兵庫県及び県内市町版経済波及効果 分析ワークシートの見方・使い方 兵庫県企画県民部ビジョン局 統計課 芦 谷 恒 憲
報告のあらまし 1 兵庫県内地域産業連関表の概要 2 経済波及効果推計方法 3 産業連関分析ワークシートの見方・使い方 1 兵庫県内地域産業連関表の概要 2 経済波及効果推計方法 3 産業連関分析ワークシートの見方・使い方 4 最終需要額推計方法と事例
1 兵庫県内地域産業連関表の概要 http://www. econ. kobe-u. ac 1 兵庫県内地域産業連関表の概要 http://www.econ.kobe-u.ac.jp/introduction/2015-2017.html 1作成地域:兵庫県、兵庫県内市町、県内7地域 2対象年次 地域内表(H23年)、地域間表(H22年) 3部門 地域内:県39部門、市町40部門、地域間36部門 4地域内表:兵庫県、県内40市町、但馬地域(2市3町)、淡路地域(3市) 5地域間表:兵庫県内7地域(神戸市、阪神、東播磨、西播磨、但馬、丹波、淡路)
産業連関表利用データWEB提供概要 1 兵庫県企画県民部(統計) 報告書(H23年表等)、産業連関分析ワークシート等 1 兵庫県企画県民部(統計) https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk11/ac08_2_000000016.html 報告書(H23年表等)、産業連関分析ワークシート等 2 兵庫県産業労働部https://web.pref.hyogo.lg.jp/sr02/h22sangyorenkan.html 地域経済構造分析研究会(H22年兵庫県7地域間表) 3 神戸大学大学院経済学研究科 学術交流(兵庫県) http://www.econ.kobe-u.ac.jp/introduction/2015-2017.html 地域政策統計研究会(H23年市町産業連関表)
産業連関分析で使用する統計表
2 経済波及効果推計方法 1 最終需要額の推計 業務統計(直接照会)、アンケート調査データなど 2 最終需要額の部門(40部門)配分 2 経済波及効果推計方法 1 最終需要額の推計 業務統計(直接照会)、アンケート調査データなど 2 最終需要額の部門(40部門)配分 3 産業連関分析ワークシートによる推計 投入係数、逆行列係数、雇用係数、関連係数 4 まとめ 経済効果を高めるための検討
経済波及効果推計フロー
県・市町産業連関表分析事例 ・県立尼崎総合医療センター整備・運営の経済効果(2016年3月) ・姫路城グランドオープン後の経済効果(2016年5月) ・冬の大河内高原魅力創出プロジェクトの経済効果(2016年5月) ・第7回神戸マラソンの経済効果(2018年3月) ・西日本B-1グランプリin明石開催の経済効果(2018年3月)
分析事例 神戸マラソン経済効果(第1回~第7回) 分析事例 神戸マラソン経済効果(第1回~第7回)
3 産業連関分析ワークシートの概要 https://web. pref. hyogo. lg 3 産業連関分析ワークシートの概要 https://web.pref.hyogo.lg.jp/kk11/ac08_2_000000016.html 1 産業部門ごとの経済波及効果推計 2 イベント開催による訪問者消費がもたらす経済波及効果 3 企業の立地及び設備投資がもたらす経済波及効果 4 建設投資(工事種類別)がもたらす経済波及効果 5 高齢者福祉施設建設及び運営がもたらす経済波及効果 6 製造業部門の増産がもたらす経済波及効果 7 輸出増加がもたらす経済波及効果 8 生産増加が環境にもたらす効果 9 価格変化がもたらす効果 10 部門別経済波及が税収にもたらす効果 11 最終需要額(直接効果)推計
推計ワークシート11(最終需要額推計) 推計ワークシート・アンケート調査票事例
最終需要額推計に用いるデータ 1 調査統計:調査結果に基づき作成 →ホームページ、統計書等 2 業務統計:業務資料に基づき作成 →ホームページ、統計書等 2 業務統計:業務資料に基づき作成 →直接照会、ホームページ等 3 加工統計:一次統計を加工し作成 加工方法や推計資料確認による精度把握 4 アンケート調査でデータ収集、集計、加工
推計ワークシート例 入力(最終需要額)
事例 尼崎総合医療センター建設・運営経済波及効果(兵庫県、阪神地域、尼崎市) 事例 尼崎総合医療センター建設・運営経済波及効果(兵庫県、阪神地域、尼崎市)
産業連関分析ツールの利用と課題 1 目的 分析ワークシート提供による分析手法の普及 分析事例の蓄積 2 課題 分析ワークシート提供による分析手法の普及 分析事例の蓄積 2 課題 ・新しい分析事例ワークシート作成 ・既存ワークシート拡充と推計関連データ更新 ・最終需要額データの収集と調査方法の検討
4 最終需要額の推計方法と事例 大会運営費(主催者資料、関係機関直接照会) イベント参加団体支出額(アンケート調査、直接照会) 4 最終需要額の推計方法と事例 大会運営費(主催者資料、関係機関直接照会) イベント参加団体支出額(アンケート調査、直接照会) 当日参加者(観光客)消費額(アンケート調査) 経済波及効果測定範囲の検討、確定
事例 尼崎総合医療センター建設・運営 需要項目別最終需要額の推移 事例 尼崎総合医療センター建設・運営 需要項目別最終需要額の推移
最終需要額推計事例(イベント観光消費)
アンケート調査票の内容 内容(A4版で1ページが目安、2ページ以内) 選択肢(例:5項目、7項目程度、10項目以内) 1つか複数記入か(要説明) 数値記入 (例:千円、範囲選択は詳細分析困難) 記述(自由記入) 具体的例示があると記入しやすい
母集団(調査対象)と標本(調査サンプル) 標本数の確保(300~400程度以上) サンプル偏り確認(男女比、年齢構成等母集団比較)
アンケート調査票事例1 消費額調査
アンケート調査事例2
地域産業連関表の活用に向けて 1 作表:地域データの制約と精度向上 照会・公表データ加工によるデータ作成 特別調査によるデータ作成 地域産業連関表の活用に向けて 1 作表:地域データの制約と精度向上 照会・公表データ加工によるデータ作成 特別調査によるデータ作成 2 分析:構造把握(産業構造等変化) 応用分析(政策課題シミュレーション) 3 活用:政策効果の推計 政策インプリケーション(経済的影響)の検討