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徘徊者( A さん)の対応につ いて ~自分が保護した A さんの事例を通して~ 九州保健福祉大学4年 島添 寛延
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日時:平成25年10月10日 23 時過ぎ 友人宅から自宅へ原付バイクにて帰宅中 に、五ヶ瀬大橋を大貫方面に歩く A さん を発見。
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部屋着のような 服装であった 。 所持品を身に付けて いなかった 夜中で一人で 歩いている 気には止めたが、自宅のある大貫方面へ帰ってしまった 。
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しかし気になったのですぐに五ヶ瀬大橋に 引き返すと、橋を渡りきった A さんを発見。 後をつけていくと、消防本部前に歩いて行った。
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23 時 20 分頃 声をかけようと思ったが、 A さんが徘徊だという 確証が無かった事と、違った場合の事 を考えると後をついていくことしか出来なかった。 夜は街灯もなく、5m先も目視できない場所を歩くときもあった 。
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23 時 30 分頃 一人ではどうして良いのか 分からず、無料通話・メー ルアプリLINEで、ゼミ 生に自分がおかれている状 況を報告。
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23 時 30 分頃 A さんの様子、深夜に 一人である状況から、 徘徊であると判断。 声をかけることにした。 声かけの内容もLINE で話し合い、「コンビニ はどこにありますか?」 にすることにした。
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23 時 40 分頃 A さんも少しずつではあるが、スーパーキッ ド ( ディスカウントショップ)方面へ歩いて いた。その為、 A さんの進行方向に先回りを し、近くのアパートに原付バイクを止めさせ てもらい、 A さんが近づいてくるのを待った。
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23 時 40 分頃 コンビニは ありません か? あれじゃないですかねぇ? こっちの人間じゃ ないので・・・ 確証
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23 時 40 分頃 そしてLINEで話し合っていた友人が 現場にかけつけてくれた。 徘徊者だと確証を得たが、この後どうしていいの か分からず、ゼミの先生に電話。とりあえず、消防 本部が近くにあったので本部に電話してみたら? とのことだったので、本部に電話をすることにした。
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23 時 40 分頃 【消防本部】 深夜だったせいか、電話が繋がらなかった 。 【119番】 警察の管轄なので110番してください。 【110番】 状況・場所・自分の名前を伝える。
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23 時 40 分頃 警察とのやりとりをしている最中も A さんが道路に 出たりして、危険であったのでかけつけてくれた友 人に A さんを見ていてもらうことにした。 警察の到着を待つ間も、 A さんは歩こうとしてたの で、「どこから来たんですか?」「昔から延岡にい らっしゃるのですか?」等、認知症は昔の記憶は覚 えている方だと知っていたので会話をしながら警察 を待った。
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23 時 50 分頃 警察が到着して、警察官から捜索中の利用 者であることを知る。発見から今に至るま での状況を話し、 A さんを保護してもらった。
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Aさんの発見から保護までの ルート
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今回の体験で感じたこと 徘徊者を発見した場合の通報先が分からなかった。 今回は A さんが落ち着いていたが、興奮していた場 合はどうなっていたか? 徘徊者かな?と思ったら声をかけることが大切。 自分が大学で認知症、徘徊について学んでいなけれ ば、対応できなかったのではないか?
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ご清聴ありがとうございました 。
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