Junichi TAIRA Tokyo Electric Power Company Radiation Protection Group

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Presentation transcript:

TEPCO’s In-house Competitions for Improving Radiation Protection Skills Junichi TAIRA Tokyo Electric Power Company Radiation Protection Group ISOE International ALARA Symposium November 13-14, 2008, Tsuruga, JAPAN 東京電力の全社技術技能競技大会における放射線管理の技術向上について, 東京電力株式会社放射線管理Gの平が発表させて頂きます。

Profile - Location 日本における電力会社の供給範囲を図示しております。 北海道電力・東北電力・東京電力・中部電力・北陸電力・関西電力・中部電力・九州電力・沖縄電力が日本の電力会社となっています。そのなかでも東京電力の供給電力は,全国の約30%程を担っております。 また,東京電力の共有範囲は,東京を含む9都道府県を供給エリアとしています。

TEPCO’s Nuclear Power Plants 17 BWRs including 2 ABWRs (total capacity 17,308MWe) - 28% of generation capacity - 41% of generated electricity (FY 2006) 東京電力の電子力発電所は日本で3つあります。 福島第一原子力発電所・福島第二原子力発電所・柏崎刈羽原子力発電所であります。 17機の沸騰水型軽水炉BWR型を所有しています。 全出力は2006年度で17308MWで当社の大よそ30%のシャアを占めています。 柏崎刈羽原子力発電所は,1985年の9月に発電を開始しています。 また1997年に7つのプラントが完成して合計8212 MWの出力となっています。 結果として世界一の原子力発電所になっています。 また,東京から南西220kmの位置にあり新潟県に位置し,日本海側に面しています。 柏崎市と刈羽村に位置しており,4.2km2の敷地面積となっています。 現在,柏崎刈羽原子力発電所7ユニットすべてが去年の7月16日の地震で停止しています。 また福島第一原子力発電所は,1971年に運転を開始し,6機の原子炉を所有しています。 また福島第二原子力発電所は,1982年に運転を開始し,4機の原子炉を所有しています。

Contents What is our In-house Techniques and Skills Competition? Outline of In-house Techniques and Skills Competition Content of the Competition Examination Items Scoring method Scenes from the competition   Results of the Competition Looking Back on the Competition さて,本プレゼンの中身を紹介いたします。 まず1つめとしまして,全社技術技能競技大会とは。何かを御説明いたします。 2つめとしまして,全社技術技能競技大会のアウトラインを御説明いたします。 3つめとしまして競技の中身を御説明します。 その中で,競技なかの審査項目となっているか, 採点方法がどのようなものになっているか, 競技の様子がどのような物になっているかを御説明いたします。 競技の様子をDVDで編集しておりますので,御紹介いたします。 競技の結果をご紹介します。 競技を終えて,どのような収穫があったかをご紹介いたします。

What is our In-house Techniques and Skills Competition? TEPCO has... -power transmission division -power distribution division -power generation division In-house Techniques and Skills Competition -For maintaining and improvement of technical skills 当社は「送電」「配電」「発電」のさまざまな分野があります。 そもそも,全社技術技能競技大会の目的を説明します。 第一線の職場の当社社員が保持すべき技術技能について部門ごとに共通の技術課題で競い合い,技術技能の 向上をはかるとともに優れた技術技能保持者を称えることよって,技術技能を向上する意欲を醸成することを目的にしています。 また,より多くの社員が関ることで日常の工夫や改善の成果を広く社内に水平展開し職場の活性化を図ることを主な目的としています。

Outline of the In-house Techniques and Skills Competition 1/3 The In-house Techniques and Skills Competition - the radiation control department of nuclear power station Aim at -improvement in the skill and motivation required -opportunity to publicize the techniques -new appreciation of the level of present techniques -sharing good practices そのなかで,今年お全社技術技能競技大会は,原子力発電所の放射線管理部門にて実施しました。 「全社技術技能競技大会」を通じて放射線管理に必要な力量とモチベーションの向上を図ることが出来ます。 また,放射線管理の技術・技能をアピールする機会となるとともに,参加メンバーが現状の技術・技能のレベルを再認識し, 良好事例の水平展開をはかることができます。

Outline of the In-house Techniques and Skills Competition 2/3 Date April 10,2008 - the Fukushima Daiichi NPS A chamber that simulated the controlled area was installed in a skill training center Scenario - considerding the experience of the Kashiwazaki-Kariwa NPS in the Niigata Chuetsu-oki Earthquake 全社医術技能競技大会のアウトラインを御説明いたします。 2008年4月10日に,東京電力株式会社福島第一原子力発電所において 全社医術技能競技大会原子力部門を実施しました。。 福島第一原子力発電所構内の技能訓練センターに管理区域を模擬した部屋を設置し, 新潟県中越沖地震における柏崎刈羽原子力発電所の経験を踏まえた放射性物質の漏えい事象シナリオを1種類用意しました。参加チームがそのシナリオにのっとり事象への対応を行い,事務局にて各チームの審査採点を行った。

Outline of the In-house Techniques and Skills Competition 3/3 Time 70min Team (6persons) 3teams ・Fukusimadaiichi.NPS ・Fukusimadaini.NPS ・Kashiwazaki-Kariwa.NPS Scenario the leakage of water containing radioactive substance 競技時間は,1チーム当たり70分。チーム構成は6人とし,東京電力が所有する各原子力発電所(福島第一原子力発電所・福島第二原子力発電所・柏崎刈羽原子力発電所)から1チームずつ計3チームが出場した。

Content of the Competition Flow of Competition Start Generation of a leakage event (system isolation completed) Quick response and measurement 通常業務時間帯に,震度5強の地震が発生し,プラントは自動スクラム停止した。 また,原子炉冷却材浄化系ポンプ室において,蒸気漏洩が発生し, 連続ダストモニタの警報が発生したとする。 系統の隔離によって蒸気漏洩はほぼ停止したものの, 微量の漏洩の疑いがある。現場においては,床面に漏洩水がたまっていることから, 放射能量を評価する必要があるが,現場の線量は高いエリアであり,地震による燃料破損の疑いもある。 漏洩放射能の評価を行ったのち,当該エリアでの復旧などの作業が控えていることから, 次の作業のために入域する作業員のための防護指示が必要となる。 また同時に非管理区域でも漏洩が確認されたことから,試料の採取および評価を行い, 汚染が確認された場合には速やかに報告を行うとともに適切な標示と区画を行う必要がある。 Cleanup and monitoring for giving instructions on Radiation Protection End

Content of the Competition(layout) the non-controlled area(simulated) Service Building 1FL aisle 20000ml (the leakage of radioactive water) 競技会場の主なレイアウトをご紹介いたします。 まずは,非管理区域の漏洩箇所を模擬した会場です。 ここでは,おもに漏洩箇所が2箇所存在していると模擬されており, 漏洩量が20000mlと1500mlであると仮定する表示がされております。 実施にそのような量を模擬出来ないため,パットの中に色付の液体を いれそれを漏洩した水と仮定しています。 そのような2箇所の漏洩エリアがあるエリアにて競技者は 放射能の測定を実施し正しい評価を実施した後,適切な処置を施すかを審査することとなっています。 1500ml (the leakage of non-radioactive water)

Content of the Competition(layout) the controlled area clean up system pump room High radiation area ↓39Bq/cm2 ↓50mSv/h ● 24mSv/h laboratory ↓12Bq/cm2 ↓18Bq/cm2 ● ● つづきまして,管理区域を模擬したエリアにおける競技の内容をご紹介します。 場所は,原子炉冷却材浄化系ポンプ室における蒸気漏洩というシナリオとなっています。 競技エリアに予め測定ポイントを明記しておき,線量率データと床面と機器の汚染のレベルが明記されています。 競技者への主な審査項目は次のスライドにて説明いたします。 germanium semiconductor detector ↓lower limit of detection (Bq/cm2) ●

Content of the Competition (Examination Items) Needed Technique and Skill (Examination Item) Examination Criterion Safety Safety check before operation Was the safety check (the content of the event, protective equipment, planned dosage and division of roles) before the operation carried out appropriately? Selection and wearing of protective clothes and equipment Were protective cloth and protective equipment suitable for the on-site situation selected and worn? Management in special measure area Was management (time management and the utilization of low dosage areas) in the special measure area able to be carried out? Prevention of bodily contamination Were measures to prevent bodily contamination (changing procedure) able to be carried out? 審査項目について説明させていただきます。 求められる技術・技能を大まかに3つのキーワードで審査しています。 「安全」「品質」「効率」 以上の3点です。 まず「安全」ついて,どのような点で競技者を評価しているか御説明します。 事象内容・防護装備・計画線量・役割分担などの作業前の安全確認が確実に実施できたかという点を評価します。 次に,現場状況に適した保護衣・保護具を選定し着用したかという点を評価します。 特別措置が必要となるエリアにおいて,時間管理や低線量率エリアの活用を実施したかを評価します。 身体汚染を防止するように,汚染した保護衣の適切な脱衣を手順に基づいて実施することができたか,評価します。

Content of the Competition (Examination Items) Needed Technique and Skill (Examination Item) Examination Criterion Quality Setup of partition Was appropriate partition setup (setup to prevent the spread of the contaminated area) carried out before the commencement of field operations? Use of radiation measuring instruments Were radiation measuring instruments correctly handled? Radiation measurement Were various types of radiation measurements (sampling method, selection of measuring instruments, prevention of the spread of contamination) carried out correctly? Radioactivity assessment Was the assessment of the amount of radioactivity, etc. carried out correctly? Prevention of the spread of contamination Were the measures to prevent the spread of contamination able to be carried out? Report and communication Were the teams able to report and communicate as required? Planning of protective measures Was the planning of radiation protective measures for subsequent operations appropriate? 2本目の大きな柱で「品質」に対する審査項目をご紹介します。 現場作業開始前に汚染範囲を拡大防止となるような区画設定が実施されているか評価します。 放射線測定器の取り扱いが正しくできているか評価します。 試料採取方法・測定器の選択・汚染拡大防止などを正しく実施し,放射線測定の評価をします。 また,放射能量等の評価を正しく実施したか評価します。 汚染拡大防止措置を正しく出来きたか評価します。 必要な報告,連絡が出来たかを評価します。 後続作業への放射線防護措置の立案は適切であったかを評価します。

Content of the Competition (Examination Items) Needed Technique and Skill (Examination Item) Examination Criterion Efficiency Dosage management Total radiation exposure of each team member Time spent before assessment Time spent before the assessment and report of the amount of radioactivity of the leaked water in a non-controlled area Response time Duration time from the commencement of the competition to the end of response 3本目の柱として,「効率」としての評価方法を紹介します。 競技者全員の合計被ばく線量を評価します。 非管理区域における漏えいすいの放射能量の評価・報告までの時間を評価します。 競技の開始から対応終了までの時間を評価します。

Content of the Competition (Scoring method) Safety 40 POINTS Quality 30 POINTS Efficiency 30 POINTS 以上の3点「安全」「品質」「効率」の各項目ごとに40点,30点,30点を割り振り,減点方式により各チームの採点を実施した。 100 POINTS

Content of the Competition Scenes from the competition Please look at the DVD.... 競技の様子をDVDにてご紹介します。 実践さながらの競技が行われました。

Results of the Competition  the same scores for the quality and safety examination items  ‘the Fukushimadaini.NPS Team’ received a high score for efficiency 大会は,3チームとも「品質」「安全」の審査項目は同じレベルであった。 「効率」の審査項目で高得点を取得した福島第二原子力発電所が優勝を収めました。

Looking Back on the Competition - Summary Publicity about the effort of our radiation control department regarding water leaks Appreciation of the level of techniques and skills for radiation control and motivation Drills repeated in preparation for competition Task brought up in the review discussion 自治体や保安検査官など様々な方に大会を見学して頂き,水漏れに対する放射線管理部門の取り組みをアピールできました。放射線管理の技術レベルの認識や力量向上のための動機付けはできたものと思われる。各チームは大会に向けた練習を積んできており,大会以上に技術や技能の向上につながった。今後は,振り返り討論で抽出された課題等を検討し,実務に生かしていきたいと考えている。