日本史と現代宇宙物理学を散歩する 明月記にある超新星記録とその時代を代表する文化遺産と現代宇宙物理学的意義

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平成十六年十一月 京都大学 小山勝二 このたび私儀、紫綬褒章受章の折には身に余るお祝い のお言葉を賜り、まことに有難うございました。
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日本史と現代宇宙物理学を散歩する 明月記にある超新星記録とその時代を代表する文化遺産と現代宇宙物理学的意義 一條院寛弘3年(SN 1006)-アルプスの山々をすりぬけた超新星-「すざく」XISはSN 1006が人類史上もっとも明るかったこと、宇宙の加速器であることを証明した。この加速器が湯川の中間子を実証した? 当時は、枕草子(清少納言):長保3年(1001年)~寛弘7年(1010年)、源氏物語: (1008年脱稿)、紫式部日記(~1010年)。だがどの日記にもSN1006の記録はない。 真夜中で両人共にぐっすり寝こんでいた? (2) 後冷泉院天喜2年(かに星雲)-これは中心に中子星をのこした。現代高エネルギー宇宙物理学の教科書的な存在である。 当時は左大臣に関白道長の子の教通、右大臣に弟の頼宗。 (3) 高倉院治承5年の客星(3C58)-X線観測から冷えすぎた中心星をみつけた。これはクォーク星かもしれない。 当時は平家物語の世界。 高倉院と小督の悲恋の物語、徳子(建礼門院)も宮中(雲井)に見たかもしれない。「思いきや 深山の奥に住まいして雲井の月をよそに見んとは」。  

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2007/7/4 毎日新聞 (朝刊)

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