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Published byいおり ひらみね Modified 約 8 年前
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Respiratory Distress Syndrome 呼吸窮迫症候群 早産児特有の呼吸障害 肺がふくらまず呼吸ができない
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RDS の頻度 <26wk70-80% 26-28wk50% 29-31wk30% >37wk<5%
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サーファクタントの量的 and/or 質的欠乏 Primary Surfactant deficiency = pure RDS ①未熟 ②合成酵素欠損、酵素誘導ホルモンレセプター異常 Secondary Surfactant deficiency ①放出障害、 apo タンパク異常 ②消費の亢進 = 二次的な肺胞透過性亢進 (ARDS) 重症仮死、肺炎、PDA、P PHN 、 MAS ③ specific inhibitor の存在 --- 未熟肺のみ、肺胞上皮より漏出する。
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正常胸部レントゲン写真 心臓 肺 肺
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最重症 RDS
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中等度 RDS
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網状顆粒状陰影 拡張した肺胞管と 無気肺の混在 気管支透亮像 肺胞の虚脱および 末梢細気管支の拡張 air-bronchogram reticulo-granular (RG) pattern スリガラス状陰影 含気がほとんどなくなった状態 RDS の胸部 レントゲンの 特徴
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肺は直径200ミクロンの球2~3億個の集まり 1ミリの間に5つの球
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肺の構造 間質 毛細血管 肺胞Ⅰ型細胞 肺胞Ⅱ型細胞
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液体内部の分子は互いに分子間力で引き合い安定化 表面張力 表面(気体との界面)では上向きの分子間力がなくなる 表面分子は分子間結合エネルギーが余る 表面分子同士は内部より強く引き合う =この力が表面張力 表面積は自然に最小になる方向に向かう
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葉っぱの上の水滴は球になる
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肺胞表面が水だけで覆われていれば自然にしぼんでしまう 強い力で膨らませても 水の表面張力は強い 72mN/m 肺胞が収縮するにつれて 水分子間の距離が狭まる ため反発力も増して表面 張力は弱まるが 水だけでは結局 しぼんでしまう 肺胞は本来弾性が強く、そのままでは自然に収縮する 気管支透亮像 空気
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肺胞表面活性物質(サーファクタント)の主成分 リン脂質 di-palmitoyl-phosphatidylcholine [DPPC] (ジパルミトイルフォスファチジルコリン) 2つのパルミチン酸フォスファチジルコリン(レシチン) 親水部分(水に溶ける)疎水部分(水に溶けない)
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サーファクタントの構成成分 飽和 DPPC 不飽和 DPPC Phosphatidyl-glycerol 他のリン脂質 タンパク 36% 32% 11%
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気管支肺胞洗浄液(水の部分) 肺胞腔内 間質 毛細血管 肺胞Ⅰ型細胞 肺胞Ⅱ型細胞 SP-A SP-B SP-C SP-B
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肺胞表面活性物質(サーファクタント)は肺胞の虚脱を防ぐ それでもサーファクタント 分子間の表面張力で 肺胞は収縮する サーファクタントは 水分子の間に割って 入り表面張力を下げる サーファクタントの 表面張力が小さく なっても水分子同士は まだ強く引き合う サーファクタントは 二重になって さらに水の表面張力 に抵抗する 最終的に釣り合いが 取れても肺胞は 膨らんだまま
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Laplace の法則 r T P r P T T 表面張力 = 縮もうとする力 内圧 = 膨らもうとする力 半径 P 2T r = 表面張力( T )が一定ならば 半径( r )が小さいほど、内圧( P )は高い 半径( r )が一定ならば 表面張力( T )が大きいほど、内圧( P )は高い
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表面張力( T )が一定ならば、半径( r )が小さいほど、内圧( P )は高い 小さなシャボン玉の方が内圧が高いので大きな方に吸収される
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P 2T r = 大きな肺胞に小さな肺胞が吸収されないのは? 大きな肺胞ではサーファクタントの 密度が低下し表面張力は増加する 小さな肺胞ではサーファクタント が密に分布し表面張力を十分 低下させる 結果的に内圧は 等しくなる = 表面張力が一定ではないから
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胃液中の Microbubble
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マイクロバブルテスト (Stable Microbubble Rates, SMR) サーファクタントは十分あるサーファクタント欠乏
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マイクロバブルテスト (Stable Microbubble Test) 水の表面張力は強く (72mN/m) 小気泡は押しつぶされてしまう サーファクタントがあると表面張力は 20mN/m まで低下するがそれでも 小気泡は縮んでいく 縮んでいくとサーファクタント分子 同士の反発力によって表面張力 は消失し内圧もゼロになって安定化 この時の直径は 15μm 以下
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①呻吟 ← 肺胞虚脱に対して、声門を閉じて、 3 ~ 5cmH 2 O の 呼気陽圧をかける。 ②多呼吸 ← 換気面積の減少、一回換気量の低下 (呻吟強くなると呼気時間延長のためむしろ減少) または無呼吸 ③吸気時陥没 ← compliance 低下による胸腔内陰圧増強で 大気圧に負ける ④チアノーゼ ← 主に換気、血流不均衡による 高 CO 2 は主に compliance 低下による低換気 RDS の症状 生後間もなく~6時間以内に発症 ← RDS 病態の悪循環のため (呼吸筋疲弊・低酸素・アシドーシスによるサーファクタント産生低下)
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サーファクタント産生低下 サーファクタント欠乏 低酸素 呼吸性・代謝性アシドーシス 肺胞上皮透過性亢進 サーファクタント不活化 肺血管収縮 RDS 病態の悪循環 呼吸筋疲弊
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サーファクテン使用前後 前後
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抑制 未熟性男児仮死双胎第2子 帝王切開(母体側要因) 妊娠高血圧早発陣痛(切迫)子宮内感染前期破水 IUGR RDS 発症頻度に関与する因 子 促進 IDM
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