 0001 0100 1101 2 4 3 1 E 0100 0011 0001 1110 2
午前の部 終わり
本日の内容 午前 9:00-9:50 ガイダンス,ソフトウェアのインストール 10:00-10:50 電子回路の基礎 11:00-11:50 演習 12:00-12:20 試験① 午後 13:30-14:20 回路作成の説明,および回路作成 14:30-15:20 回路作成 15:30-16:20 プログラム説明,および作成 16:30-16:50 試験②
午後の目次 回路図 各部品の説明 はんだ付け用具 C言語の構成 Cサンプルプログラムの説明 コンパイル PICライター
午後の目次 回路図 各部品の説明 はんだ付け用具 C言語の構成 Cサンプルプログラムの説明 コンパイル PICライター
回路図
午後の目次 回路図 各部品の説明 はんだ付け用具 C言語の構成 Cサンプルプログラムの説明 コンパイル PICライター
各部品の説明 PIC 凹み 凹み 18 1 17 2 16 3 15 4 PIC16F84A 14 5 13 6 12 7 11 8 10 9
各部品の説明 LED A K K A
各部品の説明 抵抗 330Ω 1/4W
各部品の説明 セラミック振動子 アースに接続
各部品の説明 重要 バイパスコンデンサ
午後の目次 回路図 各部品の説明 はんだ付け用具 C言語の構成 Cサンプルプログラムの説明 コンパイル PICライター
はんだ付け用具 はんだコテ台 はんだ はんだコテ
はんだ付け作業の注意点 重要 はんだコテが十分な温度になるまで待つ. コテ先をリード線とランド(銅箔)を同時に加熱し,その後にはんだを流し込む(①コテが先 ②次にはんだ) 「富士山」のような形が理想. 3. はんだが適量になったら,コテをはなす. 4. その後,数秒放熱. 5. 作業全体では: ①コテ先を綺麗に保つため,時々濡れたスポンジ等ではんだを拭き取る(温度調整の役割もする). ②基板上の余分なはんだを除去するには,先の綺麗な(はんだが拭き取られた)コテ先をつける. ③火傷に気を付ける・
午後の目次 回路図 各部品の説明 はんだ付け用具 C言語の構成 Cサンプルプログラムの説明 コンパイル PICライター
C言語の構成 宣言部 ・モジュール使用宣言 ・インクルードファイル指定 ・グローバル変数宣言 メイン関数部 int main(void) { ローカル変数宣言; 実行文; return 0; } その他関数部 関数A() { ローカル変数宣言; 実行文; }
午後の目次 回路図 各部品の説明 はんだ付け用具 C言語の構成 Cサンプルプログラムの説明 コンパイルの手順 PICライター使用法
Cサンプルプログラムの説明① 重要 1つのポートでのLED点滅のアルゴリズム はじめ 初期化 ポートをON 一定時間待つ ポートをOFF
Cサンプルプログラムの説明② 重要 PORTB (0-7)に対応する8ビットの移動 (main関数内) for(;;) { pb = 1; for (i=0; i<13 ; i++) { PORTB = pb; PORTA = pb >> 8; timer_wait(INTERVAL); pb <<= 1; } pb = 1; 8ビットだと 00000001 PORTB = pb; により,以下のようになる. PORTB 7 6 5 4 3 2 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0がON,1がOFF pb <<= 1; 00000001 00000010 左に1ビットシフト 実際には,PORTA(0-4), PORTB (0-7)の 合計13個のLEDが点滅する.
午後の目次 回路図 各部品の説明 はんだ付け用具 C言語の構成 Cサンプルプログラムの説明 コンパイルの手順 PICライター使用法
フォルダ構造 Windows内のHDD(ハードディスクドライブ)内のフォルダ(ディレクトリ)構造 このフォルダで作業します.作成したソースファイル「*.c」,および「make.bat」ファイルをここに保存します. C: Documents and settings ユーザ名(ここではRyoichi SATO) My Documents (XP) or Documents (Vista) お気に入り その他のフォルダ
コンパイルの手順 XP: 「cd my」と打って,「Tab」キーを押すと,自動的に 「cd “My Documents”」となるので,その段階で「Enter」 キーを押す. Vista: 「cd doc」と打って,「Tab」キーを押すと,自動的に 「cd documents」となるので,その段階で「Enter」 「dir」と打って,「Enter」.作成したソースファイル「***.c」と 「make.bat」があるのを確認する. 「make ***.c」でコンパイルする. 「dir」と打って,「***.hex」ファイルが出来ているのを確認する.
午後の目次 回路図 各部品の説明 はんだ付け用具 C言語の構成 Cサンプルプログラムの説明 コンパイルの手順 PICライター使用法
PICライタの使用法 凹んでいる方が上. 上から2番目から入れる. レバーを倒して固定.
PICライタの使用法
午後の部 終わり
ソフトウェアのインストール
sdccのインストール
GPUTILISのインストール