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円形管における3次元骨組解析への適用事例 平成16年9月17日 (株)アイエスシイ 犬飼隆義
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円形管の3次元骨組計算の目的 アンカー打設中、雨水管(φ800)に損傷を与えた。
たわみ強度比試験と比較するため、雨水管に損傷前と損傷後の状態で骨組計算を行い、管補修の検討資料に使用した。 実験結果との比較 円形管の分割数の比較 欠損率による比較
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たわみ強度比試験 <供試体> ダイプラハウエル管 1種管 Rタイプ φ800 2箇所有孔管 試験体の長さ:0.6m <測定条件>
ダイプラハウエル管 1種管 Rタイプ φ800 2箇所有孔管 試験体の長さ:0.6m <測定条件> JIS K 7733の2等級の圧縮試験器を用いて、管軸方向に垂直に毎分10mm/min±2mmで呼び径の5%の偏平量まで圧縮し、荷重を計測した。
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たわみ強度比試験結果 <測定結果> 項目 単位 規格 計測値 Φ800 5%偏平 kN/m 8.1 7.0 温度 T(℃) 23.0
長さ Ls(m) 0.602 荷重 W(kN) 4.450 0.601 4.210 <測定結果について> 2箇所有孔した管では、規格値に対して計測値が、13%の強度低下を示した。
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3次元骨組解析計算モデル モデル形状 荷重 材料定数 高耐圧ポリエチレン管の肉厚を考慮してモデルを作成
高耐圧ポリエチレン管技術資料より、内径800mmで5%に達する時のたわみ荷重が8.1kN/mと記載されている。よって今回解析する管(0.9m)の荷重合計は8.1×0.9=7.29kN 材料定数 単位体積重量(kN/m3) 9.5 圧縮強度(N/mm2) 13.5 引張強度(N/mm2) ポアソン比 0.3 ヤング係数(N/mm2) 980
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3次元モデル(孔有) 3次元モデル(孔無)
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円形管の実験値と計算値の強度比較 3次元骨組解析(孔無)の最大変位量を用いて、 (孔有)のたわみ荷重を算出する
円形管の規格値と実験値および理論解でのたわみ荷重を比較 規格値と実験値では、たわみ荷重が所定強度の86%に低下した。 3次元骨組計算結果では、たわみ荷重が所定強度の95%に低下した。 実験値での対策を行った。
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分割数における計算結果の違い 円形管の分割数を変化 FRAME/3Dを使用し、孔無モデルの変形量を比較 8分割と64分割にモデル化
円環の解析は分割数により誤差が生じることを再確認。
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モーメント分布図 64分割モデル 8分割モデル
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孔がある場合と無い場合の比較 孔がある場合と無い場合の奥行き1m当たりの体積比較 孔無 : V=0.123 m3
2次元の計算では、8分割で2.2%、64分割で2.5%の違いがある。 3次元の計算では、8分割で3.3%、64分割で4.8%の違いがある。
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欠損率による比較 欠損率:3.13% 欠損率:4.15% 欠損率:6.24%
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欠損率による比較 欠損率を下記に示すように、変化させた。 欠損率:0.78%、1.56%、3.13%、2.08%、6.24%
FRAME/3Dを使用 欠損率が大きくなると、欠損が無い場合に比べて変位が大きくなる。 欠損率が6%程度以上になると、誤差が非常に大きくなる。
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まとめ 円形管の補修については、実験結果を使用して、対策を講じた。 8分割と64分割モデルでは、3次元で計算した方が、影響が大きい。
欠損率が2%程度の場合は、2次元の詳細(64分割程度)でも実用上十分な精度。 欠損率が6%以上になると、欠損を考慮した計算が必要。
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