JAIRO Cloud協議会(仮称)の 設立に向けて 国立情報学研究所 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5 フォレスト仙台
JAIRO Cloud協議会に関する経緯について オープンアクセス・サミット2014でディスカッションを 実施(平成26年10月) 素案では料金徴収の開始後に協議会(素案では「JAIRO Cloudコミュニティ運営組織」と呼称)設立を考えていました。 参加機関のご意見を受け「協議会設立を優先」に方針を変更します。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
いままでの経緯 『共用リポジトリサービス「JAIRO Cloud」の今後の運営モデルと利用料金の徴収(素案)』 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 いままでの経緯 JAIRO Cloudのねらい 自力で機関リポジトリ(IR)を構築するのが困難な 機関向けにクラウド型のIRを用意することにより、 我が国の機関リポジトリの裾野を拡大すること。 持続可能な安定的な事業モデルを作ること。 JAIRO Cloudをコアとして互恵的な組織(コミュニ ティ)を形成すること。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudコミュニティ(素案) いままでの経緯 JAIRO Cloudコミュニティ(素案) 研究者の学術研究への寄与 学術情報流通への貢献 JAIRO Cloudコミュニティ運営組織 総会 理事会 事務局 各種作業部会 参加(支援) 参加(会費) 国立情報学研究所(NII) 大学 短大 高専 その他 大学等機関 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 いままでの経緯 コミュニティ形成に至るロードマップ 段階 年度 事業主体 費用負担 備考 フェーズ1 平成24年度から平成26年度 NII NII予算 現状 フェーズ2 平成27年度から 平成29年度 NII予算+ 利用機関による 負担金 コミュニティの設置準備 ・在り方検討 ・制度 ・財源確保等の検討 ・関連組織との調整 フェーズ3 平成30年度以降 コミュニティ (利用機関 +NII) 利用機関の会費+ NIIからの支援 JAIRO Cloudコミュニティ運営組織(仮)による安定的運営 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 いままでの経緯 フェーズ2の料金(考え方) 機関の構成員数(常勤の教員・研究者数)に応じた 料金。 構成員数が200人までは年額8万円。 それを超えた場合は、100人単位で4万円ずつ上昇。 構成員数1,501人以上は一律64万円。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 いままでの経緯 フェーズ2の利用料金表(案) 構成員数(常勤教員・研究者数) 利用料金(万円) 200人まで 8 201 ~ 300人 12 301 ~ 400人 16 401 ~ 500人 20 501 ~ 600人 24 601 ~ 700人 28 701 ~ 800人 32 801 ~ 900人 36 901 ~ 1000人 40 1001 ~ 1100人 44 1101 ~ 1200人 48 1201 ~ 1300人 52 1301 ~ 1400人 56 1401 ~ 1500人 60 1501人以上 64 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 いままでの経緯 利用機関数と費用負担の相関図 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
いままでの経緯 アンケートにおける主な意見とNIIの考え JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 いままでの経緯 1.有料化が早すぎる。料金徴収時期が早すぎる。 27年度の予算確保が間に合わない。 平成27年度(27年4月)からの料金徴収をとりやめ。 2.何故、料金体系に従量課金を組み入れなかったのか? JAIRO Cloudのコストは、基本的にコンテンツの数量に依存していない。ほとんどが固定費。 コンテンツ数を料金体系に組み込むと、コンテンツ登録を暗に抑止するおそれがある。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 いままでの経緯 3.料金試算の根拠を詳しく教えてほしい。 4.構成員数100人以下のクラスを設定できないか。 機関数によらない固定費:2850万円 ハードウエア、サービス運用の監視・保守:1150万円 事務経費 :1500万円 講習会経費:200万円 機関数による変動費(350機関):1155万円 ハードウエア経費:875万円 問い合わせ対応 :280万円 固定費:2850万円/350機関=8.14万円 変動費:1155万円=機関規模に応じた負担 構成員200名以下の機関の負担はゼロ 構成員201名以上の機関で傾斜負担 構成員100名のバンドで4万円ずつ増加 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 素案からの方針変更 協議会発足前(素案のフェーズ2)における料金徴収を見合わせ、 「協議会設立を優先」としました。 以降はこの協議会の設立について提案をします。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 協議会の役割 サービス運営主体として JAIRO Cloudサービス全体の維持・発展 を図る JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 協議会の位置づけ 研究者の学術研究への寄与 学術情報流通への貢献 JAIRO Cloud協議会(仮称) 総会 理事会 事務局 各種作業部会 参加(支援) 参加(会費) 国立情報学研究所(NII) 大学 短大 高専 その他 大学等機関 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
協議会の体制(例) 平成27年度に設立準備委員会を設け、検討を行います。 項目 設立準備委員会で検討 形態 任意団体を想定(将来的には法人化も) 理事 理事長、渉外担当理事、研修担当理事、広報担当理事など 作業部会の設置 ユーザ要望のとりまとめ、広報等、実務レベルの作業部会を設置 事務局業務 会費徴収、会員受付、JAIRO Cloudコミュニティサイト運営、各種調整、講習会開催、総会開催、ユーザ会など NIIとの関係 NIIとの協調のもと、JAIRO Cloudを運用 参加 JAIRO Cloudを利用する場合、協議会への参加が必須 平成27年度に設立準備委員会を設け、検討を行います。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 想定される役割分担 機関(大学等) 協議会 NII コンテンツ構築 JAIRO Cloud運営 高度化 ポリシー策定 広報・普及活動 コンテンツ収集 組織化 クラウドの確保 システム運用・保守 ユーザサポート 講習会・研修 コミュニティ運営 IRソフトウェア(WEKO)の維持管理 研究開発に基づく先端的な機能の実装 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 NIIの機関リポジトリ構築支援 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 機関リポジトリのための環境形成 CSI委託事業からJAIRO Cloudへ JAIRO Cloudのねらい 自力で機関リポジトリ(IR)を構築するのが困難な機関向けにクラウド型のIRを用意することにより、我が国の機関リポジトリの裾野を拡大すること JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
共同運営を想定したJAIRO Cloud環境 全機関が同一のシステム環境 システムのノウハウの共有に有利 参加機関数250以上 機関リポジトリに関わる問題を共有・相談 できる多くのメンバー SaaS型のクラウドサービスの利点を活かし、 共同運営による支え合いが実現可能 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 さらなる環境整備 商用データセンターへの移行し、ハードウェア 経費を削減 参加館増で1機関あたりの負担を軽減 既構築館からの移行を推進してさらなる機関数増を 業務を定型化。外部委託へ移行し、協議会で運 用しやすい体制に 問い合わせ窓口業務 技術サポート 新規参加館用JAIRO Cloud環境構築 サーバー監視・セキュリティ対応 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 なぜ、協議会が必要か JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 機関リポジトリは自分達のもの IR IR IR 短大 大学 大学 IR IR 大学 高専 IR IR IR 高専 短大 大学 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
しかし、機関リポジトリには 相応のコストがかかる ソフトウェアの改善 情報の収集 コンテンツの収集 システム基盤の維持 担当者の育成 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 機関リポジトリ構築機関が共同すれば IR IR IR 低コストかつ高レベルの環境を実現可能 IR IR IR IR IR JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 機関リポジトリの共同運営とは システムの共有 運用体制の共有 持続性を担保する資金確保 ノウハウの共有・人材育成 共同で動けば大きな力になります。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 協議会の活動の一例(想定) JAIRO Cloud運営に関する意思決定(必須) 総会の開催 理事会の開催 会員管理(必須) 会員受付 会費徴収 参加呼びかけ(1機関あたりの負担を軽減可) 業務の円滑化 問い合わせ対応強化 利用者マニュアルの充実 改修要望のとりまとめ 研修等 講習会の実施 ユーザー会の開催 国際会議参加 協議会が活動内容を決めます。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 ロードマップ JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
協議会形成に至るロードマップ案(新) 平成29年度から、事務局人件費相当分を協議会の基本会費として徴収することを想定しています。 年度 NII 協議会 各機関 平成27年度 ・設立準備委員会を設置 ・利用規約改訂 ・事務局人員の確保 - ・協議会加入手続き(JAIRO Cloud利用全機関参加) 平成28年度 ・事務局代行 ・JAIRO Cloud維持経費を協議会に提示 ・協議会設立 ・会費(課金モデル)検討開始 ・基本会費(当面の事務局人件費相当分)の提示 平成29年度 ・事務局への業務引継ぎ ・協議会運営支援 ・事務局人員設置 ・基本会費徴収開始 ・会費提示 ・基本会費(事務局人件費相当分)を支払い 平成30年度?(状況により調整) ・会費徴収開始 ・会費としてJAIRO Cloud維持経費分を支払い 平成29年度から、事務局人件費相当分を協議会の基本会費として徴収することを想定しています。 JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5
JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 学術情報流通に 小さなコストで、大きな貢献を JAIRO Cloudの今後の運用モデルと利用料金に関する説明・懇談会 2015/6/5