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Published byかずき やすこ Modified 約 8 年前
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授業展開#12 コンピュータの扱いにくい問 題
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扱いにくい問題 処理時間がかかる。 メモリを大量に必要とする。 プログラムの優劣、アルゴリズムの優劣 を比較するためには、標準的なコン ピュータで比較する必要がある。 処理時間を計るのに、コンピュータのモ デルとして、チューリングマシンを考え、 動作の系列の長さで表す。 → 時間計 算量
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問題の大きさと処理時間 問題の大きさの特徴量(指標)「n」 「n」桁の数の加算「n」桁の数の乗算「n」個の名前の名簿の並び替え 「n」が変化したときの処理量の関係を 調べる。 nが 2 倍、3倍になったときの処理ス ピードがどうなるのかは、アルゴリズム の問題。 nが 2 倍、3倍になったときの処理ス ピードがどうなるのかは、アルゴリズム の問題。
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加算の計算量 2つの「n」桁の整数の加算 加算は1桁の整数の加算をn段重ねたもの下の桁から順次計算してゆく → 計算量はおおよそ「n」に比例す る → 計算量はおおよそ「n」に比例す る
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乗算の計算量 乗算は1桁のかけ算と加算の繰り返し、 および桁ずらしを基本処理として、それ らを組み合わせる。 1桁のかけ算と加算は乗数の各位ごとに 被乗数の桁数の「n」回あり、それを乗 数の「n」桁分おこなう。 → 計算量はおおよそn 2 に比例する → 計算量はおおよそn 2 に比例する
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整数の加算と乗算の計算量の見積 86725 +63798 13 11 14 19 14 160523 345 × 678 40 32 24 35 28 21 30 24 18 2 33 910 シフト
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n個のデータのソート ソートの基本操作は2つのデータの比較 である。 勝ち抜き法での単純ソートで、全部決め るのに必要な比較回数は、 (n-1)+(n-2)+...+2+1=n(n-1)/2 (n-1)+(n-2)+...+2+1=n(n-1)/2 nが大きいところでは、だいたい n 2 に比 例
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ナップザック問題 いろいろな重さで価格も様々な荷物があり、こ の中からいくつかを1つのナップザックに入れ る。 ナップザックに入れられる重量には上限がある。 制限重量以内で価格の総和が最大になるような 荷物の詰め方を求める。 あらゆる可能な荷物の組み合わせは、荷物がn 個の場合、2 n 通り → 計算量はおおよそn × 2 n で増大する → 計算量はおおよそn × 2 n で増大する
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巡回セールスマン問題 セールスマンが、いくつかの地方都市を 1度だけ順に訪問し、はじめの都市に 戻ってくる場合、総移動距離が最小にな る訪問順路を求める。 A B C D E F G A B C D E F G → 順路は(nー1)!通り
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計算量のクラス ある問題を解くアルゴリズムの時間計算量が 「n」に依存しない場合 → 時間計算量(1)のクラス → 時間計算量(1)のクラス 「n」に比例する場合 → 時間計算量(n)のクラス → 時間計算量(n)のクラス 「n 2 」に比例する場合 → 時間計算量(n 2 )のクラス → 時間計算量(n 2 )のクラス 「n k 」、k=1,2,3・・・に比例する場合 → 多項式時間計算量のクラス → 多項式時間計算量のクラス (P問題のクラス、クラスP)
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1 台のコンピュータでなく、多数並列して 実行したときに、多項式時間計算量で処 理できる問題を、 NP 問題のクラス、クラ ス NP という。 例 ナップザック問題: 時間計算量は、だいたいn ×2 n に比例 時間計算量は、だいたいn ×2 n に比例 2 n 台のコンピュータを同時に使うこと ができれば、時間計算量は、nに比例 2 n 台のコンピュータを同時に使うこと ができれば、時間計算量は、nに比例 → 多項式時間計算量となる。 → 多項式時間計算量となる。 → NP 問題 → NP 問題 NP 問題
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NP完全問題 NP問題で、どうアルゴリズムを工夫して も多項式時間計算量にならない問題を、N P完全問題という。 とても難しい問題。 ナップザック問題 セールスマン巡回問題
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手におえない問題 時間計算量(1)クラス コンピュータが早くなれば、計算時間は短く なる。 コンピュータが早くなれば、計算時間は短く なる。 時間計算量(n)クラス コンピュータのスピードが倍になれば、同じ 時間で倍の大きさの問題が解ける。 コンピュータのスピードが倍になれば、同じ 時間で倍の大きさの問題が解ける。 時間計算量( n 2 )クラス nが倍になると時間が4倍かかる。スピード が4倍にならないと、同じ時間で倍の大きさの 問題が解けない。 nが倍になると時間が4倍かかる。スピード が4倍にならないと、同じ時間で倍の大きさの 問題が解けない。 NP 問題 指数関数的に時間計算量が増大。
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指数関数と多項式 アルゴリズム A : 2 n :指数関数時間計算量 アルゴリズム B :1000 ×n 5 :多項式時間計算 量 もし、 1 秒に 1 憶回の演算をする計算機を使うと、 問題を解くのにかかる時間は以下の通り。 デー タ数 デー タ数アルゴリズム1090 A 10万分の1 秒 4千億年 B1秒16時間
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