松江市のオープンデータ の取組み 平成30年10月10日 松江市政策企画課.

Slides:



Advertisements
Similar presentations
All Rights Reserved, Copyright © 2001 GeoBasic® & IIMS® Networking GIS データ共有型 GIS 2001年2月 ジーイーネット 株式会社.
Advertisements

1 ( 様式8 ) 提案書雛型ア 資料2 - 1 (提案者名を記載) ○○○○ 受付番号 ア.地域見守りサービス創出における調査 平成 23 年度医療・介護等関連分野における規制改革・産業創出実証事業 ( IT 等を活用した医療・介護周辺サービス産業創出調査事業) 提案書 (提案事業のタイトルを記載:
API 勉強会、でもその前に 神戸市企画調整局情報化推進部 事業調整担当係長 中川雅也. 「 data.KOBE 」 ×NTT ドコモ アプリコン テスト オープンデータ活用アプリコンテスト モバイル空間統計含め、ドコモ API が使え ます 平成 27 年9月7日 ( 月 ) ~ 10 月 23.
オープンデータに関する 地方公共団体アンケート・ヒアリング 及び住民アンケートの結果 資料2-3.
スマートフォン、タブレット端末、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の普及等を背景に、多種多様な情 報を相互に連携させて新たな価値を生み出すことが期待されている。 地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要 0.ガイドラインの位置付け 国が掲げるオープンデータ取組の意義 1.経済の活性化、新事業の創出.
第三回経営戦略会議 マーケティング 2013丁友会学生委員長 竹内健登.
eL-Stat(地方自治体の統計業務支援窓口)の構築
エコメッセ2015inちば 出展団体募集中 !! 118 エコっておもしろい !! “エコメッセちば”で検索してね♡ こども環境教室
1.利活用・普及委員会 平成25年度の活動内容(案)
2012年度の主な活動.
身近なエコ活動と地域資源を 活かした環境教育
本日の内容 ・ 取組内容(オープンデータの経緯) ・ 取組んだ際及び運用上の課題 ・ 今後取組む自治体へのアドバイス
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップ(工程表)
【資料5】 条例の基本的な方向性について 平成28年8月30日 福岡市障がい者在宅支援課.
共同調査研究事業 地方公共団体におけるコンピュータ利用及び住民サービスの向上に資する研究を、複数の地方公共団体が主体となって行う事業
第一回草津・箱根・熱海温泉 観光協会サミット 観光協会の将来像 平成28年3月16日
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
『もんたメソッド実用化』 -PowerPointで「もんた」- umakoya.com 株式会社 法研.
オープンデータ流通推進コンソーシアム データガバナンス委員会 利活用・普及委員会 実施報告
Ⅲ.サービス開発の方法.
(民間企業等名)地域活性化モデルケース(地域産業)提案書(様式2)
地方におけるデータ活用人材の育成について
大阪府プロフェッショナル人材戦略拠点事業概要図 <大阪府プロフェッショナル人材戦略拠点>
地域円卓会議普及セミナー 事例報告① 大口町職員協働研修
公共インフラの不具合をアプリで報告すると、
かつしかの人を知る! 街を知る! かつしか地域づくりネット
福祉サービス部会 平成27年度 活動計画(案) 岡山南障がい者相談支援センター 村上 眞 平成28年6月10日
警察施設の存在しない地域と犯罪発生の傾向に相関があるかを地図上で視覚的に確認できる!
ココシルこまえ バリアフリーナビ 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 バリアフリーナビ 誕生の キッカケ
~車両で生まれる産学官連携で子供を育てる~
Myルートガイドサービス 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 My ルートガイドサービス 誕生の キッカケ
大網白里まちづくりサポートセンター 平成21年4月開所.
室蘭市GIS情報の(一部)オープンデータ化事業
神戸市  神戸市  震災タイムスリップウォーク 震災タイムスリップウォーク.
私立大学図書館協会 研修分科会 第5回 レファレンス研修 「レファレンスと学修支援」 大学図書館支援機構(IAAL)                         寺尾 隆 1.
ワーク1 気づき・仮説をことばにする 気づき・仮説 現状把握の方法や内容 相談や「つぶやき」の蓄積から 気付いたことを整理してみましょう。
労働と看護の質向上のためのデータベース事業
Mappin’ Drop 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 Mappin’ Drop 誕生の キッカケ
さばえぶらり 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 さばえぶらり 誕生の キッカケ さばえぶらり でこう 変わった!
目指せ 犯罪ゼロ! 住みやすい街 緑園都市 ―緑園の犯罪被害0を目指し、 市民の力で安心安全なまちづくりを目指すー
オープンデータ伝道師一覧 藤井 靖史 越塚 登 庄司 昌彦 関 治之 村上 文洋 新井 イスマイル 福野 泰介 牛島 清豪 氏 名
総合戦略の基本目標:地域の稼ぐ力を高め、良質な雇用を創出する
課題研究ルーブリック評価の 活用マニュアル 平成30年1月10日 愛媛大学高大接続推進委員会 「課題研究」評価ワーキンググループ
最先端ICT都市の実現に向け、「ICTの徹底活用」と「ICTの適正利用」を基本に取組をすすめます
介護分野における人材確保のための雇用管理改善推進事業
しごと創生:農林水産品の輸出拡大等の農林水産分野
(提案事業のタイトルを記載:80文字以内) ○○○○○○○○○○○○ (提案者名を記載) ○○○○
平成25年度オープンデータ実証実験 自治体行政情報実証(概要)
有償サービス(AreaCutterfor避難所)
エコアクション21で企業価値を高めることができます
大阪府都市基盤施設 維持管理データベースシステムの概要
資料2-2 平成26年度 第2回技術委員会資料 次年度検討テーマ案
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要(案)
平成29年10月30日 内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室
平成12年3月10日 情報処理振興事業協会(IPA) 財団法人コンピュータ教育開発センター(CEC)
平成25年度オープンデータ実証実験 社会資本実証(概要)
地方公共団体オープンデータ推進ガイドラインの概要
資料10-1 エコアクション21  事業概要.
東京都オープンデータアプリコンテスト 企画書 表紙
公共データWGにおける 利用条件等に関する検討状況等について
資料3 誰もが親しめる 市民スポーツの充実 佐賀市教育委員会 スポーツ振興課.
DATA METI構想を進めていくためのロードマップ(工程表)(案)
富岳3776景 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 富岳3776景 誕生の キッカケ 富岳3776景 でこう 変わった!
地域の課題解決に向けた 事業を戦略として構築する JC地域総合戦略 各地の自治体の地域総合戦略を分析・研究し、
電子行政オープンデータ推進のためのロードマップの概要
オープンデータ活用の推進に関する基本的な考え方 オープンデータ活用の推進に関する取り組み
(平成25年6月25日 各府省情報化統括責任者(CIO)連絡会議決定)
Coaido119 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 Coaido119誕生の キッカケ Coaido119でこう変わった!
Qld School Zones 防災 減災 少子 高齢 産業 創出 Qld School Zones 誕生の キッカケ
【参考】民間有識者からの主な意見について
Presentation transcript:

松江市のオープンデータ の取組み 平成30年10月10日 松江市政策企画課

松江市のオープンデータ 取組の歴史 平成11年 「松江百景」(写真データ)をインターネット上で公開開始 平成11年  「松江百景」(写真データ)をインターネット上で公開開始          松江の写真を誰もが自由に利用できるようになった 平成18年  Rubyで構築したシステム等のソースコード随時公開          「Ruby City MATSUEプロジェクト」開始 平成19年  統計情報データベース 運用開始(インターネット上で公開) 平成25年  オープンデータの取組みを島根大学、地元IT企業と開始          ビジネスプランコンテスト2014(実行委員会) 平成26年  松江ソーシャルネットワークマップシステム開設 平成27年  地元IT企業と連携しMatsueオープンデータバンク開設  平成28年~  広報紙のオープンデータ化に向けた実証「マイ広報紙」

松江市のオープンデータ 松江市オープンデータサイトの開設 「統計情報データベース」をインターネットで公開(平成19年~) ■429件のデータを公開中 ■担当課で自由にデータ登録、更新できる仕組み

「統計情報データベース」の統計情報を選択すると・・・ 公開しているデータは、主に統計(数値)データ 例えば・・・ 町丁別年齢別人口や公民館区別のデータ等を公開中 町丁別・年齢別人口集計表 担当部署で随時データの更新ができ、決裁文書も同時に出力される仕組み。

松江市のオープンデータ オープンデータを活用した地域産業振興(平成25年~平成29年) 島根大学との共同研究  島根大学との共同研究  「松江ソーシャルネットワークマップシステム」構築   観光情報、歴史・文化情報のオープンデータ化に取り組んだ イベントカレンダー 松江ソーシャルネットワークマップシステム

取組事例(オープンデータに関する取組) Matsueオープンデータバンクの構築(平成27年~) 地元IT企業が経済産業省のオープンデータ実証事業を受託し、松江市の公共   データ公開に取り組んでいる ■「統計情報データベース」に登録しているデータを、よりオープンデータにふさわしい   形式で公開 目的のデータを効率良く探し、活用することのできるデータカタログサイト(施設情報・統計情報がメイン) 開発は松江市の地域資源である「Ruby」を利用 アイデアコンテスト優秀賞作品「イベンター」

取組事例(オープンデータに関する取組) 広報紙のオープンデータ化に向け 「マイ広報紙」実証(平成28年~) アイデアソン、ハッカソンを開催 広報紙のオープンデータ化に向け 「マイ広報紙」実証(平成28年~)        (目標) ・アクセス、ダウンロード件数  を分析し、より読んでもらえ  る記事を編集 ・読み手のニーズに合った  情報を個別に発信 ・市の魅力を全国に発信 紙の広報紙 マイ広報紙実証 アイデアソン、ハッカソンを開催 ・オープンデータアイデアソンin松江(平成25年11月) ・松江まちあるきオープンデータソン(平成26年12月) ・オープンデータ活用歴史ハッカソンin松江(平成27年11月) ・歩行者移動支援アイデアソン@松江(平成28年2月)   移動シーンの様々なバリアを解消するために、オープンデータを用いたアイデア出しやアプリ開発を提案 ・G空間情報活用ワークショップへの参加(平成28年12月)   松江市の観光課題解決をテーマにしたワークショップ ・FOSS4G Matsue(平成29年11、12月)   Matsueオープンデータバンク、地図情報ソフトウエアQGISを活用した地域課題解決ワークショップ

オープンデータに取り組むために① データ公開への壁 オープンデータに取り組む前に、データの大切さを実感しよう 庁内的に関心がない データが役立つ実感がない。どんなデータが必要とされているかわからない 公開することに労力がかかる。人員がいない 個人情報などプライバシーへの配慮  など オープンデータに取り組む前に、データの大切さを実感しよう 前例、経験、思い込みだけで仕事をしており、データが役立つという実感が乏しいのでは? まずは自分たちの意識を変えていこう! ① 庁内のどこにどんなデータがあるか・・・庁内のデータの棚卸し ② みつけたデータ、統計を利用する習慣をつけよう!   データは正直。政策立案、効果検証で利用してみよう! ③ 住民に同じ情報を提供して一緒に議論しよう!・・・協働・共創にも効果的   →データの大切さ、どんなデータが求められているのかに気が付く   →効果が上がれば、庁内の理解を得やすくなる

オープンデータに取り組むために② どんなデータを公開するか~公開することが目的にならないために~ オープンデータの効果 ■ ニーズを常に把握する(求められているデータなのか 扱いやすいデータ形式か)     例:事業者へのアンケートやワークショップ開催 ■ 常にホットなデータに更新する(毎月更新など出来るだけ短い期間で) ■ 行政側でアピールしたい、協働を進めたい分野を積極的に公開してみる    →結果・課題を庁内で共有していく オープンデータの効果 (利用者) ■ データ利用者と行政が同じ視点に立てる   →双方の思い込み、誤解の解消 →協働・共創に効果的 ■ ビジネス利用の拡大、経済波及効果が期待できる   →商品開発やアプリの開発 →事業者の利益、市民の利便性の向上 など (行政) ■ 閲覧やダウンロードを把握することで、住民ニーズの分析が可能となる   →よりよい行政サービス実現 ■ 行政にとって、要望に対し一から資料等を作らなくてもよい   →業務の効率化と自治体のイメージアップ  ■ データ利用の意識向上          など