情報工学科 4年 中山直飛 中間発表.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
C 言語講座第 5 回 構造体. 構造体とは ... 異なる型の値をまとめて新しい型とする 機能がある . つまり , 複数の変数を 1 つのまとまりにできる . 配列と違って同じ型でデータをまとめるのではな く違った型のデータをまとめられる .
Advertisements

1 情報基礎 A 第 9 週 プログラミング入門 VBA の基本文法 1 準備・変数・データの入出力 徳山 豪・全 眞嬉 東北大学情報科学研究科 システム情報科学専攻 情報システム評価学分野.
小学校におけるICTを使った 音楽科教材開発
アルゴリズムとデータ構造 第2回 線形リスト(復習).
  スケジュール管理手法PERT-Time      解 説    “最早開始時間計算のアルゴリズム”
マンガをコマの構成要素に分解する 話題提供:住山晋一 日本心理学会第68回大会 ワークショップ.
Microsoft PowerPoint IT講習会 /15 (Mon) テックサポーター  川田 拓.
プログラミング入門 電卓番外編 ~エクセルで関数表示~.
プログラミング基礎I(再) 山元進.
情報基礎演習B 後半第5回 担当 岩村 TA 谷本君.
1.1 C/C++言語 Hello.ccを作りコンパイルしてa.outを作り出し実行する
ファーストイヤー・セミナーⅡ 第8回 データの入力.
Servlet J2EE I 第8回 /
Step-by-Step Guide on How to Start ALICE Analysis
Lightweight Language Weekend ls-lRシェル
システムプログラミング 第5回 情報工学科 篠埜 功 ヒアドキュメント レポート課題 main関数の引数 usageメッセージ
アルゴリズムイントロダクション第5章( ) 確率論的解析
システムプログラミング 第11回 シグナル 情報工学科  篠埜 功.
コンピュータと情報 第3回 補遺 ファイルとフォルダ.
Webサイト運営 09fi118 橋倉伶奈 09fi131 本間昂 09fi137 三上早紀.
数値計算及び実習 第7回 プログラミングの基礎(5).
C言語講座 第4回 ポインタ.
Observable modified Condition/Decision coverage
第6章 2重ループ&配列 2重ループと配列をやります.
HTTPプロトコルとJSP (1) データベース論 第3回.
クラシック音楽普及プロジェクト KG:mao B3 wakutin.
HTTPプロトコル J2EE I 第7回 /
プログラミング演習Ⅰ 課題2 10進数と2進数 2回目.
初年次セミナー 第2回 文字の出力.
担当:青木義満 情報工学科 3年生対象 専門科目 システムプログラミング 第11回 プロセス間通信4 仮想FTPの実現 担当:青木義満
関数 関数とスタック.
構造体 構造体, 構造体とポインタの組み合わせ,.
第10回 プログラミングⅡ 第10回
IPv6アドレスによる RFIDシステム利用方式
C 言語について 補足資料 資料および授業の情報は :
C言語講座 第3回 ポインタ、配列.
ウイルスについて I98N044 久野耕介 I98N114 藤田和久
ウイルス対策 ウイルスから他人と自分を守る 玉川医師会 (医)小倉病院 縄 嘉津記
Cプログラミング演習 第7回 メモリ内でのデータの配置.
プログラミング入門 電卓を作ろう・パートIV!!.
シーケンス図を用いて実行履歴を可視化するデバッグ環境の試作
実行時情報に基づく OSカーネルのコンフィグ最小化
前回の練習問題.
2016年度 植物バイオサイエンス情報処理演習 第6回 情報処理(4) データを加工する・2
 情報の授業 アルゴリズムとプログラム(1) Go.Ota.
デジタル画像とC言語.
・タイプ別のフレームワーク ・デジタルTips(小技テクニック情報)
階層的境界ボリュームを用いた 陰関数曲面の高速なレイトレーシング法
フォトムービーを作ろう 【初めの準備】 ■ 写真を10枚くらい用意をして、マイドキュメントの 中にファイルを作り保存をしておこう
疑似乱数, モンテカルロ法によるシミュレーション
プログラムの基本構造と 構造化チャート(PAD)
基礎プログラミング演習 第12回.
統計ソフトウエアRの基礎.
環境教育関係の素材作り 島田 篤.
プログラミング入門2 第13回、14回 総合演習 情報工学科 篠埜 功.
SNS内のワームの早期検知システムの考案
発表方法の注意事項 FC 水野.
ホームページを見ているだけで情報が通知される? ~Cookie編~
高度プログラミング演習 (11).
アルゴリズム入門 (Ver /10/07) ・フローチャートとプログラムの基本構造 ・リスト ・合計の計算
高度プログラミング演習 (11).
cp-3. 計算 (C プログラミング演習,Visual Studio 2019 対応)
モジュール分割.
情報工学科 3年生対象 専門科目 システムプログラミング 第3回 makeコマンド 動的リンクライブラリ 情報工学科 篠埜 功.
情報工学科 3年生対象 専門科目 システムプログラミング 第3回 makeコマンド 動的リンクライブラリ 情報工学科 篠埜 功.
チーム (チーム名) メンバーの氏名1 メンバーの氏名2 メンバーの氏名3 メンバーの氏名4
四則演算,変数 入力文,出力文,代入文, ライブラリ関数
計算技術研究会 第5回 C言語勉強会 関数(function)を使う
C言語講座第5回 2017 構造体.
岩村雅一 知能情報工学演習I 第7回(後半第1回) 岩村雅一
Presentation transcript:

情報工学科 4年 中山直飛 中間発表

コンテンツ SNS内のワームの検知 simpack(プログラム)の進行状況 プログラムの流れ 各機能の説明 補足 今後について

SNS内のワームの検知 やりたいことを簡単にまとめると SNS内でワームの広がりを早期検知すること そのためにプログラムで検知までの仕組みを作りシミュレートする デコイの配置を変えていき、idの感染数の結果のデータを出し、グラフにする

simpack(プログラム)の進行状況 プログラムの流れの簡単な説明 メンバーを構成する⇒メンバーは情報をもっている⇒メンバーid、アクセス確率など デコイを構成する⇒デコイid、メッセージの証拠など ワームは悪意あるメッセージを生成し各idに送る⇒メッセージ内にはワームが入ったサイトが載せてあり開くと感染 感染すると感染したidが属しているグループ内のid(友達)に次々とメッセージを送る 友達がメッセージを開く感染⇒グループ内の友達に送る⇒以下繰返す

idに配置されたデコイにより感染したかどうかのテストを行う 感染していれば検知を行う 検知後、感染したidの表示 といった流れである デコイ

simpack(プログラム)の進行状況 プログラムの流れを図に示す gen(生成) infect(感染) evidence(証拠) print(結果表示) message(メッセージ) action(行動) correlation(相関) read(読む) store(格納) detect(検知)

各機能の説明 gen(生成) gen(生成) メンバーを作る、メンバーの中身(構造体で)id、アクセス確率(見たい情報なのか)、応答時間(情報があるサイトを見るまでの時間、フェイスブックをいつもみているとは限らないから)、感染したかの情報、グループ分け メンバーの配置⇒実際はソーシャルグラフを扱うのでそれに近いくらいの人数が必要⇒なので万単位のユーザ情報がいる⇒for文で一気に人数を生成⇒中身はランダム関数を使い一気に生成する(手作業入力だと時間がない) デコイの生成⇒デコイid、感染した時間、証拠の各情報を持っている

構造体の宣言 Idの名前 1 2 ・・・ 9 アクセス確率(%) 0.2 0.5 0.8 平均応答時間(分) 1m 2m 10m 感染 1 2 ・・・ 9 アクセス確率(%) 0.2 0.5 0.8 平均応答時間(分) 1m 2m 10m 感染 グループid

 message(メッセージ) message(メッセージ) 中身(コンテンツ)はどうするかということで論文にあったkoobfaceの性質でカスタマイズしたメッセージを送るということで、中身をいろいろと用意してランダムに組み合わせる手法をとる⇒randで生成した値でつなぎchar型の入ってる構造体へ格納 コンテンツ1 おはよう こんにちは どうも コンテンツ2 君がテレビに映ってびっくりしたよ このビデオ見てよ、とてもおもしろいから 君が興味ある動画を見つけたよ コンテンツ3 よかったら見てね あとで感想聞かせてね 見たほうがいいよ この三つのコンテンツを違和感のないようにランダムに組み合わせて、メッセージを作るようにする

read(読む) 単純にメッセージ内容を読むかどうかの部分 ランダムに設定した値とメンバーのidによって設定した読む確率の値を比較する 比較してメンバーのidが大きければinfect(感染)部分へ⇒if文

infect(感染) メッセージからの流れで、読めば感染したことになる 感染すると次の人(id)にメッセージを送る グループ内の人にメッセージを送り、その経路は次の部分で設定している

action(行動) 行動と書いてあるがワームの行動つまり感染経路のことである グループ内で記述した1のフラグが立っているものを走査する やりかたはまずグループの横軸⇒1回目のfor文で横軸を走査しif文で1ならば次を実行 次にグループの縦軸⇒2回目のfor文で縦軸を走査しif文で1ならばそのidの人にメッセージを送るようになる

store(格納) メッセージを渡すメンバーのidを格納する場所 わざわざ作った理由はaction(感染経路)部分での同じidでのループを防いだもの いったんidを格納することでそのid一人ずつにメッセージを送れる

evidence(証拠) メッセージ内にあるよく使われる言葉が格納してある場所 送られてきたメッセージと比較するために必要 比較の部分は次

correlation(相関) 送られてきたメッセージと格納している証拠とを比較する部分 検知は次 ※部分的に一致すれば、悪意あるメッセージの確率が高いことになる

detect(検知) detect(検知) 検知を行う部分 デコイはidに2つ配置されており(全部のidではない)、先ほど比較する部分ではデコイの中にある証拠で比較を行っている そしてこの2つのデコイで悪意あるメッセージの確率が高いと判断された場合、検知となる

print(結果表示) print(結果表示) どのメンバーのidが感染しているかなどを表示する部分

補足1 プログラムは機能に分けて作った メンバー情報の生成とメッセージを生成部分とメッセージ比較部分 メンバーの情報は万単位のメンバーの情報を本体のプログラムとは別に作り、生成した出力ファイルを読み込む メッセージ生成部分は送られてくるメッセージパターンをあらかじめ作っており、生成した出力ファイルを読み込むこと これら2つは本体での時間の短縮を図っている メッセージ比較部分は比較が正しいかテストで作っている

補足2 感染経路は誰もがつながっているのでメッセージを送る動作を繰返すと終わりがなくループしてしまう そのために途中でループを止めるためにタイマーをセットしてある 悩んだ部分として感染経路で同じループを繰返す部分があった そこで格納部分を作り、idを一人ずつ格納することで同じループをなくすことに成功した

今後について 行ったのはデコイを入れずにメンバー少数でメッセージの比較をしたことやデコイはデコイだけでメッセージの証拠を比較をしたことなど 他には万単位でのメンバーの生成 各機能は正常に動作しているが全体を通してはまだ実行していないのでつなげた結果をだしたい そしてデータ(感染数など)を取ってグラフを作りたい