基礎プログラミング演習 第3回.

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基礎プログラミング演習 第3回

今日の目標 テキストエディタ(terapad)を利用して、Javascriptのプログラムを作成 できるようになる Hello, World!を表示するプログラム 変数を利用したプログラムを作成できるようになる プロンプトとアラートを利用したインタラクティブなプログラム

Javascriptとは? Webブラウザ上で動くプログラム 静的なWebページはHTML(構造)とCSS(装飾)で記述される 動的なWebページは、Javascript等プログラミング言語で記述する Javascriptで書かれたプログラムとリンクしたHTMLファイルをブラウザが読み 込むと、そのプログラムを実行する

開発環境 テキストエディタとブラウザがあればプログラムを作成、実行できる 授業では、テキストエディタとしてterapad、ブラウザとしてFirefoxを用 いる(自宅で作業する際には、好みのテキストエディタを使ってよい。 ブラウザはできればIE以外を使うこと)

Terapadの起動 画面左下のWindowsメニュー→【software】→【terapad】 演習で沢山ファイルを作ることになるので、作成したファイルがどの 演習問題を表すのか推測しやすいよう、ファイル名とフォルダ構造を 工夫すること(デスクトップにkiso_pro_03のようなフォルダを各回ごと に作るとよい) 例)第3回の演習問題1番なら、ex03_1.js等の名前でファイルを作成 し、kiso_pro_03というフォルダ内に保存する

プログラムの作り方 HTMLファイル(.htmlファイル)とそれにリンクしたJavascriptプログラ ムファイル(.jsファイル)の2種類が必要 これらをterapadで作る

HTMLファイルの準備 Terapadでファイルを新規作成し、以下の内容を記述した上で、ex03_1.htmlという名前でkiso_pro_03という フォルダ(新規作成する)に保存しなさい <!DOCTYPE html> <html> <head> <meta charset=“utf-7”> <title>練習</title> <script src=“ex03_1.js”></script> </head> <body> <h1>Javascriptの練習だよ</h1> </body> </html>

Javascriptファイルの準備 Terapadでファイルを新規作成し、以下の内容を記述した上で、 ex03_1.jsという名前でkiso_pro_03フォルダに保存しなさい(必ず ex03_1.htmlと同じフォルダに保存すること!!) alert(“Hello, World!”);

プログラムの実行 Firefoxでex03_1.htmlを開き、どのように動作するか確認しなさい ex03_1.jsを編集し、Worldの部分を自分の名前に変更してからブラ ウザで再表示させなさい ex03_1.jsを編集し、今編集した行(alertの行)を追加して2行にしなさ い。それから2行目のHelloをGoodbyeに変更して、再表示しなさい

.jsファイルの中身 Javascriptファイル(.jsファイル)に書くプログラムは、ブラウザに対す る命令が並んだもの 約束事 例えば、alert();は小さいなポップアップウィンドウ(ダイアログボックス)を出し て、そこに何かメッセージを表示させる命令 約束事 開き括弧と閉じ括弧は対応しなければならない 命令の最後はセミコロン(;) 文字列(先ほどのプログラムだとHello, World!の部分)はシングルクォート (’’)もしくはダブルクォート(””)で囲む(半角) 空白と改行は好きなところに入れて良い(見やすくなるように) コメント(ブラウザが無視する人間用のプログラム説明部分)は/* */で囲ま れた部分、または、//と書くとそこから行末までがコメントになる

スクラッチパッドの使い方 ちょっとプログラムを試したい時、その度にファイルを作って保存して ブラウザで開くのは面倒 そんな時にスクラッチパッド(Firefox)を使う Firefoxのメニューの【ツール】→【Web開発】→【スクラッチパッド】を選択 スクラッチパッド(ウィンドウ)がでてくるので、そこにalert(“Hello, World!”);と 書く メニューの【実行メニュー】→【実行】を選択

コンソールの使い方 プログラムに間違い(スペルミス等)があると、動かない どこに間違いがあるか探すのは大変なので、ブラウザはプログラム が実行できない時はコンソールにエラーメッセージを表示してくれる メニューの【ツール】→【Web開発】→【Webコンソール】を選択 先ほどのex03_1.jsを編集し、alertをalartとわざと間違えて書きなさい ブラウザで再読込し、コンソールにエラーメッセージが表示されることを確認 しなさい

変数(1) 先ほどのHello, Worldプログラムは変数を使って書くこともできる 変数はプログラミングにおける最重要概念の一つ ex03_1.jsを編集して、以下のように書きなさい var moji; moji = “Hello, World!”; alert(moji);

変数(2) 変数とは、文字や数値などのデータを記憶しておく箱のようなもの (メモリ上の一定領域) 変数は、変数名と値(記憶しておくデータ)を持つ   代入 “Hello, World!” (値) moji (変数名)

変数(3) 変数を使うためには、宣言と初期化(変数への値の代入)が必要 変数の宣言:データを記憶させる箱を用意する var 変数名; 例)var x; var moji; var name; var date; 変数名は分かりやすい名前にすること 使える文字は英数字、アンダースコア(_)、ドル記号($) ただし、1文字目は数字以外でなければならない) 予約語は使用できない Javascriptの予約語には、break, case, catch, continue, default, delete, do, else, finally, for, function, if, in, instanceof, new, return, switch, this, throw, try, typeof, var, void, while, with

変数(4) 変数の初期化:箱に値を代入(格納)する 宣言と初期化をまとめて以下のように書くことも可能 変数名 = 値 イコール(=)は右辺から左辺への代入を表す 例)x = 100; name = “Taro”; moji = “Hello!” 宣言と初期化をまとめて以下のように書くことも可能 var x = 100; var name = “Taro” 以後変数は、(再び値を代入しない限り)初期化した値と等価

変数を使ったプログラム 先ほどと同様に、ex03_2.htmlとex03_2.jsを作り、ex03_2.jsに以下の ように記述しなさい(HTMLファイルの<script src=“”>の部分は ex03_2.jsとなることに注意)。書けたらkiso_pro_03フォルダに2つとも 保存し、ex03_2.htmlをブラウザで読み込みどのように動作するか確 認しなさい。 var name; //変数の宣言 name = prompt(“名前を入力してね”); //プロンプトからの入力を変数に代入 alert(“こんにちは、” + name + “さん。”); //alertで変数の中身を表示

プログラムの解説 var name; name = prompt(“名前を入力してね”); ユーザに入力を促すポップアップウィンドウをプロンプトと呼ぶ 右辺のpromptは、プロンプトを表示する命令(””内の文字列がプロンプトに表示さ れる) ここでは、ユーザに名前の入力を促し、入力された名前(文字データ)をイコール (=)を使って左辺の変数nameに代入している alert(“こんにちは、” + name + “さん。”); 変数nameの中身(入力された名前)と文字列を連結して表示 文字列(””で囲まれた部分)と変数の中身を連結して表示する場合は、+を使う nameを””で囲ってしまうと(”name”)、nameは変数として見なされず、nameという文 字列としてそのまま表示されてしまので注意

演習問題 2回プロンプトを出してそれぞれ名前と学籍番号を入力してもらい、 「○○さんの学籍番号はXXです。」とアラートを使って表示するプロ グラムを作成しなさい。ファイルは先ほどのものでよい ヒント:変数を2つ使います