時間が進んでも,違う場所で引数の同じ場所がある。 一般の波動はいろいろな周波数wを持つ単振動の重ね合わせ! 位相速度と群速度 時間が進んでも,違う場所で引数の同じ場所がある。 ↓ 伝 搬 1.角周波数wの単振動: ※ 関数の引数(wt-kx)が等しいと関数f(x,t)も同じ値をとる。時空間で関数f(x,t)が同じ値をとる点の 速度は次式で与えられる。 t=0における初期位相を-kx0とすると,このvpで移動を続ける点,x = vpt+x0は,位相として(wt-kx)を持ち続けるので, 単振動の場合には,このvpを波動の伝搬速度と考えて良い。 一般の波動はいろいろな周波数wを持つ単振動の重ね合わせ! 単一周波数の波動のみからなる波 波数kが周波数wに比例する波 波形は崩れずに伝搬可能 複数の周波数成分の波動からなる波 波数kが周波数wに比例しない波 周波数によって伝搬速度が異なる 分 散 伝搬と共に波形が崩れる
2種類の周波数w0-Dw とw0 +Dw の波が混合した場合 波数kが周波数の関数k(w)である場合 2.角周波数w0から±Dwだけずれた周波数振動の重ね合わせ w0から±Dwだけずれた周波数振動の位相項 2種類の周波数w0-Dw とw0 +Dw の波が混合した場合 搬送波 包絡線(固まりとしての波)
課 題 位相速度 ・・・ ある単一周波数の波の変化速度 群速度 ・・・ 色々な周波数の波の重ね合わせた固まり(波群)の伝搬速度 ※ 包絡線が同じ値をとるすなわち引数({ }の中身)が一定の点の速度を求める。 搬送波 包絡線(固まりとしての波) 位相速度 ・・・ ある単一周波数の波の変化速度 群速度 ・・・ 色々な周波数の波の重ね合わせた固まり(波群)の伝搬速度 [特殊な一例] が成り立つ場合。両辺をwで微分して, ※vpが光速よりも大きい場合にはvgは光速よりも小さくなる。 課 題 1.振幅が2.0の右旋円偏波と振幅が1.5の左旋円偏波の重ね合わせによって得られる偏波はどの様な偏波になるか?図示して説明しなさい。 2.教科書p.39の問題2.3を解きなさい。 3.教科書p.40の問題2.6を解きなさい。