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TAのための 図書館情報探索法講習会 2013年度前期 ©2013名古屋大学附属図書館
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TAのための 図書館情報探索法講習会 0.事務連絡 1.本講習会の目的 2. 「図書館利用説明会」指導のポイント
「図書館利用説明会」の実施と報告 1.本講習会の目的 2. 「図書館利用説明会」指導のポイント 図書館を使う 図書・雑誌をさがす(OPAC) 資料を見つける・手に入れる 困ったときは 3.基礎セミナー期間中の指導 4.図書館資料探索ツアー <TAとして新入生に伝えてほしいことを中心に> <時間配分: 導入~0.事務連絡 5分 1.目的 5分 2.1 5分 2.2 10分 2.3‐4 5分 3. 8分 宣伝、質疑応答 2分 4 ツアー案内 45分> ©2013 名古屋大学附属図書館
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TAのための 学術文献情報探索アシストページ
<導入~0.事務連絡 5分> 手続方法、本日のスライド、図書館利用説明会に使う資料はこちらのページに掲載 ©2013 名古屋大学附属図書館
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0.1 「図書館利用説明会」の実施 モデルコース 標準コースを基本に、時間配分・組み合わせは担当教員と相談 大幸・鶴舞キャンパスの方へ
内容 1【標準】 (60分)図書館資料探索ツアー(体験型) 2【検索重視型】 (30分)図書・雑誌を探す OPAC検索の基本 (30分)中央図書館ガイドツアー(案内型) 【オプション】 オプション(各10〜30分) 参考文献の見方・書き方/情報利用のルール 論文の検索/新聞記事の検索・利用/電子書籍の利用 分館・学部図書室案内 ・1【標準】説明会の標準コースは「図書館資料探索ツアー」。OPACで検索した後、実際に図書を手に取るまでを体験する。 この後、流れを確認しながら案内 ・2【検索重視型】 とくにOPACの検索に重点をおいて解説したい場合は、セミナールーム等で実習してから案内する構成にしてもよい ・セミナーのテーマに合わせて、検索ツールをとくに詳しく紹介してもよい。この資料もアシストページに掲載 ・大幸・鶴舞キャンパスで実施している基礎セミナー:(アシストページの該当箇所を見せる) 新入生の授業の半分は東山キャンパスで行われるため、中央図書館の利用方法も身につけてほしい。 移動が難しいなどでどうしても中央図書館で実施できない場合のみ、バーチャルツアー(オンライン教材)で代替してもよい。 自習してもらうのではなく、TAが解説してOPAC検索を体験してもらう ©2013 名古屋大学附属図書館
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0.2 「図書館利用説明会」の報告 方法:「実施報告フォーム」に入力、送信 期間:概ね7月頃まで 報告内容
説明会実施の有無 有の場合:日時 無の場合:理由 実施内容(選択式) 実施した感想など 説明会を実施したら、忘れずに報告すること。 報告フォームはアシストページからリンク。 実施しなかった場合も、実施しない理由と本講習会への意見等を送信 ©2013 名古屋大学附属図書館
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1. 本講習会の目的 なぜ図書館を使えるようになってほしいのか 図書館は何をサポートするのか ©2013 名古屋大学附属図書館
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1 .本講習会の目的 まず最初に・・・ みなさんが入学された時・・・ 図書館を始めて使ったのはいつですか? 大学図書館の印象は?
分からなかったことは? 今、図書館をどう利用していますか? <1.目的 5分> 学生としての体験をもとに指導するとより効果的 ©2013 名古屋大学附属図書館
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1.1 なぜ図書館を使えるようになってほしいのか
「情報リテラシー」とは 必要な情報の性質と範囲を見定めることができる。 必要な情報に効果的かつ効率的にアクセスすることができる。 情報と情報源をクリティカルに評価し、選択した情報を自らの知識基盤と価値観に取り込むことができる。 当初の目的を達成するために、情報を効果的に利用し成果物をまとめることができる。 (Information Literacy Competency Standards for Higher Education 「高等教育のための情報リテラシー能力基準」, American Library Association) 基礎セミナー 「多面的な知的トレーニングによって、コモンベーシックとしての読み、書き、話す能力のかん養を図るとともに、真理探究の方法と面白さを学ぶ」 (全学教育科目シラバス) 社会人として生きるための基本を身につける 社会人として大学で身につけること:情報リテラシー 基礎セミナーの目標はシラバスによると「・・・読み、書き、話す能力の涵養・・・」 読み:情報を探し、選択し、読んで理解・評価する 書き:集めた情報を統合して自分なりの考えをまとめ、レポートなどで人に伝える 話す:他人と意見を交換する。プレゼンなどで発表する →研究者にならなくても、社会に出て人と関わっていくために必要な能力。 大学で学ぶことの基本を基礎セミナーで身につける。 それを支援するのが基礎セミナーTA ©2013 名古屋大学附属図書館
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1.2 図書館は何をサポートするのか 図書館は 学習・研究に関する情報収集、レポート・論文作成を支援します。
図書・雑誌の探索、所在の調査、入手 論文の探索、入手 レポートの書き方(講習会、関連図書、相談会) 学習環境の提供 図書館では大学での学びをサポートするために、具体的にはこのようなことを支援している。 ©2013 名古屋大学附属図書館
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1 .3 本講習会の目的 「図書館利用説明会」指導のポイント 図書館でできること ルール、マナー、情報探索スキル →教える側として再確認
1 .3 本講習会の目的 「図書館利用説明会」指導のポイント 図書館でできること ルール、マナー、情報探索スキル →教える側として再確認 サポート窓口(カウンター、講習会 etc.) →困ったときに思い出せるようPR 基礎セミナー期間中の指導 情報の探索・選択・評価・発表 TA自身のスキルアップ 教える技術 この講習会の目的 ・TAとして、主に基礎セミナー受講の新入生に知ってほしいことを確認する ・基礎セミナーの期間中に、情報を探して使う能力の基本を身につけてもらえるよう、指導のポイントを確認する ・大学院生として、より効率的な情報検索スキルや、わかりやすく教える方法を身につける 図書館の使い方やルール、基本的な図書の探し方などについては、新入生に案内できるように、教える立場で再確認してください。 本日の内容をすべて新入生に覚えてもらう必要はありませんが、困ったときには図書館にサポート体制があることを伝えてください。 ©2013 名古屋大学附属図書館
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2. 「図書館利用説明会」 指導のポイント 図書館を使う 図書・雑誌をさがす(OPAC) 資料を見つける・手に入れる 困ったときは
2. 「図書館利用説明会」 指導のポイント 図書館を使う 図書・雑誌をさがす(OPAC) 資料を見つける・手に入れる 困ったときは ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.1 図書館を使う 名古屋大学附属図書館の概要 ★指導のポイント:図書館は中央図書館だけではない 20以上の図書館・図書室
医学部分館(鶴舞)、保健学図書室(大幸) 学部・学科・センター等の図書室 名大全体で約300万冊の図書。中央図書館に100万冊 ※東山キャンパスマップ:「中央図書館利用案内」裏表紙 <2.1 5分> 図書館や図書室がどこにあるかは、利用案内の裏表紙に地図と一覧がある。 新入生には、中央図書館のほかにも所属の学部等の図書室があり、専門的な資料はそちらに充実していることを伝える ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.1 図書館を使う 図書館は・・・ 本を借りるところ? 学習スペース グループ学習、プレゼン 調べもの、学習相談 PC利用、印刷
雑誌(学術論文) 電子資料:図書館外からも使える etc. ※入館・貸出には学生証が必要 ★指導のポイント: 高校の図書室と大学図書館の違い 本を読む、借りるだけではない 「調べ学習」から一歩進んだ自主的な学習の場 学術雑誌(論文)が重要 ※中央図書館の配置、設備は 「中央図書館利用案内」フロアマップ 「図書館資料探索ツアー(体験型) 」(配布資料) 図書館は「本を借りるところ」というイメージの新入生も多いが、大学の図書館は高校の図書室とは異なることを伝える。 本やPCを使って学習したり、グループで勉強会などができるスペース 授業のための資料探しでわからないことがあれば、カウンターで相談 施設や設備の使い方や相談窓口の場所は、図書館ツアーの中で説明 入館・貸出・施設の利用には学生証が必要 ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.1 図書館を使う:ルールとマナー 図書館を使う前に・・・ 借りた図書の期限を守る 図書・雑誌、備品・機器を大切に扱う 館内では静かに
ラーニング・コモンズ(2F)では学習のための会話可 指定場所以外での携帯電話の通話不可 飲食物(食物、蓋のできない飲物)の持込み、喫煙は厳禁 コピーをとるときは著作権法の範囲内で ★指導のポイント: ●大学の財産を守る ●他の人への配慮 図書館の資料・施設・設備は大学の財産。後の時代に残す責任がある ラーニング・コモンズ(2F)では学習のための会話はできるが、大声・学習以外の会話・飲食は不可 飲食ルール:ただのマナーではなく、資料・施設を守るため 他の人にとっても快適な空間を保つ 図書館の資料や施設、机・PCなどの設備は大学の財産。汚損しないよう細心の注意をはらうこと。 借りた図書は期限内に返すこと。 公共の空間であることを考え、他の人にも快適な学習空間を保つ。 2階のラーニング・コモンズでは学習のための会話はできますが、度を越した大声や学習以外の会話は不可。 携帯電話は各階の中央通路付近のみ通話可。 飲食物は蓋のしっかり閉まるペットボトル、水筒などのみ持込み可。 コピーをするときは、著作権法とルールに従って利用(著作権については後で出てくる) ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.2 図書・雑誌をさがす 名古屋大学の所蔵 OPAC =Online Public Access Catalog あるかどうか
どこにあるか を調べる OPAC =Online Public Access Catalog ★指導のポイント: 図書の所在はGoogleでは調べられない! いつでも、自宅やサテラボから検索できる <2.2 :10分> 図書や雑誌を探すときはOPAC インターネット検索には慣れているが、最初は図書検索ツールの存在を知らない! 図書館トップページからリンク 図書館内でなくても、どこからでもほぼ24時間検索できる ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.2 図書・雑誌をさがす 図書の場合 小笠原喜康 『大学生のためのレポート・論文術 新版』 講談社現代新書;2021 (講談社 2009)
小笠原喜康 『大学生のためのレポート・論文術 新版』 (1) (2) (3) 講談社現代新書;2021 (講談社 2009) (4) (5) (6) 赤字の部分がキーワード検索に使える (1)図書の著者・編者 (2)書名 (3)版表示 (4)シリーズに関する情報 (5)出版者 (6)出版年 シラバスなどでは 書名以外は 省略されることも! 特定の図書を探す場合。授業のテキストや推薦図書、ある先生の著書を探している、など。 どの部分がタイトルかは慣れないとわからないことがある。 ★指導のポイント: キーワード欄に「出版年」は入れられない ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.2 図書・雑誌をさがす 雑誌(論文)の場合 岡田努. 現代青年の友人関係と自尊感情の関連について.
(1) (2) パーソナリティ研究 , 20(1), p (3) (4) (5) (6) 赤字の部分が検索に使える 図書との違いを見分けるポイント ★タイトルが2種類 ☆巻号やページ数の情報 (1)論文著者名 (2)論文標題★ (3)掲載誌名★ (4)掲載誌の発行年月 (5)巻号☆ (6)ページ数☆ 新入生は ・論文がどんなものか知らない ・論文の情報を見ても図書か論文かわからない ・どれが論文タイトル/雑誌名かわからない ことがある。巻号・ページ・年などが目印 OPACで検索するときは、雑誌名のみを使うことを強調。 ★指導のポイント: 論文とはどんなものかを見せる 図書との見分けがつくか確認 キーワードに使えるのは掲載誌名のみ ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.2 図書・雑誌をさがす OPAC 所蔵館などの指定 2語以上で検索するときは 間にスペース タイトルをクリックして 詳しい情報をみる
日本語 常識 2語以上で検索するときは 間にスペース 新入生には ・この画面で検索ができること ・図書のタイトルを完全な形で入力しなくても検索できること を伝える。 キーワード検索画面では、出版年では検索できない。 漢字がわからないときは読みで(辞典/事典 →じてん) タイトルをクリックして 詳しい情報をみる ©2013 名古屋大学附属図書館
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☟名大に同じ図書が2冊あり、うち1冊が中央館にある
2.2 図書・雑誌をさがす 図書情報の見かた ☟名大に同じ図書が2冊あり、うち1冊が中央館にある 【配置場所】 ・おおまかな場所 (「中央○○」=中央館) ・クリックすると地図表示 【請求記号】 ・図書の「並び順」と 「分類=図書のテーマ」 ・図書には背ラベルで表示 ★指導のポイント: 図書の数は膨大。いろいろな場所に分かれて並んでいる 「配置場所」と「請求記号」の両方をメモしないと見つけられない 図書の出版情報 中央館だけでなく全学の図書室の図書も表示される。 「配置場所」と「請求記号」を両方メモしないと図書を見つけられないことを強調 ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.2 図書・雑誌をさがす 請求記号順 内容によって配置場所が異なる 図書の並び方 分類番号 → 著者記号 の順
請求記号順 分類番号 → 著者記号 の順 内容によって配置場所が異なる 学習用:3階 / 研究用:1・4階 / 参考:2階 700 800 分類番号 著者記号 巻数や書架 などの情報 配置場所 実際に書架を案内するとき、請求記号ラベルの番号と並び順を見せる。 番号が近い=テーマが近い図書であることを見てもらい、検索した1冊だけでなく周辺も見て役立ちそうな図書を探すようにする。 近くに並んでいる図書 =テーマが近い図書 ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.2 図書・雑誌をさがす 日本十進分類法 ★指導のポイント: 0:総記 1:哲学 2:歴史 3:社会科学 4:自然科学
410 数学 420 物理学 430 化学 ・・・ 460 生物科学. 一般生物学 461 理論生物学 462 生物誌 463 細胞学 464 生化学 464.1 分子生物学 464.2 蛋白質 コラーゲン 核酸:RNA, DNA 470 植物学 480 動物学 490 医学. 薬学 0:総記 1:哲学 2:歴史 3:社会科学 4:自然科学 5:技術・工学・工業 6:産業 7:芸術 8:言語 9:文学 日本十進分類法は、日本の多くの図書館で使われている図書の分類法。 桁数が多くなるほど細かい分類になり、小数点以下まで展開していることもある。 ★指導のポイント: 受講生にはこの図は見せなくてよいが、 番号が近いとテーマが近い 桁数が増えるほど細かい分類になる ことを、実際の書架で見せる ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.2 図書・雑誌をさがす 雑誌情報の見かた ★指導のポイント: 必ず確認! 【(年)巻号】
☟同じ雑誌を持っている図書室が2ヶ所あり、うち1ヶ所が中央館 ★指導のポイント: 雑誌名の下の情報は、雑誌の創刊/終刊など出版情報。この年代すべてあるとは限らない 実際にある巻号は、各配置場所の情報で確認 必ず確認! 雑誌の場合は、見たい論文が載っている巻号が重要。その号がないこともあるので、必ず「(年)巻号」で確認してから見に行く。 雑誌名の下の「1巻1號」などは出版情報なので、名大にすべてあるとは限らない。 【(年)巻号】 ・実際に図書館にある巻号 ※自分の欲しい巻号がないこともある! ・「+」 その雑誌は継続して購読中 ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.2 図書・雑誌をさがす 和:五十音 洋:アルファベット順 内容・発行年によって 配置場所が異なる 雑誌の並び方 新着学術雑誌:2階
★指導のポイント: 中央館の雑誌には請求記号がない。タイトル順に並んでいる 新着雑誌:ソフトカバー、2階または3階に展示 おおむね昨年以前の号:表紙をつけてB1に タイトル順→年代順→各号目次→論文 を実際にめくって見せる 雑誌の並び方 和:五十音 洋:アルファベット順 内容・発行年によって 配置場所が異なる 新着学術雑誌:2階 新着一般雑誌:3階 バックナンバー:地下1階 保存のため数冊をまとめて製本 と な 雑誌は和・洋別、タイトル順に並んでいる。 以下はツアーで説明 新着雑誌と製本雑誌の配置場所 製本雑誌の現物と電動書架 製本雑誌をめくって論文を見せる 同じ雑誌の中では 発行年順に並んでいる ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.3 資料を見つける、手に入れる 資料入手の流れ 名大 国内の他機関 海外の機関 探し方、申込方法などわからないことは図書館に相談
2.3 資料を見つける、手に入れる 資料入手の流れ 借りる コピーする 名大 国内の他機関 国内の大学 公共図書館 国立国会図書館 海外の機関 あり ★指導のポイント: 見つからなくてもあきらめない 本当にないか確認 他機関の図書・雑誌もオンラインで検索できる CiNii Books, NDL OPAC 他の機関にあれば取り寄せ・訪問もできる なし 取り寄せる 訪問する あり <2.3‐4:5分> OPACでヒットしないとき、名大で見つからないときもあきらめない! ・スペルミス、変換ミスがないか ・図書館で相談する ・他の図書館にあるか調べたり、取り寄せることもできる なし あり 取り寄せる 探し方、申込方法などわからないことは図書館に相談 ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.3 資料を見つける、手に入れる いま借りている図書の確認・更新 →OPACの画面上で 利用状況の確認 OPAC左メニュー → 貸出一覧
→ 貸出一覧 貸出館、返却期限日を確認 OPAC左メニュー ログイン (名大ID・Password) 借りた図書の返却を忘れないように・・・ OPACの画面上で期限の確認と更新が可能。 OPACの左メニュー「貸出・ILL情報」から名大ID・パスワードでログイン。 返却期限を過ぎて、貸出停止になったときの停止期間も確認できる 更新したい図書にチェック → ※一部更新できない図書室があります ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.3 資料を見つける、手に入れる コピーの際の注意 図書館でのルール ★指導のポイント: 著作物は著作権者に無断で複製できない
図書館での利用には例外規定があり、以下の範囲内で複写ができる(著作権法第31条1項) 図書館等の利用者の求めに応じ、その調査研究の用に供するために、公表された著作物の一部分(発行後相当期間を経過した定期刊行物に掲載された個々の著作物にあっては、その全部)の複製物を一人につき一部提供する場合 図書館でのルール ★指導のポイント: 図書や論文を書いた人を尊重するためのルール 雑誌・新聞の最新号はコピーできない→今日の新聞は不可 個人のノート、授業のレジュメ等は館内ではコピーできない 調査研究の目的 一人につき一部 全体の半分を超えない 雑誌掲載論文は次の号が出てから 申込用紙に記入する ※館内のコピー機は図書館資料のコピー専用※ 図書館内でコピーするときは著作権法の範囲で・・・具体的にはここに書いたことを守る コピー機の使い方は館内を案内するときに説明 ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.3 資料を見つける、手に入れる 訪問利用 コピーもしくは図書の取寄せ(ILL) ★指導のポイント: 学生証をもって
学生証をもって 訪問先の規則・マナーを守る 紹介状が必要な場合あり(相互利用カウンター) 事前照会が必要な場合もあり、日数に余裕をもって コピーもしくは図書の取寄せ(ILL) 所属の学部等図書室または中央館で申込 ★指導のポイント: 取寄せできることはあまり知られていない 国内の大学等からの取寄せは コピーの全額 図書現物の片道分 を図書館で負担 訪問の手続、コピーや現物の取寄せには時間がかかる。レポート締切ぎりぎりではなく、1週間以上の余裕をもって ・大学図書館のほか、一般的な図書は名古屋市立・愛知県など公共図書館にあることもある。名大に通っている学生なら利用カードを作れる。 他の大学などを訪問するときは事前の問い合わせが必要な場合もある(とくに私立大学や、貴重な資料を見たいときなど) ・他の図書館から、コピーや図書の現物を取り寄せることもできる。図書館で料金の一部を負担するので、新入生にも案内 ©2013 名古屋大学附属図書館
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2.4 困ったときは カウンターに相談 利用案内、「ガイドシート」 ガイダンス・講習会 ★指導のポイント: サービスカウンター
図書館の利用全般 施設利用申込 資料探索、入手の相談 サポートデスク 院生スタッフに相談 PCの使い方、トラブル レポート・論文執筆 所属学部・学科等の図書室 利用案内、「ガイドシート」 ガイダンス・講習会 ★指導のポイント: 館内を案内しながら、カウンターの場所と相談時間を紹介する 細かい説明は省き、「困ったときは相談できる」ことを強調 講習会やイベント情報はゲート前の掲示版などでお知らせ 図書が見つからない、調べ方がわからないなど、新入生が困ることがあったら、相談窓口や講習会があることを伝える。 ツアーの際もサービスカウンター(ゲート付近)、サポートデスク(2階北側、院生スタッフ)を紹介する。 ©2013 名古屋大学附属図書館
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3.基礎セミナー期間中の指導 資料を探す前に キーワードを考える 図書の選び方・読み方 論文・記事を探す 検索結果の見直し
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課題 概要を知る 理解を深める 問題を考察する まとめる、発表
3. 1 資料を探す前に 資料探索の基本 資料 ★指導のポイント: (よくあるパターン) Wikipediaだけでわかったつもりになる いきなりこまかいキーワードで検索 図書がヒットしない 論文が見つかるが難しすぎる 概要を知らないまま専門書を見る ↓ まず入門・概説書をすすめる 事典・ハンドブック 課題 概要を知る 理解を深める 問題を考察する まとめる、発表 概説書・入門書 専門書・研究論文 統計・データ etc. <3. セミナー期間中の指導ポイント 8分> <図書館利用説明会では説明しなくてよいが、セミナー期間を通して必要があればその都度サポートする> 資料を探すとき、学習や研究のそれぞれの段階で見るとよい資料がある。 レポートや調査の課題を与えられた場合、まずはその概要を知り、 理解を深め、問題を考察し、まとめて発表する、という順になる。 インターネットの情報だけを使う習慣がついていることもあるので、いろいろな資料を比較して調べることを紹介する。 課題について、基本的な知識を得るために事典・ハンドブックを使う。 次に概要を把握するために、入門書の類を探して読む。 それから、テーマを絞り、もう少し専門的な本や研究論文を読み、 考察の根拠を示すために、統計データ等が必要になる場合もある。 テーマが決まっているとこまかいキーワードで検索すると、図書がヒットしなかったり、専門的すぎて理解できないものを見つけてしまうことがあるので、 最初は大まかなキーワードで入門書を探し、概要をつかむことをすすめる。 レポートの書き方 プレゼンの基本 ©2013 名古屋大学附属図書館
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3.2 キーワードを考える テーマを設定するためのキーワード 関連することばを書き出す: 研究の切り口・視点・時代・対象・方法・・・
テーマを設定するためのキーワード 関連することばを書き出す: 研究の切り口・視点・時代・対象・方法・・・ 電磁波 レアメタル ★指導のポイント: どんな切り口で考えるか最初に方向を考えておく うまく調べられなければ、途中で方針を修正する 通信技術? 資源? 健康影響? 携帯電話 アジア/アメリカ/ヨーロッパ? 犯罪? セミナーのテーマが決まっている場合も、自分であるていどトピックを絞る必要がある。 テーマに関連することばを挙げて、どんな分野・切り口・視点で調べ考えるかを決めて、具体的なトピックを設定する。 概要をつかむ段階ではセミナーのテーマなど大きなキーワードでもよいが、調査を進めていくときには自分で方向を決めておくことが必要。 ケータイ文化? 詐欺 子供/若者/ お年寄り? 携帯利用 サービス? 小説 GPS ©2013 名古屋大学附属図書館
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3.2 キーワードを考える 資料を探す(検索する)ときの「キーワード」 検索に使えることばをできるだけ多く考えておく
資料を探す(検索する)ときの「キーワード」 検索に使えることばをできるだけ多く考えておく 上位概念・下位概念、同義語・関連語、異表記 ことばの組み合わせ・絞込み ★指導のポイント: OPACや論文データベースは、Googleのように同義語を自動的に検索はしない 自分でいろいろなことばを入れて試す 技術 社会心理学 電気工学 コミュニケーション 通信 携帯,ケータイ,モバイル端末 cell(uler) phone, mobile phone 考えたキーワードを、図書や論文を検索するときに使う。 あまりヒットしないとき、関連のあるものが少ないときなどは、違う言葉で検索してみる。 書き方の違いや、似た意味でもちがう言い方をする言葉など、いろいろなキーワードの組み合わせで検索する。 Googleでは、同義語や英語の語尾変化などを自動的に検索してくれるが、OPACなどは自分でキーワードを変えて検索する必要がある。 検索してヒットしない=ない ではなく、他のことばがないか?と考え直す習慣をつける 携帯電話 スマートフォン 従来型携帯電話 ガラケー iPhone Android ©2013 名古屋大学附属図書館
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3.3 図書の選び方・読み方 図書・・・「正解」「答え」ではない→自分で判断する 図書を選ぶ ★指導のポイント: 図書を読む 選ぶポイント:
3.3 図書の選び方・読み方 図書・・・「正解」「答え」ではない→自分で判断する 図書を選ぶ 選ぶポイント: タイトル、形態:教科書的、入門書 奥付:出版年、版・刷(新しい/改版) 序文:目的、対象(初学者向けか) 目次:必要な箇所は? 索引:用語の確認 参考文献、注:次に読む資料、元データ 著者:立場/他の著書 多くの図書館にある、よく使われている 図書を読む 全部読む必要はない。必要な箇所を見きわめる 自分と異なる意見も読み、比較する ★指導のポイント: 批判的に読む 最初に見た本に固執せず、いろいろ比較する 図書館で周りにある図書も見てみる 見た目が古い=「よく使われている定番」かも 見つけた本のどこがいいと思ったかをチェック ・図書を選ぶポイント 奥付:出版年、序文:対象・目的、参考文献:もっと詳しく知りたいとき 出版されているからといって正しい・中立的とは限らない。正解が書いてある「教科書」とは異なる。 自分の主張と異なる意見を読むことも大切 ・最初に見つけた本に固執して最初からじっくり読んでしまいがち。 一冊だけに頼らず、いろいろな主張を比較する ・見つけた本の ・どこがよいと思ったか・テーマに合っているか を受講生に聞いてみて、意識して図書を見分けるようにする ©2013 名古屋大学附属図書館
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3.4 論文・記事を探す データベース 必要になったら データベースリスト 日本語論文・海外論文 専門分野 新聞記事 ・・・
3.4 論文・記事を探す データベース 日本語論文・海外論文 専門分野 新聞記事 ・・・ 必要になったら データベースリスト ★指導のポイント: 必要があれば論文検索を紹介 トピックが絞られている 図書があまりヒットしないテーマ など (実際にデータベースリストやデータベースを見せてもよい) 新入生にはいきなり論文検索は必要ないかもしれないが、 ・論文を探す必要ができたとき ・テーマが専門的で図書が見つからないとき などにデータベースで論文が探せることくらいは紹介してもよい。 ©2013 名古屋大学附属図書館
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3.4 論文・記事を探す CiNii Articles(サイニィ アーティクルズ) 日本語論文を探す 本文が読める論文あり(一部学内のみ)
3.4 論文・記事を探す CiNii Articles(サイニィ アーティクルズ) 日本語論文を探す 本文が読める論文あり(一部学内のみ) 検索は自宅からでも無料 ★指導のポイント: 検索結果の見方に注意 Googleと異なり、適合度順には表示されない 本文のPDFがないものは、印刷版の雑誌を探す 最初の検索結果にこだわらず何度も検索してみる CiNiiは、NII(国立情報学研究所)が作成している、日本国内で発行された学術雑誌や紀要類などを採録している論文のデータベース。 ・画面上でPDFの本文が読めるものも多数あるので、図書館に行かなくても論文が読める ・PDFがない場合は印刷版の雑誌を図書館で探して読む ・最初にヒットしたもの、目についたものを重要と思いがち。広く探し、いろいろな論文を読んで比較することが大切 ©2013 名古屋大学附属図書館
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3.4 論文・記事を探す 新聞記事 最新のトピックを見つける 解説記事を読む データベース (学内限定) ★指導のポイント:
3.4 論文・記事を探す ★指導のポイント: 学術的なトピックの一般向け解説記事 :理論・技術の応用/社会・経済への影響 時事的なテーマに有効 同時アクセス制限:全員同時には使えない。なるべく短時間で/必ずログアウト 新聞記事 最新のトピックを見つける 解説記事を読む データベース (学内限定) 聞蔵(朝日)【同時アクセス1】 中日新聞・東京新聞 【同時アクセス1】 日経テレコン21(日経) 【同時アクセス2】 毎索(毎日)【同時アクセス1】 ヨミダス歴史館(読売)【同時アクセス1】 参考:図書館活用ガイド>ガイドシート>新聞記事・所蔵をさがす 新聞記事自体は学術論文ではないが、最近の話題がテーマになるセミナーでは有効。 理論・技術が実生活にどのように応用できるのか、どのような影響を与えるか、といった解説記事なども参考になる。 国内新聞では、朝日新聞、中日新聞、日経新聞がオンラインで検索できる。 同時アクセス数制限があるため、セミナー中に全員が同時には使えない。時間外でもなるべく短時間で検索し、必ずログアウトする。 2013年3月より、毎日新聞・読売新聞のデータベースも利用可に ©2013 名古屋大学附属図書館
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3.5 検索結果の見直し OPAC、論文検索等で… 検索結果が出ない・少ない キーワードが細かすぎる スペルミス・表記の違い
3.5 検索結果の見直し ★指導のポイント: 検索の操作だけでなく、うまく結果が出ているか見て回る 「ヒットしない=ない」ではない。あきらめずに何度も検索 OPAC、論文検索等で… 検索結果が出ない・少ない キーワードが細かすぎる スペルミス・表記の違い いろいろ入力しすぎ 検索結果が多すぎる キーワードが大まかすぎる 一般的なことばを入れた より一般的な(広義の)キー ワードで検索 OR検索 ヘルプ・入力例を確認 図書や論文を検索するときの注意点: インターネット検索に慣れているので、自分は検索が得意だと思っている新入生も多い。 1度試してヒットしないからといって「ない」とあきらず、キーワードを変えて試してみるように指導する。 変換ミス、スペルミス、カタカナ語の表記違いなども多い。 セミナーのテーマや自分のトピックそのものの言葉を入れると、細かすぎて図書はヒットしないことも。 より一般的な言葉・具体的な言葉を探すには、先ほどの「日本十新分類表」も参考になる。 より具体的な(狭義の)キー ワードで検索 キーワードを追加 限定して検索(年代等) ©2013 名古屋大学附属図書館
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講習会のご案内 TA向け 新入生向け(宣伝してください!) <ここまで計45分> ©2013名古屋大学附属図書館
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4. 図書館資料探索ツアー 新入生に実施するツアー(標準コース) 体験しながら実習ポイントを紹介 <ツアー案内:約45分>
4. 図書館資料探索ツアー 新入生に実施するツアー(標準コース) 体験しながら実習ポイントを紹介 <ツアー案内:約45分> ©2013 名古屋大学附属図書館
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