Download presentation
Presentation is loading. Please wait.
1
オランダ型ワークシェアリン グ オランダ病が発病した痕跡
2
GDP と失業率の統計
3
財政収支
4
貿易収支
5
オランダ病に至るまで(外部 要因) 通貨高となり、輸出が圧迫され る 賃金の持続的な高騰 天然ガスの輸出拡大(景気が過熱) 1960 年代 北海にて天然ガスを発見 企業の収益は圧迫され、競争力低下 ※オランダは GDP の 5 割を輸出に依存している、輸出国で ある。
6
内部的要因(経済政策の失 敗) 『大きな政府が経済政策の基本概 念』 社会保障を受ける人数の増加 生産年齢人口に占める 割合が 8 %( 70 年)~ 18 %( 82 年)に増加 社会保障支出額は対 GDP 比で 45 %から 66 %に上 昇 Along With This, 財政状況も悪化して いった
7
労働者の賃金増意欲 ↑ 社会保障費負担 ↑ 失業率 ↑ 社会保障給付額 ↑ 財政赤字膨張 企業収益悪化 ↓ 国際競争力 ↓ Vicious Circle オイルショック ( 1973 年) オランダ病、発病( 9 年間も)
8
つまり、オランダ病とは? 80 年代初頭における輸出低迷が原因による GDP のマイナス成長 社会保障費急増による財政赤字の上昇 失業率の大幅悪化
9
国際競争力を UP させるために 1982年 『ワッセナーの合意』の基 本理念 <政府> 財政赤字の削減・減税 賃金交渉の未介入 <労働組合> 賃金上昇意欲 ↓ <経営者> 労働時間の短縮 雇用確保 具体的にどのように行ったのか、また成果 は? <労働組合> 賃金上昇意欲 ↓
10
財政改革 減税・公共料金の引き下 げ (4年間で歳出を決 定) ①慎重な予測 ( GDP 成長率、 CPI 等) ②無理のない目標 ↓ 会計(エージェ シー) + α を財政赤字へ トレンドベース・アプローチ 間接的な賃金抑制
11
社会保障改革 負担の変化によって労働意欲を高めた 若年層に対する 給付期間・水準の引き下げ ( 80 % →70 %へ)や審査の厳格化 給付水準の引き下げ( 80 % → 70 %へ)や審査の厳格化 98 年から企業負担に 給付水準の引き下げ ( 80 % →70 %へ) 96 年から企業負担に 失業保険 障害者保険 病欠手当て
12
労働市場改革 物価スライド制 (賃金) 公的部門の雇用拡 大 廃止 → 賃金コスト引き下げ 縮小(人員、給与) ↓ 職業訓練、従業員教育の 充実化 パートタイム労働の拡大 → ワークシェアリングが 機能 ワッセナー合意以前ワッセナー合意後
13
オランダシステム班 ワークシェアリングから見るオラ ンダとは???
14
オランダ型ワークシェアリン グ ワークシェアリング 安心政策基盤 ・国の保険 ・失業保険・雇用創出・労働者保護 ・年金
16
ワークシェアリングとは? オランダ フルタイム労働に近い地位を与えられたパー トタイム労働を積極的に採用した労働形態 日本 リストラ対象の従業員解雇の代りに、その分 各人の給与と労働時間を減らすことで対応す る形態
17
オランダの労働形態 「フルタイム労働 ( 週休二日 ) 」 「大パートタイム労働 ( 週休 3 日 ) 」 (約 32 時間程度) 「ハーフタイム労働」 (週 20 時間程度) 「短期間パートタイム労働」 (週 12 時間未満) 「フレキシブル労働」
18
日本のワークシェアリング 全体的に待遇が整っていない 実例) 日野自動車 55歳以上労働時間短縮 三井造船 全従業員賃金10%カット 鐘紡 東急建設 従業員賃金1/3カット
19
企業にとって時給が安く社会保障負担の不 要なパートとは全く意味が違い オランダのパート比率 → 30% フルタイムとパートタイムの賃金格差 →5 % (日本は 30 %) 夫婦で「1.5働き」が当たり前となって いる
20
所定内労働時間削減策実施状況
21
中高年労働者対象実施状況
22
年金の補足的説明 ・基礎年金、公的年金 すべての市民は65歳以後賃 金スライド付年金を受け取 る *既婚者 → 最低賃金の50% *単身者、一人以上の子供を持 つ寡婦 → 既婚者の純年金金 額の2倍の70% 連帯の原則 現時点の労働者は過去の労働 者のために税を支払う ・雇用主と被用者間の年 金 年金基金 企業年金基金 公務員年金基金 → 法で規定 原則として「積立方式」で ある
23
改革の成果は? Ⅰオランダの経済状況の推移 (失業率、 GDP 伸び率、財政収 支)
24
政府・企業・労働組合の評価 自由な生活の選択が可能になり 家庭と労働のバラ ンスを確保 政府 労働組合 企業 雇用増加、家族世帯所得増加に よる消費増、財政負担の減少 労働の柔軟性、生産性の向上 による収益増 組織率の増加
25
Ⅱ パートタイマーの拡大による雇用増
26
How about JAPAN? 日本における方向性とは・・・
27
日本における政労使の関係 日本では労使関係が強い <政府> 痛みを伴う 改革の断行 <経営者> 連合とともに 雇用維持を重視 <労働組合> 雇用改革なくして 景気回復なし LINK
28
三者の主張 このように、 CONSENSUS は成り立っていない <政府> 構造改革を軸として 失業対策を行う <経営者> 仲介的立場 <労働組合> 雇用維持を先決 政労使の一致を前提としてはいるものの・・・ ?
29
日本における対策とは では、日本で広義の WS とされてきたサービス残 業などの変化は?? 賃金・労働時 間・雇用の変化 サービス残業・ ボーナスの変化
30
現状 … 1.賃金
31
2.労働時間
32
3.雇用形態
33
サービス残業 サービス残業は計量できないが、所定 外労働を減らす必要がある
34
What do we need? 構造改革による影響の対応策は・・・ Netherlands Japan 派遣・ 契約社員 正社員 大パート& フルタイム パートタイム ハーフタイム& パートタイム
35
派遣労働者の推移
36
派遣社員の賃金
37
労働時間
38
労働内容
39
保険制度
40
問題点として 待遇の改善 保険期間の対応 優遇措置 サービス残業 等 <短期的> 雇用創出 <長期的> 就業の多様化 派遣の長期化 を目指す
41
現在の方向性 雇用維持から雇用創出への期待は少ない NOW FUTU RE 雇用維持が主体 雇用創出・就業の多様 化
Similar presentations
© 2024 slidesplayer.net Inc.
All rights reserved.