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信用貨幣の創造と銀行 中央銀行の発展 金本位制の変質

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1 信用貨幣の創造と銀行 中央銀行の発展 金本位制の変質
銀行の発展と金本位制の変質 信用貨幣の創造と銀行 中央銀行の発展 金本位制の変質

2 商品貨幣から信用貨幣へ 銀行券の発生 銀行業(banking)の発生 金貨の預け先としての金匠(Goldsmith)
金匠手形(Goldsmiths’ note) 銀行業(banking)の発生 金匠銀行家(Goldsmith banker)から銀行へ 金匠手形から銀行券(bank note)へ

3 銀行券の発生 金  匠 商人B 商人A 金匠手形 金匠手形 金貨 金貨 金貨

4 金匠手形による支払い 金  匠 商人B 商人A 金匠手形

5 金匠手形から銀行券へ 銀  行 商人B 商人A 銀行券 銀行券 金貨 金貨 金貨

6 銀行券による支払い 銀  行 商人B 商人A 銀行券

7 銀行券入手のための振り込み 銀  行 商人B 商人A 銀行券 金貨 銀行券

8 貸し出しと部分準備制度 クローク・ルーム・システムからの逸脱 貸し出しの発生 貨幣の増大 金 100 銀行券100 金 10 貸付 90
金 100 銀行券100 金  10 貸付 90 銀行券100

9 信用創造 信用創造の2つの意味 信用創造の成立要件 事前的な貯蓄なしの貸付の発生 信用貨幣の創造 銀行の債務が信用貨幣へ 貸付の発生
金融システムと決済システムの一体性

10 銀行預金の振り替え 商人Bの預金口座へ 振り込み 商人Aの預金口座から 引き落とし 銀 行 商人B 商人A 小切手 小切手 小切手

11 銀行券と銀行預金 共通点と相違点 信用貨幣としての共通点 支払い方法の相違 準備 10 貸付 90 銀行券100 準備 10 貸付 90
準備 10 貸付 90 銀行券100 準備 10 貸付 90 預金100

12 サウンド・バンキング 銀行の経営の健全性 安全性と収益性のトレード・オフ 取り付け騒ぎ、金融恐慌の発生 決済システムの健全性確保
規制強化と規制緩和の終わりなき循環 取り付け騒ぎ、金融恐慌の発生 決済システムの安全性確保

13 銀行制度の整備への道のり 経営の不健全な銀行の存在 信頼の出来る銀行の必要性 イングランド銀行の設立 取り付け騒ぎの頻発
法定金利を超える高利の要求 信頼の出来る銀行の必要性 財産の安全な預託先 低利での資金調達の場 イングランド銀行の設立 1694年、ウイリアム3世により設立認可

14 地金論争 銀行券の兌換停止と銀行制限法 金の値上がり フランス革命(1789)から対仏大同盟へ フランス軍上陸の噂と取り付け騒ぎ(1797)
イングランド銀行券の兌換停止(2月27日) 銀行制限法(Bank Restriction Act、5月3日) 金の値上がり 1オンスの金、£4 12s.10.5d. リカードゥ『地金の高い価格』1810年。

15 地金報告 地金委員会任命(1810年2月19日) 地金論争 『地金報告』(1810) 地金主義者 反地金主義者 貨幣数量説の政策への適用
金の高い価格は銀行券の過剰発行による 解決策として兌換再開が必要 反地金主義者 『地金報告』(1810) 貨幣数量説の政策への適用

16 通貨論争 通貨主義の台頭 通貨学派の主張 兌換再開(1821.5.1) 金融恐慌(1825、36~39) 発券銀行特別委員会(1840)
銀行券の発行量の保有金量による規制 銀行券の発行の一元化 オーバーストーン、トレンズなど

17 銀行主義の反論 銀行券管理の必要性の否定 真正手形学説(real bills doctrine) 商業銀行主義 商人の判断は常に正しいか
貨幣は必要があるから出て、必要がなくなれば回収される。 商業銀行主義 真正手形の割引にのみ専念する。 商人の判断は常に正しいか バブルの発生の可能性

18 銀行の手形割引と銀行券 企 業 商 人 家 計 銀 行 生産要素 銀行券 商品 手形

19 通貨論争の争点 貨幣量をコントロールする必要はあるか 銀行券はコントロール出来るか 銀行券をコントロールすれば貨幣量のコントロールになるか
貨幣量のコントロールは出来るか 通貨学派 ある できる なる 銀行学派 ない できるが恐慌の起こる可能性がある ならない できない

20 中央銀行の確立 ピール条例の成立(1844) 通貨学派の一時的な勝利 バジョット『ロンバート街』1873年 イングランド銀行への発券の集中
発券部と銀行部への分離 通貨学派の一時的な勝利 恐慌の続発(1847, 57, 66) バジョット『ロンバート街』1873年 中央銀行の最後の貸し手機能 金融恐慌の終焉

21 戦間期の金本位制 第1次世界大戦(1914~18) イギリスの戦後の金本位制復帰 金本位制のゲームのルール 戦時における金本位制離脱
『カンリフ委員会報告』(1918、1919) 金本位制の自動調整作用の評価 金融政策の役割の分析 金本位制復帰(1925) 金本位制のゲームのルール

22 ケインズの金本位制批判 ケインズ『貨幣改革論』1923年 平価切り下げかデフレーションか 為替の安定か、物価の安定か
公定価格(£1=$4.866)と市場価格(£1=$3.20)の乖離  為替の安定か、物価の安定か アメリカの金融政策への従属 金本位制復帰か金本位制放棄か 金は野蛮の遺物

23 為替の安定と物価の安定 貨 幣 為替レート 物価  金  商 品 (アメリカの金融政策)

24 金本位制への復帰をめざして ジェノア会議(1922) さまざまな金本位制への復帰 金不足のための対策 1919 アメリカ 金本位制
金為替本位制 国際清算制 さまざまな金本位制への復帰 1919 アメリカ 金本位制 1924 ドイツ 金為替本位制 1925 イギリス 金地金本位制 1928 フランス 金地金本位制 1930 日本 金本位制

25 さまざまな金本位制 金貨本位制 金流通本位制(純粋・混合) 金貨の流通しないもの 金地金本位制 金為替本位制 金核本位制

26 アメリカの金融政策 金の不胎化政策(1920年代前半) イギリスの誤算 国内インフレへの懸念 金本位制の国際均衡優先に対する批判
旧平価解禁によるデフレの深刻化

27 日本の金本位制復帰 新平価解禁か旧平価解禁か 旧平価解禁とデフレ 新平価解禁のためには法律改定が必要 旧平価解禁の場合、制令のみで可能
軍事費抑制のための手段 旧平価解禁とデフレ 金本位制復帰(1930) 大恐慌のさなかの金本位制復帰 不況の深刻化

28 大恐慌から大不況へ 暗黒の木曜日(1929年10月24日) 金融恐慌と大不況 ドルの切り下げと為替安定資金の設立 株価の大暴落から不況へ
銀行休業日(1936年3月6日) 禁輸出禁止令公布(4月19日)金本位制停止 銀行再開(20日) ドルの切り下げと為替安定資金の設立 40.94%の切り下げ、金1オンス35ドルに

29 管理通貨制度 金本位制のゲームのルール無視 イギリスの方針転換 金融政策は時刻の国内均衡のために 為替レート維持の必要性
為替安定基金の創設 イギリスの方針転換 『マクミラン報告』1931年。 管理通貨制度の提唱

30 通貨ブロック ロンドン国際通貨会議(1933年) イギリスのポンドブロック アメリカのドルブロック フランスの金ブロック
合意の不成立とブロック化 イギリスのポンドブロック ロンドンでの資金決済システム アメリカのドルブロック フランスの金ブロック 金本位制維持をめざす欧州各国

31 為替安定のための国際協調 三国通貨協定(1936) 第2次世界大戦の勃発 アメリカ、イギリス、フランスの3国
相互の安定資金の金への交換の保証 24時間の予告を持って解除可能 24時間金本位制 第2次世界大戦の勃発 協定の自然消滅


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