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天文分野における教材開発 太陽熱エネルギー実験キットと全天モニター 07573028 天文ゼミ 松本 歩
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太陽、空、雲、星は身近だが、教材がまだ未開 発 1.太陽熱エネルギー実験キットの手引書作成・・・ 背景:オルビィス社、太陽に関する実験教材「 SUN POWER 」 研究成果:「 SUN POWER 」の検証実験 改訂版手引書の作成 2.全天モニターの開発の継続・・・ 背景: 2005 年度から和歌山大学教育学部屋上に設置 先行研究: 2006 年度・山本、 2007 年度・山田 研究成果:オフラインでの画像検索ソフト「全天検 索」 そこで …
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1, 太陽熱エネルギー実験キットの開発 ◎実験手引書の必要性 SUN POWER の手引書(英文)では・・・・ 実験項目が多すぎて全てをやる気にはなれない。 実験内容が確実性・再現性に欠け、雑なものになっている。 これによ り・・・ 英文の翻訳のみでは実験手引書とはいえない。 そこ で・・・・ → 全く新しい手引書の作成を行う。
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○ オリジナルの手引書に記載された実験全てを2回以上行っ た。 ○ それぞれの実験の意義の明瞭さ、結果の確実性・再現性に ついて検討。 ○ 手引書に記載する実験を絞り、改めて予備実験を行った。 ○ 実験結果から繰り返し確実性を検討、実験内容を絞る。 ◎手引書の作成方法 → 以上をふまえた上で小・中学生向けの手引書を作 成。
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◎改善点(主なもの) ①コップに入った水を日光に当てて水温の変化を測る実験 ○ 単に水の入ったコップを日なたに置く。 → これでは日光以外の他の要因によるものか判断できない 断熱装置を作成し、日光以外の影響を極力遮断。 ( 写真左下 ) 日なたと日かげに置き、対照実験の形にする。 写真:地面からの熱を遮断するために 発泡スチロールを用いた断熱台を作成。
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②太陽炉(凹面鏡)を用いて物を燃やす実験 安定して実験が行える太陽炉を作 成。(写真右下) ○ 結果の確実性・再現性を確認。 ○ オリジナルのキットが簡易的 なので安定した実験ができない。 (写真右上) ex. 風で飛ばされる 水の重みで傾いてしまう
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◎改訂版の内容 ○ 発展実験の追加 ①寒い日でも日光で水の温度が上昇するか? ②ろうそくの炎、太陽と同じようにレンズで作った像も熱 い? ※結果がどうか、すぐにわからない実験。 ○ 結果を記入する実験ノートの追加。 ○ 全 26 項目の実験 → 熱放射に着目した 7 項目に絞る。 ※この 7 項目の実験は結果は見えているが実験のやり方 を丁寧に指導するという位置づけ。
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◎まとめ SUN POWER を使っての検証実験。 実験内容の改善・検討。 内容の改善に伴って実験キットの追加製作 → 太陽熱エネルギー実験キット手引書完成。 ○ 今後の課題 手引書を使って実験を行ってもらい内容が理解できるかを 実践していく必要がある。(特に中学生を念頭)
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全天モニターの開発の継続 前年度までは観測・撮影した画像の、 web 上での公開にむけたホームペー ジ作成(左下図参照)を行ってきた。 その結果、保存された範囲の画像 データであれば任意の時間の画像表 示が可能で、スライドショー機能の ついたホームページが完成している。 しかしサーバーは大きな負荷に耐え られず、一般公開できない状態が続 いている。
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そこで今研究では・・・・ オンラインではなく、オフラインでメディアに保存され た過去の画像を活用する方法を考える。 保存された画像を時間を指定してメディアから直接参照 する画像検索ソフトの開発。 これにより・・・・ PC の容量を消費せず、メディアの入れ替えのみで過去の 画像を表示できる。 オフライン処理のため、ネットワーク非対応の環境での 利用が可能。回線速度による問題も解決できる。
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画像検索ソフト「全天検索」 DVDに保存された画像を 検索・表示するソフト。 表示された画像から一定時 間前後の移動も可能。 スライドショーでは指定し た時間から1時間単位・1 分単位でのスライドショー を再生。 ※開発言語に Visual Basic を使用 アンケート・モニターを実施したところ、操作しやすく 教材としての利用方法も検討できるという結果。
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アンケート・モニターの結果 (対象・全学部学年 計25人) → 教材として利用するにあたって 画像の拡大機能。 見たい星に印がつけられる。 違う時間・日付での画像の比較機能。 雨など画像ではわかりづらい天候の参照機能。 ( web を利用した気象データの参照。) ・・・・な どの意見が出た。
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◎まとめ アンケートの結果をもとに教材としての機能の 追加。先行研究とのリンク。 画像を表示する基本的な機能を備えたソフトの開 発。 開発段階で操作性などを知るためモニターを実施。 ○ 今後の課題
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