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(世界銅需要予測に基づく) 日本及び中国の 非鉄金属リサイクルの現状と展望
(世界銅需要予測に基づく) 日本及び中国の 非鉄金属リサイクルの現状と展望 みなさん こんばんは 橋本アルミの橋本健一郎です 本日はお急がし中 経済勉強会にご参加いただきありがとうございます 時間も押しておりますので早速発表に入らせていただきます 混沌とした世界経済・そして未曾有の世界恐慌、その渦に巻き込まれた 我々原料業界! テーマは世界銅需要予測に基づく 日本及び中国の非鉄金属リサイクルの現状と展望です。クリック 橋本金属(株) 橋本アルミ(株) 橋本健一郎
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1京6000兆円 まず始めに現在の世界恐慌がどういう形で起こりどうなっているのか?説明したいと思います
1981年以降レーガン大統領率いる米国のレーガノミクスのもと規制緩和、企業減税、金融自由化などをへて2007年ごろまで世界のGDPの合計の約3.2倍にあたる150兆ドル(1京6000兆円) のマネーが世界を駆け巡り世界経済は拡大してきた それは日本のGDPの約3倍1500兆円の70%を占めるアメリカの旺盛な個人消費を背景に全世界が アメリカにモノを売り続け、またアメリカはそれを消費し続けたクリック その代金は全世界にUSドルで支払われUSドルはその圧倒的な安定性、安全性そして信頼性で世界の基軸通貨としての地位を高めていったクリック またUSドルを受け取った各国はその圧倒的な力を求めて、再びアメリカの国債、株、 ファンドを購入することによってアメリカに投資していったクリック ふたたびUSドルを手に入れたアメリカはより良いリターンを求めて新興国(BRICS)のインフラや企業に投資、高いリターンを上げていったクリック つぎにアメリカが目をつけたのが不動産である。 だが承知のとおり不動産価格上昇を前提とした無理な貸付証券は不動産価格のピークアウトをかわぎりに次々デフォルトしていった。 住宅バブルがはじけその担保を失ったアメリカの個人消費は急速に失速する と同時にアメリカ経済も失速懸念が取りざたされFRBは景気対策として金利を下げ続けている。 その副作用として、現在世界の基軸通貨としてのUSドルの地位が下落、現在もドル安が続いている サブプライムがはじけだしたころから世界の投資家はドル安を予測、 ドルペッグ制(連動性)を採用しているアジア、中東諸国はドル安により資産の目減りを危惧、オイルマネーや各国の政府系ファンドもいままでのアメリカ一極集中からインフレ資産対抗資産であるコモディティー(金属、金、石油、小麦など)に投資、ほぼ全てのコモディティー価格が高騰した サブプライムのデフォルトは当初は住宅ローン全体の5%にすぎず景気全体にたいした影響は及ぼさず住宅公社のフレディーマック社やサブプライム証券販売最大手のベアスターンズ社さえ資金注入すれば解決すると思われていましたし、事実 一旦は火消しが終わったとマーケットも受け止めていました 1京6000兆円
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リーマンクラッシュ以降 異変が! しかし米投資銀行大手のリーマンブラザーズの破綻以降、状況が一転しました
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リーマンブラザーズの破綻によってCDS(企業融資貸付証券)
までデフォルトが発生しだし、一つの信用不安から米一国の信用不安になり 米景気後退は世界景気後退まで広がりついには世界クレジットクランチ(信用不安)まで拡大しました その金融不安はすさまじいものです
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世界の銅需給は どうなってしまうのか? クリック 世界の銅需要はどうなってしまうのか? まずは現状について見ていきます
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世界の銅消費量の推移 ◆世界の銅地金需要は2007年18百万tになった ◆2002年、世界最大の需要国は米国から中国へ
世界の銅消費量の推移 ◆世界の銅地金需要は2007年18百万tになった ◆2002年、世界最大の需要国は米国から中国へ 始めに世界の銅消費量の推移をみていきます 大きく分けて2つのポイントがあります。 クリック 1、世界の銅地金需要は2007年に18百万tへ 2 2002年 世界最大の需要国はアメリカから中国へ 97年に12百万tだった世界の需要は「アジア通貨危機」や「ITバブル崩壊」 を乗り越えて2007年には600万t増の18百万tになりました こちらのグラフをご覧ください その中でもっとも影響を与えたのは中国でした 97年に120万トンだった中国は2000年から急上昇しついに2002年には米国を抜き世界最大の需要国となりました
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◆特に労働集約型経済モデルを進めた 2000年以降の伸びは非常に大きい
◆特に労働集約型経済モデルを進めた 2000年以降の伸びは非常に大きい 2000年以降の伸びが大きい とくに世界の工場としての地位を確立した労働集約型経済モデルは中国に多大な発展をもたらしました
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◆中国は一人当たり銅地金消費量が先進国と較べて少ない
巨龍の台頭 ◆中国は世界銅需要の4分の1を占める ◆中国は一人当たり銅地金消費量が先進国と較べて少ない その中国の世界経済への台頭におけるポイントは以下の2つです。 クリック 下記のグラフによると急激な経済発展のもとで世界のシェアの4分の1を占めるまでになった中国ですが グラフをご覧ください
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クリック 上が人口 下が1人当たりの消費量です。 このグラフをみてわかるように中国の人口は日本の10倍にも及びながら1人当たりの消費量は3分の1しかありません。 これはどうしてなのでしょうか? 00さん「・・・・・・・」 ありがとうございます。 これは現在の中国における絶対的な量の不足、そして経済発展に伴う将来の飛躍的な銅需要の増加を意味してるのです。
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中国の用途別銅需要見通し つぎに中国から以下のような用途別銅需要見通しが発表されております クリック
楽観シナリオ、悲観シナリオの大きく2種類の見通しがだされており 供給面(使用原料=何を使って)は 銅地金とスクラップ 需要面(生産用途=何を作ったか)はワイヤーロッド(銅線)と伸銅品にて計上されております それによると全体のトレンドは 楽観シナリオで見ていった場合06年時に全体で約533万tであった需要が10年には年率+8%の697万tへ 次に悲観シナリオでみていった場合、10年には需要全体で年率+4%の625万tにの予測が示されています
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