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ビジネスコンテストにおける 情報系学生の課題設定・解決力向上の評価 静岡大学 湯浦研究室 7001-1064 戸辺詩織
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目次 背景 目的 IT コンピテンシの定義 第 3 回静岡大学ビジネスコンテスト 評価基準について 評価方法について コンピテンシ評価 チーム C について 結論
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背景 社会的なコンピテンシへの注目 あらゆる機関での議論 OECD” キー・コンピテンシー ” 経済産業省 “ 社会人基礎力 ” 企業 人材育成への導入 行動基準・評価基準にコンピテンシを活用 IT 業界からの注目 IT 人材育成に活用 情報系学生は在学中に IT 業界で活躍するための コンピテンシを向上させる必要がある
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「コンピテンシ」とは何か? 広義のコンピテンシ:フレームワーク全体 狭義のコンピテンシ 本論文で扱う コンピテンシ領域 本研究におけるコンピテンシの定義 特定の役職や業務に置いて優秀な成績を発揮する人に共通する行動特性
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研究目的 コンピテンシの議論は盛ん ⇔ 育成過程は不明確 ビジネスコンテストにおいて 学生のコンピテンシを評価 コンピテンシの有効な育成過程を検討
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IT コンピテンシの定義 IT コンピ テンシ 自らが直面している 課題を発見し、それ を引き起こしている 原因を見つける力。 課題の解決に向けてさ まざまな角度から課題 を分析できる力 課題を解決させる手 段や方法を作り出す 力 自分や自分の属す るチームの成果を 正しく評価できる 力。 自分の意思をわかりや すく伝えたり、相手の 意思を読み取ったりす ることに留意して、周 囲の人間とコミュニ ケーションを進める力 集団の中で自分に求め られている役割を正し く認識し実行できる力 課題発見力 課題分析力 課題解決力 評価力 コミュニケーション力 役割認識力
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第3回静岡大学ビジネスコンテスト 目的 静岡大学情報学部ほかの学生が、社会人とともにビジネスを論ずることにより、 高度 IT 人材となるための構想力、行動力の育成を図る 参加チーム
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コンピテンシ評価方法 ワークショップや Facebook での行動の観察 成果物 審査員審査結果 学生に対するアンケートの実施
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評価基準の設定 企業理念が明確にあるか 既存の競合サービスとの差別化 独創性とビジョンの明快さ ビジネスとしての提案力があるか(収益を確保できるか) 企業との連携ができているか 継続性が見込めるか 独自手法の評価方法が定まっているか ( 問題定義のみになっていないか ) 独自手法を用いることで起きる問題点を考慮できているか 利用者メリットの具体化 収益源が明示されているか 収支の計算ができているか それは現実味のある収支か コストの検討と低減化 社会人と議論ができているか 返信のスピード、適切な質問の仕方 Facebook への投稿 プレゼンテーションに対する評価に同じ サークショップでの発表と議論 スライドがまとめられているか 発表で用いられる単語の定義ができているか 発表時間を守っているか プロジェクトの特色にあった発表ができているか 論理的な簡潔さ 明快で丁寧な話し方、スピード 表現力 提案に対する評価 プレゼンテーションに対する評価 提案に至る過程に対する評価
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最終発表における審査 審査員審査 審査員計 7 名 各項目 10 点満点 提案に対する評価 企業理念が明確であるか 競合サービスとの差別化ができているか 実現可能性はどの程度あるか コストの検討と低減化はされているか プレゼンテーションに対する評価 発表資料には論理的な簡潔さがあったか プレゼンテーションの表現力について。印象的なプレゼ ンであったか 提案に至る過程に対する評価 Facebook やワークショップでの議論において、回答は明 確であったか
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アンケート 参加学生に対し、 2 回のアンケートを実施 いずれも IT コンピテンシに沿う内容を直接的に問う設問 中間アンケート 全 8 問 11 月 9 日 対象 18 名中有効回答 17 件 最終アンケート 全 11 問 11 月 26 日 対象 18 名中有効回答 16 件
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最終アンケート ~問題について~ (1) ビジネスプランを立てる中でぶつかった問題や課題を教え てください。 ( 特に難題だったもの3つを教えてください。 (2) その問題の原因・真髄を探るために何をしましたか? (3) (2) の結果、その問題はなにが原因で引き起こされているも のだとわかりましたか?さらに具体化するとどんな問題でし たか? (3-2) その問題にどのような解決策を導きましたか ~評価について~ (4) 自分たちのビジネスプランや発表方法について、他のチー ムより優れていると思う点はどこですか? (5) 他のチームに比べ、足りなかった、劣っていると思う点は どこですか? (6) 自分たち以外のチームで、最も優れたプランを提案 したと思うチームをひとつ選び、その優れた点をおし えてください。 チーム名 ( ) ~提案について~ (5) 発表資料や、発表方法で工夫した点を教えてくださ い ~コミュニケーションについて~ (1) どの程度の頻度で、どのようにチームでの作業を進 めてきましたか?中間アンケート以後の様子を教えて ください (2)FB でコメントに回答する際、苦労した点、工夫した 点があれば教えてください。 7. 役割分担 (1) チーム内でどのように役割分担をして作業を進めま したか?
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最終アンケート ~問題について~ (1) ビジネスプランを立てる中でぶつかった問題や課題を教え てください。 ( 特に難題だったもの3つを教えてください。 (2) その問題の原因・真髄を探るために何をしましたか? (3) (2) の結果、その問題はなにが原因で引き起こされているも のだとわかりましたか?さらに具体化するとどんな問題でし たか? (3-2) その問題にどのような解決策を導きましたか ~評価について~ (4) 自分たちのビジネスプランや発表方法について、他のチー ムより優れていると思う点はどこですか? (5) 他のチームに比べ、足りなかった、劣っていると思う点は どこですか? (6) 自分たち以外のチームで、最も優れたプランを提案 したと思うチームをひとつ選び、その優れた点をおし えてください。 チーム名 ( ) ~提案について~ (5) 発表資料や、発表方法で工夫した点を教えてくださ い ~コミュニケーションについて~ (1) どの程度の頻度で、どのようにチームでの作業を進 めてきましたか?中間アンケート以後の様子を教えて ください (2)FB でコメントに回答する際、苦労した点、工夫した 点があれば教えてください。 7. 役割分担 (1) チーム内でどのように役割分担をして作業を進めま したか? 課題発見力 課題分析力 評価力 コミュニケーション力 役割認識力
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コンピテンシ評価_チーム C について チームの特性 同じ研究室に所属する同じ年齢、同じ学部の男性 1 名 E 君、女性 2 名 Y さん A さんの計 3 名 仲が良いが、とても仲が良くていつでも一緒にいるというわけでもなく、コミュニ ケーションをするのに害のない程度の程良い関係性 テーマについて 浜松市内における EV カーシェアリング「 Convenience Car 」 カーシェアリングは大手コインパーキング企業が着手している事業だが、浜松市内 ではほとんど普及していない 市内のセブンイレブンをカーステーションとすることで、どこのステーションで乗 り降りができ、レンタカーよりも気軽に安価で使える
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チーム C アンケート結果
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審査員審査結果 「実現可能性はどの程度あるか」 全 8 チーム中 5 位 企業側の合意なしに 企業の協力なくしては成立しない プラン
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チーム C コンピテンシ評価 チームとして課題に対する意識が統一されてい たことは評価できる 実現可能性について課題を発見することができ なかったので課題発見力が向上していない 課題発見力 さまざまな方法で分析 コストに対しての課題を発見してから、 分析 力は向上 課題分析力 課題に対して具体的な解決案を提示できている こともわかる。 課題解決力が向上 課題解決力 議論する際のコミュニケーションにおいて向 上 コミュニケーション力 自分たちの弱点に関して評価できていない 他チームに対する評価はできていた 評価力 それぞれの適正に合わせた専門タスク別役割 分担に成功している コンテストが進むにつれ、役割認識力が向上 役割認識力
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結論 コンピテンシ評価の多くは著者による主観的な評価となり、 IT コンピテンシの 定義に添う形でまとまりきらなかった アンケートによって学生が自己評価をすることができ、「振り返り」による自 己評価がコンピテンシ向上に有効であると示唆された 今後の展望 静岡大学ビジネスコンテストの継続的な開催 「振り返り」の機会の与える、その効果の測定 コンピテンシ評価の継続、評価結果の分析によるコンピテンシ指標の定義
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ご清聴ありがとうございました
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ビジネスコンテストとは ビジネスのアイディアや構想・便益を具体化、ビジネス実施上の課題へ の解決法を検討した計画案を競う ビジネスの主体、パートナーおよび顧客におけるメリット・デメリット をさまざまな視点から考察し、一貫性のある計画に アピール力の高いプレゼンテーションにまとめなければ評価されない コンピテンシ育成に適した課外活動
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静岡大学ビジネスコンテストの流れ スタートアップ セミナー 第1回ワークショップ第2回ワークショップ第 3 回ワークショップ最終発表 22 チーム決定、 ( 仮 ) テーマ決定 1,5 ヶ月 各チーム 10 分程度で発表 有識者やビジコン経験者との議論 Facebook の活用 Facebook にグループ作成 発表資料を毎週提出し ワークショップに来られない 有識者との議論を発生させる
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