~求められる新しい経営観~ 経済学部 渡辺史門 『企業の社会的責任』 ~求められる新しい経営観~ 経済学部 渡辺史門
ゼミ論の流れ 第一章:企業の社会的責任(CSR)の説明 とその役割 第二章:欧米と日本企業の対応 第三章:社会的責任投資について 第五章:まとめ
テーマ選択理由 前期:ミクロの視点から分析⇒後期:マクロの視点から分析 このようにマクロの視点から分析した結果… いくつかの問題点がわかった。 このような問題点を時代背景とともに考察した。 このようなプロセスを経て、『企業の社会的責任』というものがキーワードとなってこれから企業のあり方を分析していくこととなった。
『社会的責任投資(SRI)の役割とその効果』 今回のプレゼン 『社会的責任投資(SRI)の役割とその効果』 ~企業再生へのあくなき挑戦~
目次 社会的責任投資(SRI)とは… 欧米諸国の現状 ①アメリカ編 ②ヨーロッパ編 日本での現状と認識 まとめ ①日本での発展の条件 ①アメリカ編 ②ヨーロッパ編 日本での現状と認識 まとめ ①日本での発展の条件 ②SRIのより日本企業はどのように変化するか
社会的責任投資(SRI)とは… 簡単に言うと…「社会に貢献する企業のみに投資をする」ということである。 投資信託の一つの手法で 欧米では…定着しつつある 日本では…最近、話題になり始めている
欧米諸国の現状 ①アメリカ編 全体の動向…SRI運用資産総額の推移 アーカイブスHPより
SRI発展の背景 ①教会関連組織やSRI投資会社がCSR果 たすよう求めた。 ②多くのSRI投資信託が市場平均を上回る運用をしている。 ③米国全体で反タバコ感情が根強く、タバコ産業を除外したSRI投資信託が人気を集めた。 ④個人の価値観が多様化し、CSRを果たしている企業を応援したいと思う人が増加した。
アメリカでの認識 質問①株や投資信託をやってますか??
アメリカでの認識 質問②社会的責任投資をご存知ですか??
アメリカでの認識 質問③社会的責任の中で関心のある領域は??
SRIの効果 アメリカ(KLD)のSRI運用パフォーマンス
欧米諸国の現状と動向 ②ヨーロッパ編 SRI投資信託の推移
SRI発展の背景 ①SRIは、長期投資に適している ②法制度の後押し ③フランスでは企業に環境、社会面の情報開示を法制化 ④評価会社の存在と評価基準が明確である。
評価基準 経済編 :企業戦略の構築 :知的資産を積極的な管理を行っているか :経営レベルのIT責任者の有無、年間のIT予算 :CRMシステムの活用、SRM発展のためにインターネットを活用しているか :危機管理体制
評価基準 環境編 :環境方針や基準を実施する責任者の有無 :環境問題担当部署の有無、当該組織の位置づけ、当者数 :外部の環境憲章にサインしているか :ISO取得 :環境監査の実施状況 :環境問題への取り組みに関する情報公開 :環境会計の導入状況 :製品への環境取り組みコストの折込度合い :金融保険業界のイニシアチブへの積極的な参画 :損害保険分野における環境リスクの折込度合い
評価基準 社会編 :社会対応に関する最高経営責任者の有無 :社会対応の部署の有無と位置づけ :社会対応の方針の有無、その情報公開 :環境や社会etcの諸問題についてステークスホルダーとの関わり :社会的責任に関するイニシアチブに参加しているか :従業員の仕事への満足度 :人権擁護や差別禁止の規定の有無と防止のための取組み :労働紛争の解決システムの有無 :労働安全や健康に関するシステムがあるか :15歳以下の従業員を雇用しているか :取引先を選定する際に適用している安全の基準とチェック状況
欧米諸国の現状と運用実績をみてわかることは… ↓ 多くの人に認知され、安定した運用が行われている なぜ日本では認知され定着しないのか… 欧米諸国の現状と運用実績をみてわかることは… ↓ 多くの人に認知され、安定した運用が行われている なぜ日本では認知され定着しないのか… またSRIの登場で日本企業に どのような影響があるのか
日本での現状と認識 日本(モーニングスター)のSRI運用パフォーマンス
日本での認識 質問①企業の社会的責任への関心
日本での認識 質問②関心のある領域は??
日本での認識 質問③社会的責任投資をご存知ですか??
日本での認識 質問④購入しないまたは知らない理由??
まとめ②…日本での発展への条件 前スライド質問④の解決方法考えると… :商品内容を明確する。 :商品内容を明確する。 :ファンドが企業を選択する際に基準を明確に し、厳しく審査する。 :CSRに優れている企業をもっと絞り込む
まとめ①…SRIによって日本企業はどのように変化するか? ①評価機関が評価するCSR項目を理解 ↓ ②自社が取組むべきCSRを明確にする ③実際にCSR向上へ取組む ④取組んだCSR項目の積極的な情報開示を行う ⑤SRIにおける自社の評価が上がる ⑥利益が向上し、社会にやさしい企業へ