今年の冬の厳寒期における 四国電力管内での電力の需給状況 四国電力 アカデミー7班 1年 後藤 友彦 (日大・産業経営) 小林 航

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今年の冬の厳寒期における 四国電力管内での電力の需給状況 四国電力 アカデミー7班 1年 後藤 友彦 (日大・産業経営) 小林 航 後藤 友彦 (日大・産業経営) 小林 航 (大東・現代経済) 清水 昭洋 松澤 恵梨奈 (東洋・総合情報) これからアカデミー7班の報告を始めさせていただきます。 班員は皆様から見て左から松澤、清水、小林、そして私後藤です。 よろしくお願い致します。★

目次 1、中期グループ研究の結果 2、昨冬と今冬の日別最大電力需要 3、日別ピーク時の電力使用率 4、昨冬と今冬の発電方式別割合の内訳 5、考察・展望 6、参考文献 (後藤) 目次はこのようになっております。★ (目次言う)

1、中期グループ研究の結果 510万kw 600 570 528 500 483 400 (万kw) まず初めに、四国電力の中期グル研のまとめから報告させていただきます。 こちらのグラフは私たちが電気予報を観測していた間の需要量を示したグラフです。★ 最大電力需要量は8月30,31日、9月1日に観測した510万kwでした。★ 四国電力の昨夏の供給力は570万kwでしたが、★9月4日に伊方原発1号機が定期検査に入り、供給力は528万kwまで下がりました。★さらに、9月9日に阿南火力発電所3号機が定期検査に入り483万kwとなりました。供給力が需要量を下回っている日がありますが、不足分は特定電気事業者から電気を買い取ることで補いました。★

伊方原子力発電所1号機が停止したため、一部の2.5万kwを中止 1、中期グループ研究の結果 計77.5万kwの電力を 余すことが可能ではないか 中止 伊方原子力発電所3号機が停止したため 東京電力へ10万~20万kw 電力融通 中部電力へ20万~30万kw 四国電力は東日本大震災以前から、東京電力へ10~20万キロワット、★中部電力へ20~30万キロワット、★関西電力へ40~50万キロワットの電力を融通しています。★しかし、東日本大震災を受け、伊方原発3号機の定期検査により東京電力への融通を中止し、★1号機の定期検査のため、関西電力への融通の一部2.5万キロワットを中止しました。★ 仮にこの電力融通をすべて停止した場合、関西電力への残りの47.5万キロワット、中部電力への30万キロワット、合計77.5万キロワットを残すことができるため電力に余裕を持たせることができるのではないかと考えました。 以上のことから、中期グル研では私たちは脱原発が可能であるという結論に至りました。★ 伊方原子力発電所1号機が停止したため、一部の2.5万kwを中止 一部中止 関西電力へ40万~50万kw

2、日別最大電力需要の比較 ~ ~ 節電意識が高まった 480 450 450万kw 457万kw 400 350 (万kw) 次に昨冬と今冬の電力需要について述べさせていただきます。 こちらが昨年と今年の日別最大電力需要量のグラフです。 今年、私たちがでんき予報を閲覧していた間で、ピーク時の最大電力需要量は、2月21日にみせた450万kwでした。★ 今年の冬の供給力は約480万キロワットだったので需要量を賄うことができています。 また、昨年のピーク時の最大電力需要量は3月9日にみせた457万kwでした。★ 昨年と今年の電力重要量を比べると7万kwの差があります。 このことから、震災の影響で人々の節電意識が高まっていることが考えられます。★ 350 ~ ~

3、日別ピーク時の電力使用率 最大電力使用率は89% 89% 89% こちらは日別ピーク時の電力使用率です。★ 最大電力使用率は2月22日と3月9日に観測した89%でした。★

4、昨冬と今冬の 発電方式別割合の内訳 現在、原発は稼働していない 45% 51% 3% 45% 69% 30% 新エネルギー 原子力 火力 4、昨冬と今冬の           発電方式別割合の内訳 現在、原発は稼働していない 新エネルギー    1% 原子力 45% 火力 51% 水力発電   3% 45% 原子力 昨冬 (震災前) 火力 69% 水力 30% 新エネルギー    1% 次に、昨冬と今冬の発電方式別割合の内訳について述べさせていただきます。 震災前の平成23年2月の内訳は、★伊方原発がすべて稼働し45%、火力51%、水力3%、新エネルギーが1%となっております。 そして震災後、伊方原発3号基が4月29日に停止しています。ついで9月4日に伊方原発1号機も停止しました。★そして今年の平成24年1月13日には2号基も停止したことで実質、全基が定期検査に入り原発無しの稼働状態になっております。 そのため現在、水力発電がフル稼働の状態になり、水力発電の割合が以前より10倍増加しました。また、昨年12月9日に今冬の供給対策の一環として、長期計画停止中の阿南2号機を運転再開させるなどの対策がとられています。現在の内訳は、火力69%、水力30%、太陽光、風力発電などの新エネルギーを合わせて1%となっております。★ 今冬 0 20 40 60 80 100 (%)

5、考察・展望 供給力の補い方 47万kw 発電施設だけでは需要量を賄うことができない この差はどうするの 480万kw 現在の四国電力のみの供給力 480万kw (火力・水力・風力・太陽光) ・自家発電の余った電力を買い取る ・特定電気事業者から買い取る 47万kw この差はどうするの ピーク時供給力 527万kw (予定発電力) 最後に、考察・展望を述べさせていただきます。 まず、四国電力の供給力の補い方についてですが、★ 現在、四国電力がもつ発電設備だけで発電している供給力は、合計で約480万Kwです。★ 供給力が480万kwということは★ピーク時供給力である527万Kwを下回っています。 このピーク時供給力とは、その日、このくらいの需要までなら対応できるという「予定発電力」のことです。★ このピーク時供給力と四国電力だけでの供給力の差は★太陽光などの新エネルギーを特定電気事業者から買い取ったり、自家発電をしている会社や工場などから余った電力を買い取ったりすることで補っています。★そのような買い取った電力も含め、日々の電力が賄われています。★ 発電施設だけでは需要量を賄うことができない

5、考察・展望 電力融通の停止 関西電力管内の淡路島へ送電 <現在> 淡路島 送電 次に、電力融通についてです。★ 現在四国電力は、関西電力内にある淡路島に電力融通を行っています。 電力融通とは、四国電力で作った電気を他の電力会社に売ることです。 具体的な量は明らかにされていませんが、★この電力融通をやめればもっと余裕をもって供給することができ、特定電気事業者から買い取るコストも削減されます。 四国電力は伊方原発を全停止させているという状況で、需要量を賄うことができ、さらには関西電力に電力融通まで行っています。★ 電力融通を停止すれば… 電力融通をやめればもっと余裕をもって供給することができ、特定電気事業者から買い取るコストも削減される

5、考察・展望 脱原発でも電気料金は変わらない コストの高い石油燃料を使っていても、 電気料金を値上げする必要がない つまり・・・  最後に、電気料金の値上げについてです。★ 四国電力に、脱原発はしたが、それに伴い、電気料金を値上げする予定はあるかと伺ったところ、現時点では考えていないと仰っていました。 伊方原発の全基を停止させ、その分の不足分を補うために以前より多くの火力発電所を稼働させている四国電力ですが、比較的コストの高い石油燃料を使っているにもかかわらず、電気料金を値上げする必要がないということは、火力発電に頼っている状況でも経済的に乗り越えることができると考えられます。★ つまり私達7班は、調査結果を踏まえて四国電力に原発は必要ないという結論になりました。★ つまり・・・ 火力発電に頼っている状況でも経済的に乗り越えることができる

6、参考文献 ・四国電力HP ・asahi.com ・経済産業省HP ・環境エネルギー政策研究所HP ・四国新聞社 http://www.yonden.co.jp/ ・asahi.com http://digital.asahi.com/info/?ref=ad_list_google ・経済産業省HP http://www.meti.go.jp/ ・環境エネルギー政策研究所HP 参考文献は、このようになっております。 以上で、アカデミー7班の報告を終わります。★ ご清聴ありがとうございました。 http://www.isep.or.jp/ ・四国新聞社 http://www.shikokunp.co.jp/kagawa_news/economy/20111223000105