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Published byゆうりゅう むこやま Modified 約 7 年前
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平成28年度 熊本市立小・中学校夏休みプール開放事業 「危機管理研修会」 モデル研修 平成28年5月16日(月) 駐輪場8階大会議室
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学校で危機管理研修会を行う意義 ○保護者の危機管理意識の高さ ・・・・楽しいプール開放のカギ ○学校で行うことによって
・・・・楽しいプール開放のカギ ○学校で行うことによって ・・・・危機管理意識の共有化 ○他のPTA活動にも好影響 「楽しいプール開放」とは、子どもにとっては、開放があって楽しかった。保護者も開放してよかったと思えることです。 そのためには、運営リーダー、保護者監視員、専属監視員、参加児童の保護者全員が、危機管理意識を共有しあうことが大切です。
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どのようにフォロー研修を行うのか ○時間のめやす 危機管理研修・・・30分程度 (心肺蘇生法研修・・・30分) ○内容
危機管理研修・・・30分程度 (心肺蘇生法研修・・・30分) ○内容 ①各学校の実情に応じた「運営マニュアル」 の説明 ②「監視マニュアル」の説明
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研修を行う上での留意点 ○危機管理意識の向上が目的 「真剣な雰囲気」を大切に ○遅れてきた保護者への対応 ・自校でフォロー
「真剣な雰囲気」を大切に ○遅れてきた保護者への対応 ・自校でフォロー ・健康教育課主催のフォロー研修の受講 ○資料等の準備 研修内容にあった持ち帰り資料の準備を
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モデル研修スタート このマークがついている箇所は、学校の実情に応じて作成する。
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○○小学校プール開放運営委員会 危機管理研修会
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運営マニュアル プール開放の流れを事前に把握しておく まずは、14ページ 運営マニュアルについての説明例をはじめます。
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① ○○学校のプール開放の期間 (1)開放期間 平成28年○月○日~○月○日 (2)開放時間 1コマ目 午前○時~○時
① ○○学校のプール開放の期間 (1)開放期間 平成28年○月○日~○月○日 (2)開放時間 1コマ目 午前○時~○時 2コマ目 午後○時~○時
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② ○○学校のプール開放運営委員会の組織 役職名 氏名 職名 備考 顧問 ○○○○ 学校長 委員長 PTA会長 副委員長 PTA副会長 教頭
② ○○学校のプール開放運営委員会の組織 役職名 氏名 職名 備考 顧問 ○○○○ 学校長 委員長 PTA会長 副委員長 PTA副会長 教頭 会計 PTA会計担当 委員 PTA担当委員会委員長 PTA担当委員会副委員長 体育主任 養護教諭 PTA○学年委員長
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③ 専属監視員 ④ 保護者監視員 ○1人でも欠けた場合開放を中止する ○都合により業務につけない場合は、運営委員長
③ 専属監視員 氏名 所属 連絡先 ○○○○ ○○警備会社 ○○○ー○○○○ ④ 保護者監視員 ○1人でも欠けた場合開放を中止する ○都合により業務につけない場合は、運営委員長 及び保護者運営リーダーに連絡し、代理を当て ることができる 保護者監視員の資格は、当該年度にこの危機管理研修を受講し、当該年度もしくは前年度に心肺蘇生法講習会を受講された方となります。
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監視体制 ○保護者運営リーダー 1人 ○保護者監視員 4人以上 ○専属監視員 2人以上 遊泳制限 ○1コマ遊泳者数 80人以内
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⑤ 安全対策 (1)バディ体制(2人組) 入水前、休憩時、遊泳終了後の3回バディ確認 (2)遊泳制限 ①水深
⑤ 安全対策 (1)バディ体制(2人組) 入水前、休憩時、遊泳終了後の3回バディ確認 (2)遊泳制限 ①水深 大プールを90cm以下にして使用 ②人数 80人以内 に振り分け (例)町内や地区ごとに
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【入水前】 ⑥ 保護者監視員の業務内容 ○トイレ、更衣室等の清掃 ○係の名札を着用 ○開放前の「運営・監視ミーティング」を行う
⑥ 保護者監視員の業務内容 【入水前】 ○トイレ、更衣室等の清掃 ○係の名札を着用 ○開放前の「運営・監視ミーティング」を行う ○児童のプールカードで人数と健康チェック ○児童の集合整列の補助(バディ体制)
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⑦ 運営・監視ミーティング ○1コマごとに必ず ○「保護者運営リーダー」が中心となって、 「保護者監視員」と「専属監視員」の3者で
⑦ 運営・監視ミーティング ○1コマごとに必ず ○「保護者運営リーダー」が中心となって、 「保護者監視員」と「専属監視員」の3者で ○開放前(児童入場前) と開放後(児童退場後)の2回
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【開放前のミーティングの方法】 ○当番の「人数」と「名前」の確認 ○当番の「係担当」と「監視場所」の確認
※AEDの場所の確認、携帯電話の手渡し ○遊泳制限やルール等の確認 ○前回の開放での引き継ぎ事項の確認 ●開放を中止した場合 ここで見落とされがちなことは、開放を中止した場合どうするかということです。 ・開放前に決定した場合 これも2パターンあって、プールに子どもがまだ来ていない時間帯での段階と子どもが集まりつつある時間帯での段階において、どのように連絡周知を図るのか、子どもをどのようにして帰宅させるのか検討が必要です。特に、雷や地震、突風等下校させるのも危険だと考えられる場合、保護者にどのように子どもを引き渡すのか予めマニュアルを決めておき、毎時確認してください。 また、遊泳中に天候の急変が起こった もしくは起こる兆候である 時にどうするか。ということも事前にしっかりと打ち合わせをしていれば、冷静に的確に対応ができます。
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【開放後のミーティングの方法】 ○本日の監視・運営及び児童等に関する振り 返りをする。 ○振り返りを「プール日誌」に記録し、次の
返りをする。 ○振り返りを「プール日誌」に記録し、次の プール開放の引継ぎ事項とする。 PDCAサイクルのC(チェック)A(アクション)の部分がここにあたります。暑い中、無事に終わってほっとする時間帯ですが、これをご覧ください。
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ハインリッヒの法則 「1:29:300」 死亡を含む重大災害が1件発生する場合、
ハインリッヒの法則 「1:29:300」 死亡を含む重大災害が1件発生する場合、 その陰には29件の軽症の災害が起きており、更に300件の潜在的な事故、いわゆる ヒヤリ・ハット(ニアミス) 事故が発生していると考え られる。 1・・・重傷者 29・・軽傷者 重大災害が起こらなかった場合にも、その裏には莫大なニアミス事故が発生しているのです。そのニアミス事件を見落とさないことが、重大災害を防ぐ大事な要素となってきますので、開放後のミーティングを形式的に終わらせないようにしてください。 300・・無傷災害 これでもまだ氷山の一角
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24ページにプール開放の手順及び業務(例)を載せております。印刷により見にくい箇所は、「保護者運営リーダー」です。
運営リーダー、保護者監視員の皆さんが携わる部分は、この赤で囲んだ範囲の業務です。
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監視マニュアル 事故を未然に防ぐ安全管理と意識 事故が発生した時の対応 続いて、14ページの監視マニュアルについての説明例に移ります。
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プール監視の心得 ○安全のための監視と指導 ○事故発生時の救助活動 危機管理に対する自覚 を持って監視につく (監視マニュアルの熟読)
○安全のための監視と指導 ○事故発生時の救助活動 危機管理に対する自覚 を持って監視につく (監視マニュアルの熟読) 監視は、大きく分けて3つの場面での役割があります。 未然に防ぐ 発生時の対応 事後のケア です。
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①監視者の事前準備 ○監視の前日には、睡眠をしっかりとる ○いつでも、プールに入れる服装 ○自分でこまめに水分補給を 体調管理をしておく
心得として、監視をするための体調管理からはじめていきます。 体調管理をしておく
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②監視位置 異常を発見した監視員は、躊躇なく別の監視員に声をかけるとともに、救助に向かって下さい。
左側の図をご覧ください。4人の保護者監視員で死角を作らない監視場所と監視担当です。 椅子に座って監視された場合、このような死角が生まれてしまいます。これでは監視とは言えませんね。 よくあるケースですが、親としてわが子の呼びかけや楽しそうな姿に反応しがちですが、一人の監視が崩れるとチームとしての監視が成立しなくなることを十分に強調なさってください。 異常を発見した監視員は、躊躇なく別の監視員に声をかけるとともに、救助に向かって下さい。
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監視台 小プール 大プール は専属監視員 は保護者監視員 は保護者運営リーダー 専属監視員は時計回りに巡回する
大プールと小プールが併設されている場合には、このようなポジションを提案します。 専属監視員は時計回りに巡回する
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③監視の要点 ① 人 ② 周囲 ③ 場所 ④ 時間 監視をする上で重要なことは、プールにおける高い危険性について理解しておくこと。
監視をする上で重要なことは、プールにおける高い危険性について理解しておくこと。 具体的には、子ども(人)に対する監視と周囲の状況の変化(場所)に関する監視の2つに分けられる。 監視するのは、子どもはもちろんのこと 周囲 場所 時間 にも視点を当てて理解を図るようにしてください。 ① 人 ② 周囲 ③ 場所 ④ 時間
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④監視前に確認すること ① 監視のときに気を付けたい子ども 1.動きの少ない子 2.不規則な水音や大声を出している子 3.水に潜っている子
4.ふざけ合っている子 5.1人で遊泳している子 6.小学校低学年児童 (帽子の色等で識別できると確認しやすい) まず、 ①の「人」 について 赤字だけ残して、「どんな子?」を挙げてもらうのもよいでしょう。
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④監視前に確認すること ② 周囲の監視で気を付けること 1. プール内・プールサイドの危険箇所 2. 天候の変化・気温の変化など
3. 危険な自然現象 4. 汚物や危険物の発見 5. 施設・設備の不備・破損箇所 次に、周囲 場所 時間 とは、これらのことが考えられます。 ・怪我をしやすい箇所 滑りやすい箇所はないか常に目を配らなければなりません。 ・先程述べましたが、今度は、遊泳中に積乱雲など急激な天候の変化、地震や突風に対処できるように予め対策を考えておかなければなりません。 または、体調不良により吐瀉物や大便が見つかった場合に、遊泳中の子どもをどのようにするのか、どのように処置をするのか、 あー、こういうこともあるんだな。と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。ハインリッヒの法則を持ち出すならば、自分が当番だったときにたまたま出くわさなかっただけなのかもしれません。もし、その場面に遭遇していたとしたら、どう対処していたでしょうか。
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危機管理のとらえ方とは 危機管理を絶えず継続して見直す 想定外(まさか)は決して許されない 「想定力」を高めて
「想定力」を高めて 危機管理を絶えず継続して見直す 危機管理の「さ・し・す・せ・そ」 すなわち、危機管理とは、こういうことなのです。 さ:最悪を想定し し:慎重に す:素早く せ:誠意を持って そ:組織で
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⑤監視の仕方のポイント ○水中に(顔をつけている)子に注視 顔を(上げたこと)を確認 ○水上だけでなく水中にも(目配り)
顔を(上げたこと)を確認 ○水上だけでなく水中にも(目配り) ○児童の(顔色・表情)の確認 ○一点だけに集中せず、(広い範囲)を監視 ○周りの(音・声)にも気を配る これまでのおさらいとして、青字の部分を考えて出し合ってみるというのも、監視のポイントの理解を図り、チームとしての監視を促すための工夫のひとつだと思います。
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⑥監視のパターン例「スキャニング」 1.スキャンする監視区域すべてをカバーする スキャンパターンを決めること
スキャンパターンを決めること 2. スキャンをする際にはプールの水面だけで なく水底や水中も行うこと 3.常に顔や目を動かすこと
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⑦監視のときの視線(スキャニング) スキャニング。これは、プール槽の中だけではないということがお分かりかと思います。プールサイドも含めて空まで見なければなりません。運営リーダーは、災害情報がいつでも入るようにしておかなければなりません。
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【禁止事項】 ⑧児童への指導 ○飛び込み ○プールサイドを走る ○悪ふざけ(突き飛ばし、溺れるまね) ○その他、学校で禁止しているきまり
ここは、各学校の体育主任の先生に相談されるのもよいでしょう。 学校で徹底されているきまりを引き継ぐことは、参加している子どもにとって安心できる要因になります。 このような行為は、自分だけでなく他の人に迷惑をかけるだけでなく、危険を与えてしまうのです。 学校では、そのことを学年に応じてどのように効果的に指導されているか参考になると思います。 こういう意味から、運営マニュアル、監視マニュアルは学校と一緒に作成されることをお勧めします。
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【指導の仕方】 ※何度も禁止行為を繰り返す児童は、退場させる(厳しい態度で) ○大きな声で注意(プールは広い)
○近くに来させて、同じ目線で、分かり やすく説明して注意 ※何度も禁止行為を繰り返す児童は、退場させる(厳しい態度で)
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【監視員の役割】 ⑨緊急時の対応 自分の役割はもちろん、他の係の役割も十分理解しておく 要救護児童の救護に全力を尽くす
チームとして監視するためには、連携が必要ですし、お互いの役割分担を理解しておくことに越したことはありません。
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【保護者運営リーダー】 ○プール開放中止の判断 ○保護者監視員への指示 ○救急の場合・・学校職員との連携
運営リーダーに課せられた判断力・責任はかなり大きなものになってきますが、これまで述べてきたような観点から、マニュアルを作成し、効果的な研修が行われれば、リーダーの負担をみんなで分かち合うことができます。
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【119番通報係】 ○「119番」をかける ○あわてず、指示されたとおり 正確に伝える 「救急です。」 「○○小学校のプールです。」
正確に伝える 「救急です。」 「○○小学校のプールです。」 「・・・・・・」 ここからは、この後の消防局からの講習でわかりやすく説明があります。
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【AED操作係】 ○AED設置場所の確認 ○AEDを持ってくる ○体を拭き、AEDの電源を入れる ○音声ガイドに沿ってパッドを装着
※あわてず、確実に 救急車到着まではずさない
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【児童誘導係】 ○要救護者から離れた広い場所に整列 ○更衣をさせる ○プールカードで再確認 ※学校の先生と連携 子どもの心を落ち着かせ安全
子どもの心を落ち着かせ安全 に帰宅させる
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【学校通報・救急車誘導係】 ○事前に経路の確認 ○職員室に行き、応援を要請 ○救急車通用口の確保 ○救急車を案内する
※他の車や人を入れさせない
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【学校の役割】 ○要救護児童の保護者への連絡 ○救護処置 ○関係機関等に緊急連絡・報告 ○児童の管理(下校指導) ○救急車誘導 など
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ここは、28ページを抜粋しました。
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【遊泳中】 ○プールの四隅を基本とする監視位置から 集中して監視する ○場合によっては直接指導 ○緊急時には対応を
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【終了時】 ○児童をバディで整列させる ○プールカードの数と児童数のチェック ○児童の健康状態を確認 ○子どもたちを帰した後、開放後の
「運営・監視ミーティング」を行う。
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最後に 監視員の皆様の高い危機意識と適切で迅速な行動が必要です。
安全・安心で子どもたちにとって楽しい思い出になる「○○小学校プール開放」になるようよろしくお願いします。
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