AVF高度化 2000~2010  東大CNS(東京大学大学院理学系研究科附属原子核科学研究センター)は、理化学研究所に設置されているAVFサイクロトロンを利用した不安定核物理学, 天体核物理を研究している。 研究の量、および質を上げるために、理研と共同してAVFサイクロトロンの高度化計画を進めてきた。

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AVF高度化 2000~2010  東大CNS(東京大学大学院理学系研究科附属原子核科学研究センター)は、理化学研究所に設置されているAVFサイクロトロンを利用した不安定核物理学, 天体核物理を研究している。 研究の量、および質を上げるために、理研と共同してAVFサイクロトロンの高度化計画を進めてきた。  その実施内容は、1)AVF電圧のフラットトップ化、2) 中心領域改善、3) 加速エネルギー増強、4) デフレクターの改善、及び 5)ビームモニターの改善である。  これら5点の実施により、AVFサイクロトロンの性能は大幅に改善され、当初の目的を達することができた。 次ページの年表に「AVF高度化‐11年間のあゆみ」を示す。

AVF 高度化 - 11 年間のあゆみ 2010/04/15 CNS Guidance 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 HyperECR Improve SF ECR BT HiECR AVF Flat top High power RF Main & Trim coil Center region Improvements E7 Beam line R&D SF BT cleanup PA & AVF-PA BT R&D for AVF HTS-DCCT Cluster IS Rf buncher R&D Volume type IS HTS SQUID  外部評価 Budget for AVF Man power for AVF 100,000k 3+2 2,056k 2,160k 6,446k 3+1 8,540k 3+3 2,641k 2+3 4,800k 1+2 (9,000k) 2220k 2320k 1820K Move to RIKEN Installation Operation Accel-decel Metal beam Move to RIKEN Metal ions Move to RIKEN CBECR Design R&D hot model Tuning Beam test Operation Improvement Insulator Insulator AVF高度化中期計画策定 K=78 Insulator Condenser RF shield Design Beam simulation Deflector AVF高度化年次計画策定 Glaser lens ESD_FC Build Core Monitor F0 optics Beam Test PF Monitor Oritatami Emittance monitor Move to RIKEN BT build Vdee study R&D Move to RRC B,Cu,etc TOF Rf metal cavity VIS Ar1+1mA HTS flat coil CNSPAC 運営委 運営委 cnspac 一覧表 2010/04/15 CNS Guidance