(類題)国語 力だめし2 出題の趣旨と解答・解説 課題1 立場を明確にし、具体例を示して説明する。 。 (類題)国語 力だめし2 出題の趣旨と解答・解説 (1) 【解答例】 私は、大島さんの意見に賛成です。なぜなら大島さんは、テレビは生 活を豊かにする素晴らしいものだと良い面を述べているのに対し、山 村さんは、情報が正しいかどうか常に考え、理解することが欠かせな いと注意する面を述べており、テレビの注意する面を含めても、テレ ビが役に立っている場合の方が多いと考えるからです。 (別解答)私は、山村さんの意見に賛成だ。私は次のような経験をし たことがある。テレビで、ある国で日本ブームが起きているというニュ ースがあった。しかし、実際に旅行することがあって見てみると、その 国の首都のごく一部のできごとであって、周辺の町や村ではほとんど 日本のことなど知らない状況だったのだ。テレビから流れてくる情報 には製作者の意図で区切られ、断片的になったものもある。テレビか ら流れてくる情報については、正しいか常に考え、理解することが欠 かせないのである。 (別解答) 私は、大島さんの意見に賛成です。テレビがなければ、海外で活躍す るスポーツ選手の様子も、身近な天気についての情報も得ることがで きないでしょう。テレビは、知りたい情報について同じ時間に決まった 番組をするので、子どもからおじいちゃんおばあちゃんまで簡単に情 報を得ることができる素晴らしい情報機器です。 【解答について】 山村さん→テレビからの情報について、正しいか常に考え、理解する こと。大島さん→誰でも簡単に情報を得ることができる素晴らしい 機器であること。という二人の意見が盛り込まれ、自分の考えが書 けていれば正解とする。 (2) 【解答例】(どちらか一人でよい。) (山村さんの場合) ・冒頭で逆説を用いて疑問を投げかけ読み手を引きつける工夫がな されている。 ・常体で簡潔明瞭に書かれている。 ・経験を入れて説得力がある。 ・最終段落で考えをまとめてありわかりやすい。 (大島さんの場合) ・冒頭で結論を述べその理由の数を明確にしたわかりやすい構造に なっている。 ・一つ目、二つ目という述べ方で理解しやすい。 ・敬体で親しみやすい表現。 ※このうちの一点にふれて説明できていれば正解とする。 ・読み取ったことがらを説明できるか。 ・伝えたいことを明確にして書くことができるか。 出題の趣旨 学習指導ツール 「ワークブック」 グループA ②条件文シリーズ 「接続の言葉を使う」(No.242,243) 「段落を意識して書く」(No.250,251) ⑤新聞記事シリーズ (No.021~025)
課題2 資料の提示を工夫して説明する。 【解答例】 (1)地球温暖化が引き起こす問題 (2) ①とウ 課題2 資料の提示を工夫して説明する。 【解答例】 (1)地球温暖化が引き起こす問題 (2) ①とウ (①を選んだ理由)大阪府の取組みを知ってもらい、身近な問題として とらえてほしいから。 ②とア (②を選んだ理由)地球温暖化のしくみについて図で示した方がわかりや すいから。 ③とエ (③を選んだ理由)中学生のみんなに地球温暖化の防止についてどんな行 動をすればいいかわかりやすく書いているから。 【解答について】 ①とウ、②とア、③とエの組み合わせならどれでも正解とする。 (3) (資料①を選んだ場合) 地球温暖化の防止については、世界の国々で国際会議により二酸化炭素を 減らす取り決めをしているほか、大阪府では、図のように毎月十六日を「スト ップ地球温暖化デー」に設定し府民に呼びかけています。また、様々な環境団 体が一人ひとりが地球温暖化について知り、努力していくよう呼びかけていま す。(140字) (資料②を選んだ場合) 地球温暖化について知っていますか。図をご覧ください。このように大気中 に含まれる温室効果ガスが太陽の熱を吸収し、逃しません。適度な量だと暖 かさを保つことができますが、増えすぎると地上に熱がたまり、地球を暖め 過ぎてしまいます。これが地球温暖化です。温室効果ガスには、二酸化炭素・ メタンなどがあります。(148字) (資料③を選んだ場合) 中学生のみなさんも、今の生活の仕方を見直し、地球にやさしい生活を実 行しましょう。資料を見てください。「冷蔵庫をあけっぱなしにしない。」「待 機電力を50%削減する。」など、地球温暖化防止のために、多くの人が取り 組めば、その効果も大きくなります。みなさんもご協力お願いいたします。 (138字) 【解答について】 選んだ資料に対応するカードの内容について、もれなく書け ていること、資 料を提示して説明する内容が書けていれば正 解とする。 ・資料の提示の仕方を工夫して説明することができるか。 ・伝えたいことを明確にして書くことができるか。 出題の趣旨 学習指導ツール 「ワークブック」 グループA ①小作文シリーズ (No.003~010)