都市計画実習防災班 中間発表 人・つながり・防災 ~ご近所パワーを向上せよ~

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山崎栄一研究室 EIICHI YAMASAKI LABORATORY 学校における防災教育 (DIG :災害図上訓練 ) の実践 大分大学 教育福祉科学部 山崎 栄一.
山元町 345 丁目町内会 自主防災訓練 横浜市中消防署 山元町消防出張所 所長 竹内 良 様 災害図上訓練 横浜市中区 避難対象区域図の 根拠について.
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次の紹介内容は ⑥洪水・はん濫の情報を確認する手段 ⑦洪水発生時の避難のポイント ⑧居住地域のハザードマップを見てみよう ⑨避難の際の心得
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※関東圏の施設に設置できない場合は、災対本部機能を代行する支部を指名し、本社職員を派遣。
(防災マップ、避難行動要支援者の避難支援マップ)
一般社団法人 ピースボート災害ボランティアセンター ☎
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都市計画実習防災班 中間発表 人・つながり・防災 ~ご近所パワーを向上せよ~ 都市計画実習防災班 中間発表 人・つながり・防災 ~ご近所パワーを向上せよ~ 浦野友宏 桑原光太郎 山田真梨子 柴田真由美 大脇孝之 川崎拓郎 藤堂佑香 担当教官 糸井川栄一 TA  杉安和也

ご近所 パワー 救助 避難 人 不安

事例調査 アンケート調査 仮説 分析 検証 提案 ヒアリング調査

事例調査 アンケート調査 仮説 分析 検証 提案 ヒアリング調査

地震発生後誰に助けられたか (1995年3-5月) 阪神地域の住民を対象に (神戸都市問題研究所) N=368 43.6% 地震発生後誰に助けられたか (1995年3-5月) 阪神地域の住民を対象に (神戸都市問題研究所) 53.5% 消火活動にあたったのは誰か (1995年2月) 神戸市民を対象に (神戸市消防局) 「阪神・淡路大震災の社会学(岩崎信彦他)」より

近隣住民同士、お互いの家の間取りから家族構成、誰がどこの部屋に寝ているかにいたるまで日頃の付き合いの中で熟知していた。 淡路島の北淡町豊島地区 近隣住民同士、お互いの家の間取りから家族構成、誰がどこの部屋に寝ているかにいたるまで日頃の付き合いの中で熟知していた。 迅速な救出活動につながった。 北淡町 ● 「阪神・淡路大震災の社会学(岩崎信彦他)」より

「今後の災害に備えてどんなことをしておかなければならないか?」 神戸市が市民に行ったアンケート (1995年9月) 「今後の災害に備えてどんなことをしておかなければならないか?」  「普段からご近所や地域の人々との付き合いを深めておくこと」  という回答が全年齢層・全地区でトップ! 「阪神・淡路大震災の社会学(岩崎信彦他)」より

被災の石川県輪島市門前町 命守った地域の力 (2007/4/8 毎日朝刊) 事例 (新聞記事より) 被災の石川県輪島市門前町 命守った地域の力 (2007/4/8 毎日朝刊) 「要援護者マップ」もとに、4時間で400人安否確認 「マップをもとに、町内の44人の民生委員を通じ、発生から4時間で約400人の要援護者の安否をすべて確認できた」

ここだとみんな顔見知りで、気を使わなくてすむ 二〇〇七年四月二八日 朝日新聞朝刊 ここだとみんな顔見知りで、気を使わなくてすむ 普段からみんなが互いに助け合うことが多いからではないか 寝ていて体がぶつかっても、『ごめん』と言えばすむ。安心だから大きな避難所に行こうとは思わない

人と防災未来センター <見学目的> <施設概要> 阪神・淡路大震災での体験を知る 震災時における「人」の役割を知る 阪神淡路大震災の記念館 防災未来館とひと未来館からなる

想像を絶する情景、被害 救出できなかった家族が目の前で燃える 気持ち、心は死んでいた 生きてる理由がわからない みんな我慢している 病院も混乱 治療を受けられない人がたくさんいた

人との絆 救助が来るまでにほとんどの人が助け出された たくさんの人が助けに来てくれた ボランティアの励ましにうれしくなって不安が和らいだ  ⇒今も付き合いがある 人間のあたたかさ、力、強さを感じた 人との絆

<事例からの考察> 日常時 災害時 隣近所と 密接な つきあい 救助活動等 災害時の対応が スムーズ

事例調査 アンケート調査 仮説 分析 検証 提案 ヒアリング調査

ヒアリング調査先 ヒアリング目的 つくば市役所 生活安全課 鈴木さん つくば市役所 地域消防課 渡辺さん 自主防災組織 つくば市役所 生活安全課 鈴木さん つくば市役所 地域消防課 渡辺さん 自主防災組織    緑ヶ丘防災推進委員会 三浦さん ヒアリング目的 つくばの地域コミュニティーと防災力の現状を知る

BUT! 自主防災組織 学生街にはない!! ⇒活発に活動している 谷田部地区にヒアリングへ (155団体) つくば市役所 生活安全課 鈴木さんのお話 自主防災組織 (155団体) BUT! 学生街にはない!! ⇒活発に活動している 谷田部地区にヒアリングへ

自主防災組織 緑ヶ丘防災推進委員会 三浦さんのお話 <緑ヶ丘防災推進委員会の活動> 自主防災組織 緑ヶ丘防災推進委員会  三浦さんのお話 <緑ヶ丘防災推進委員会の活動>      普段の活動 ・代表者による月に一回の集会 ・住民全体が参加する年に一回の防災訓練 ・炊き出し訓練 ・防災マップ、防災カルテの作成・配布 ・防災用備品の管理 ・高齢者の把握                等      災害時の活動  情報班 救出救護班 消火班 避難誘導班 給食給水班 住民は前もって分けられている 5つの班に分かれ、それぞれ本 部から指示された仕事を行う

事例調査 アンケート調査 仮説 分析 検証 提案 ヒアリング調査

谷田部地区 つくばの学生街? 仮説 日常時 災害時 隣近所と 救助活動等 密接な 災害時の対応が つきあい スムーズ 隣近所との つきあいが 希薄 救助活動等 災害時の対応が スムーズ 災害時の活動に消極的。 困難。 谷田部地区 つくばの学生街?

そこで・・・ 学生街 谷田部 と 比較分析調査 

新市街地(学園) 人口 1万6322人 世帯数1万2390戸 旧市街地(谷田部地区) 人口 1万6603人 世帯数6111戸 (春日1~4丁目、天久保1~4丁目、天王台、桜1~3丁目、柴崎、栗原、学生宿舎) 人口 1万6322人 世帯数1万2390戸 旧市街地(谷田部地区) (谷田部1~3丁目、緑ヶ丘、松代1~5丁目) 人口 1万6603人 世帯数6111戸 地図はhttp://www.tsukuba.info/mapointより引用  平成19年度5月1日現在

事例調査 アンケート調査 仮説 分析 検証 提案 ヒアリング調査

アンケート 対象 学生街 谷田部 学生 100世帯 住民 100世帯 一般 100世帯 アンケート  対象 学生街     学生 100世帯    一般 100世帯   単身学生の多い地域である。地縁的な関係が希薄であると考えられる 谷田部     住民 100世帯   旧市街地である谷田部は学生街に比べ地縁的なコミュニティであると考えられる

・自分が危機状態のときや避難生活において家族以外に誰を頼るか 具体的な調査項目      普段の生活 ・近所の知り合いの多さ ・知り合ったきっかけ ・知り合いが少ない場合の 理由 ・自治会、町内会の活動に参加しているか ・・・等        災害時 ・近所の方と共同で救助活動するか ・自分が危機状態のときや避難生活において家族以外に誰を頼るか ・隣近所の人の安否を確認するか ・・・等

分析 今後の提案に繋げていくため、 ・学生街⇔谷田部で近所づきあいの 深さがどの程度違うか ・違いが出た場合の理由  今後の提案に繋げていくため、   ・学生街⇔谷田部で近所づきあいの    深さがどの程度違うか   ・違いが出た場合の理由   ・隣近所の知り合いの多さが災害発生時とその    後の対応にどう関係するか  を分析していく

分析 検証 提案 今後の展開 アンケート実施 アンケート・ヒアリングの結果を分析 つくば学生街におけるご近所パワー向上の提案 実施日 5月18日(金)~ アンケート・ヒアリングの結果を分析 つくば学生街におけるご近所パワー向上の提案 分析 検証 提案