H2Osakaビジョンに基づく取組の推進(1/2)

Slides:



Advertisements
Similar presentations
平成 27 年度「東日本大震災からの復興を担う専門人材育成支援事業」 事業計画概要 (様式1)(別紙 4)① 「事業名」(学校名) 実施体制イメージ図 参加・協力機関 ○ イメージ図や協力機関等を記載して、実施体制をわかりやすく記載する。 ※代表機関には下線を引くこと。 参加・協力機関: ○○ 機関.
Advertisements

大阪次世代自動車普及推進協議会の設置について 資料1 〈内容〉 (1)設置趣旨・概要 (2)規約 平成27年度 大阪次世代自動車普及推進協議会 (平成28年1月20日)
H2Osakaビジョン(案)概要版 H2Osaka ビジョン 策定の背景 取組の方向性と取組内容 策定の目的 取組の展開 取組の方向性
大阪における水素需要拡大に向けた取組 ~ H2Osakaビジョン ~ 〔 案 〕
生産拠点の整備① (1)戦略的な誘致活動の実施 (2)産業用地確保への取組 ①企業立地セミナーを東京に加え大阪でも実施
教育現場発!ニーズをシーズへ 2015活動報告 2016活動計画
超小型モビリティ これからのモビリティ社会を先行体験
大阪バイオ戦略2014のポイント 重点取組 ○ 関西イノベーション国際戦略総合特区による規制改革等を活用した先進的な医薬
資料1-3 平成27年度 第1回技術委員会 他の委員会の開催報告
燃料電池自動車(FCV) ○燃料電池自動車(FCV)とは? ○最近の動向 ・水素を燃料にして、化学反応で発電した電気で走行する自動車
国際級の複合医療産業拠点(医療クラスター)形成推進事業(仮称)について 【要求額:1,915千円(新規)】
“関西における望ましいエネルギー社会”の実現に向けて 関西エネルギープラン(案) 概要 将来像:関西における“望ましいエネルギー社会”
援農者の農業技術向上と農家の作業負担低減<<大阪府羽曳野地域>>
北九州市の情報化政策 北九州市 情報政策室.
大阪府プロフェッショナル人材戦略拠点事業概要図 <大阪府プロフェッショナル人材戦略拠点>
海外展開支援 事業承継支援 中小企業庁と愛媛県等の連携協定概要 県内中小企業等の 海外展開促進 円滑な事業承継の 実現
福島新エネ社会構想 イノベーション・コースト構想における再生可能エネルギー等のエネルギー分野における取組みを加速し、 その成果も活用しつつ、福島復興の後押しを一層強化するべく、福島全県を未来の新エネ社会を先 取りするモデルの創出拠点とすることを目指す。(2016年9月7日/福島新エネ社会構想実現会議)
大田区企業立地促進基本計画(第二次)の概要
未利用再エネの有効活用で、 省エネ化・地域経済活性化! 廃熱・湧水等の未利用資源の効率的活用による低炭素社会システム整備推進事業
「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化
成長産業の育成 府市一体となった成長の実現 〇 「イノベーション・エコシステム」を構築し、新たな需要を生み出すビジネスを創出
電力需要の平準化と電力供給の安定化に関する施策・事業一覧
物流分野におけるCO2削減対策促進事業 (国土交通省連携事業) 背景・目的 事業概要 期待される効果 事業スキーム
大阪における水素需要拡大に向けた取組 ~ H2Osakaビジョン ~
大阪府健康づくり推進条例の概要について (1) 条例制定の背景・必要性 (3) 条例案の概要 (2) 条例制定のポイント
廃棄物処理施設を中心とした自立・分散型の
水素社会の実現に向けたロードマップ フェーズ1 水素利用の飛躍的拡大
大阪モノレール第二期中期経営計画(素案) <2010-2012>
みえ水素エネルギー社会研究会 公開セミナー
「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化
再エネ水素を活用した社会インフラの低炭素化促進事業
再エネ水素を活用した社会インフラの低炭素化促進事業 (一部国交省・経産省連携事業)
2019年G20大阪サミットに向けた主なスケジュール案
水 素 関 連 産 業 新 技 術 ニ ー ズ 説 明 会 無料!! 無 料 参加費 大阪府・大阪商工会議所主催
最先端ICT都市の実現に向け、「ICTの徹底活用」と「ICTの適正利用」を基本に取組をすすめます
大阪バイオ戦略2017のポイント 重点取組 主な取組 オール大阪で事業推進 規制改革 治験促進
次世代自動車振興センター(NeV)の 補助事業について (クリーンエネルギー自動車、充電インフラ)
大阪市水道経営戦略( )の概要 《工業用水道事業編》 <抜本的な経営改革による収支ギャップ解消イメージ>
しごと創生:農林水産品の輸出拡大等の農林水産分野
フィランソロピー都市宣言について 資料3 フィランソロピー都市宣言(宣言文)
今年度の取組について 【1】 FCバス研究会報告 【2】 FC船研究会報告 【3】 社会受容性の向上について
取組の現状について 【1】 FCバス研究会 【2】 FC船研究会 【3】 業務・産業用燃料電池の実証事業 【4】 社会受容性の向上
地方公共団体実行計画を核とした地域の低炭素化 基盤整備事業
プラッと参加できる棚田の魅力倍増計画 ~下赤阪棚田保全プロジェクト~ 地区概要 取組内容・目標 取組主体 スケジュール
大阪府域における太陽光発電施設の地域との共生を推進する体制<大阪モデル>(案)
大阪7大再生プロジェクト ⑦臨海部 ・臨海部では、環境・新エネルギーのモデルエリアの実現に向けた取組みを進めるとともに、MICE機能や国際的な  エンターテイメント機能等を備えた統合型リゾート(IR)の誘致や、クルーズ客船の母港化などにより、世界に  アピールできる集客観光拠点をめざします。 ※「統合型リゾート(IR)関連法案」の成立が前提.
ビジョンに基づく取組について FCバスについて FC船について 水素に関する正しい知識の普及について 合理的な規制緩和の推進について
大阪の成長戦略の実行 府市一体となった成長の実現 〇 「大阪の成長戦略」の実現による大阪経済の活性化 〇 大阪の成長をリードしていく仕組み
様々な主体や取組みを「つなぐ」仕組みの構築
背景・目的 事業内容 事業スキーム 事業概要 期待される効果 公共交通機関の低炭素化と利用促進に向けた設備整備事業 (国土交通省連携事業)
平成29年度 主な事業※一部抜粋。詳細は29年度事業実施計画(案)参照。
~エネファームの進化 と コストダウンの取組み~
気軽に集える コミュニティスペースづくりプロジェクト.
EV及びFCVに関する取組み等について 〈内容〉 (1) EVに関するこれまでの取組みと現状・課題
水素基本戦略のポイント ・・・ 2050年を視野に入れたビジョン+2030年までの行動計画
地方創生に向けた自治体SDGs推進事業 平成30年度予算案5億円(平成30年度からの新規事業) 実施期間:平成30年度~(新規)
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップの概要
平成31年度 環境保全基金を活用して実施する事業(案) 府民がつくる暮らしやすい、環境・エネルギー先進都市
資料2 立地推進体制について(案) 平成23年7月26日.
物流分野におけるCO2削減対策促進事業 (国土交通省連携事業) 背景・目的 事業概要 期待される効果 事業スキーム
L2-Techリストの更新・拡充・情報発信
おおさかエネルギー地産地消推進プラン ~再生可能エネルギーの普及拡大等を目指して~
水素供給体制の構築見通しを踏まえた計画的な開発・実証
資料1 H2Osakaビジョン推進会議について  会議の設置について  会議の運営について  H2Osakaビジョン推進会議設置要綱 1.
JA出資型法人(コスモスアグリサポート)
エネルギー消費の抑制に関する施策・事業一覧
水素エネルギー    発表グループ:新エネルギー班           E020057           岩崎 和夫       
令和元年度 商工労働施策について 施 策 目 標 主 要 施 策 基 本 姿 勢 Ⅰ Ⅱ Ⅲ 海外ビジネス 創業・ベンチャー 事業承継
資料 1 取組の現状について 【1】 FCバス研究会 【2】 FC船研究会 【3】 水素ショーケース推進事業 【4】 社会受容性の向上.
資料 1 取組の現状について 【1】 FCバス研究会 【2】 FC船研究会 【3】 水素ショーケース推進事業 【4】 社会受容性の向上.
Presentation transcript:

H2Osakaビジョンに基づく取組の推進(1/2)  【その他】 「水素社会」の実現に向けた取組み  41 H2Osakaビジョンに基づく取組の推進(1/2) 【府事業】(予算5,281千円) 【市事業】(予算6,052千円) ◆大阪府・大阪市は、事業者間の交流やアイデア創出を図る産学官プラットフォーム「H2Osakaビジョン推進会議」を運営することにより、  新たな水素プロジェクトを創出していくとともに、水素に関する正しい知識の普及等に取組みます。 水素利活用機器導入促進事業 FCバス 研究会 FC船 A事業 B事業 事業者からの提案を踏まえ、勉強会等で事前に課題整理し、適宜、設置 H2Osakaビジョン推進会議 戦略 立案 事業者の 交流活性化 情報 集約・発信 アイデア 創出の「場」 地域特性、事業者のシーズ・ニーズを踏まえ 取組内容別に研究会を立上げ 構成団体: エネルギー供給、住宅、金融、水素アプリメーカー、次世代エネルギー ビジネス関連、産業支援機関等24団体(2018年9月末現在) ◆大阪を舞台に開発・実証を行い、市販化モデルに結びついた水素アプリケーションを  活用して、大阪の水素ショーケース機能の維持・発展を図ります。 ※2018年度は2回開催(2018年9月、2019年3月) ≪FCフォークリフトの導入支援≫ 関西国際空港での実証により開発された、大阪モデルFCフォークリフトの導入支援を実施。2018年度は、関西国際空港内にFCフォークリフトが7台導入しました。 ≪FCバス体験試乗会の開催≫ 大阪でのFCバス導入に向けた機運醸成を図るとともに、広く水素・燃料電池に係る啓発を行うため、2018年度は、堺市水素エネルギー社会推進協議会、関西エアポート㈱と連携し、府内3箇所(大阪市、堺市、関空内)でFCバス体験試乗会を実施しました。 ・FCバス:トヨタ自動車㈱より最新車両        「SORA」を貸与 ・貸与期間:12月4日(火)          ~12月16日(日) ・乗車人数:合計398人 プロジェクト 創出を図る 産業用車両等への 水素エネルギーの 導入促進 純水素型定置用 燃料電池の活用 モデルの構築 水素発電等の 様々な水素 プロジェクトへの挑戦

H2Osakaビジョンに基づく取組の推進(2/2)  【その他】 「水素社会」の実現に向けた取組み  42 H2Osakaビジョンに基づく取組の推進(2/2) 水素関連プロジェクト創出に向けた取組み 水素に関する正しい知識の普及 ◆大阪市の持つ地域性や強みを活かし、水素エネルギーの需要拡大 等につながるプロジェクトが複数展開されるよう、課題の調査や可能性 の検討及び企業群のコーディネートにより、需要拡大につながる課題 を解決するための新たなプロジェクトの創出を目指します。 ◆水素の社会受容性の向上を図るため、環境イベントの場を活用し、他の   主体との連携により普及啓発を実施します。 <2018年度実施内容> <2019年度の実施内容> (1) 基本情報調査 水素関連企業等を中心にヒアリング等を実施し、プロジェクト創出に向 けた企業の技術シーズやニーズ等の情報を調査 (2) プロジェクト創出の検討 エネルギー面的利用、BCP対応、物流の低炭素化、未利用資源活用 といったプロジェクト案について具体化を図るとともに、「2025大阪・関西 万博」を含めた夢洲における水素利活用の姿を検討する。 (3) プロジェクト創出に向けたWGの開催   これまでの検討結果を踏まえて、プロジェクト創出に向けて鍵となる重要テーマを抽出し、有識者や関連企業を交えたWGにおいて検討する。 FCVからの水素給電による音楽ライブ FCバス体験試乗会 (プロジェクト例) メーカーによる水素教室 FCV体験試乗会 ◆大阪市では、環境問題と水素エネルギーについての正しい理解の促進を目的として、リーフレットを作成するとともに、大阪市域の小中学校を対象に配布している副読本「おおさか環境科」に水素・燃料電池に関して掲載しています。 エネルギー面的利用 定置型FCをネットワーク接続し、地域の電気や熱融通と組み合わせて活用 BCP対応 業務集積地等にて業務用FCを活用し効率的な熱電併給やBCP強化を推進 物流の低炭素化 配管やディスペンサー等の構内インフラより、水素モビリティ等に水素を供給・利用 未利用資源活用 下水汚泥由来バイオガス等から水素を製造、FCパッカー車等に利用

【その他】 「水素社会」の実現に向けた取組み  【その他】 「水素社会」の実現に向けた取組み  43 燃料電池自動車の普及と水素ステーションの整備の促進 【府事業】(予算192千円) 【市事業】 EV部会 FCV部会 大阪次世代自動車普及推進協議会  (自動車メーカー、充電・水素インフラ関係企業      や大学・行政機関等) ◆大阪府・大阪市は、産学官で構成する「次世代自動車普及推進協議会」  において、燃料電池自動車の普及及び水素ステーション整備の促進に向け、  協議会の構成団体と協力して取り組みます。              大阪府内における水素ステーションの整備目標と整備状況 <整備目標>   2015年度から3年間で9箇所 <整備状況> 茨木市:大阪ガス (北大阪水素ステーション) 田尻町:岩谷産業 (イワタニ水素ステーション 関西国際空港) 枚方市:JXエネルギー(ENEOS 枚方走谷水素ステーション) 茨木市:JXエネルギー(ENEOS Dr.Driveセルフ茨木インター店) 大阪市城東区:岩谷産業(イワタニ水素ステーション 大阪森之宮) 大阪市中央区:岩谷産業(イワタニ水素ステーション 大阪本町) 大阪市住之江区:岩谷産業/岩谷瓦斯(イワタニ水素ステーション 大阪住之江) ※建設中 豊中市:岩谷産業  【取組内容】  ※国「水素・燃料電池戦略ロードマップ」   の改訂を踏まえ、整備目標数を改定    ⇒ 2025年度目標を28箇所に設定 水素ステーション 整備促進  大阪府及び関係機関、府内市町村などの未利用地情報を集約し、ステーション整備事業者等へ情報提供し、府内でのステーション整備を促進します。  水素ST等の建設コスト低減と中小企業等の参入のきっかけづくりのため、事業者を対象とした水素ステーション見学会や新技術ニーズ説明会を開催します。 技術開発支援  水素ステーション併設の情報発信拠点において、府民・企業の他、消防・警察関係者等への水素エネルギーの認知度向上に向けた見学会や研修会等に取組みます。 社会環境の醸成 空港における水素エネルギーの導入促進 【府事業】 ◆大阪府は、全国初となる空港施設への大規模な水素エネルギー導入の実証事業「水素グリッドプロジェクト」を促進し、   関空のショーケース機能の維持・発展につなげます。  ■関西国際空港 水素グリッドプロジェクト ・燃料電池フォークリフトの貨物上屋への導入や、水素供給施設等   のインフラ整備(2014年度~) ・イワタニ水素ステーション 関西国際空港の整備(2016年1月29日開所) ・大規模産業車両用水素インフラの整備(2017年4月11日開所) ・水素発電システム等、エネルギー供給に関する検討 産業車両用水素インフラ イワタニ水素ステーション 関西国際空港 燃料電池フォークリフト 燃料電池の導入促進 【府事業・再掲(p.38、40)】 革新的な新エネルギー事業の創出・普及促進