自殺についての調査報告 現代の自殺の実態
調査項目 自殺の原因 年齢別 職業別 都道府県別 対策 課題
自殺者数:年齢別(2003年) 高齢者・中高年が圧倒的に多く、男性が全体の71%となっています。
16.307人 無職者が全体の約50%を占めている。無職者の中に高齢者も含まれています。
都道府県別 日本海側(東北・北陸地方)が高い 秋田県は1995年から20002年まで8年連続県別自殺率全国1位。 2002年の自殺による死亡者は、過去最悪の370人。自殺者の4割近くが65歳以上。 ちなみに長崎県は全国25位。 ちなみに日本はロシア、ハンガリー、ウクライナについで世界第4位になります。
なぜ自殺者が増えるのか? 経済がマイナス成長となり、経済・生活問題を苦にする人が徐々に増えてきた。 <負債、生活苦、失業の3つの理由が増えており、不況やリストラなどが色濃く影響している> ⇒中年男性の自殺死亡数の増加 社会の高齢化 自殺に関する報道や、友人・有名人などの自殺に影響を受けやすい
自治体などの対策 「いのちの電話」などの自殺予防ネットワークの 構築など、相談体制等の整備を行う 構築など、相談体制等の整備を行う 自殺予防に関する正しい知識の普及・啓発を行う 自殺の実態調査や、自殺予防対策に関する研究を行う 職域においては、労働者の心の健康の保持増進のために、「メンタルヘルス指針」の普及や、勤労者メンタルヘルスセンターや、勤労者心の電話相談窓口など、相談体制の整備、充実に努める 自殺の実態調査や、地域におけるうつ病等対策、自殺による社会・経済へのマクロ的な影響に関する調査など、効果的な自殺予防対策に関する研究を行う
対策(ex.秋田県) 「自殺防止マニュアル」の作成 2003年 → 自殺予防リーフレットの配布 「自殺防止マニュアル」の作成 2003年 → 自殺予防リーフレットの配布 職場におけるメンタルヘルス対策 → 中年期の自殺者の増加 気軽に相談できる多様な相談窓口の拡大 高齢者 イタリアのTelehelp-Telecheck 国が援助で民間が運営する、電話を利用したサポートシステムです。1988年から1998年の10年間における高齢者の自殺率が3割以下に抑えられたという実績が出ている。 Telehelp:24時間体制のサポートネットワークで緊急時の連絡をすることができる。 Telecheck:気持ちが落ち込んでどうしようもないときや定期的に連絡をしてもらってりして、気持ちをなぐさめてもらったりする。
今後の課題 自分の身近な人に高齢者や重い持病に苦しんでいる人はいませんか? 高齢者の場合、どんなに元気に見えても、ちょっとしたことで健康を損ねたり元気を失っていまいます。健康な皆さんがこまめに連絡をとって「つながり」を深めることが、家族全体の心の健康を高めるために大切なのです。
自殺についての調査報告 ご清聴ありがとうございました。